「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/03/29
- 出版社: ムービック
- サイズ:19cm/240p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-89601-826-4
紙の本
二人の弟 (LUNA NOVELS)
著者 水原 とほる (著)
裕福な白石家の養子・圭には引き取られた後に生まれた二人の弟がいる。寡黙な上の弟・直人と物怖じしない下の弟・明人。母に疎まれ家を出てからも圭にとって二人は誰より大事な存在だ...
二人の弟 (LUNA NOVELS)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
裕福な白石家の養子・圭には引き取られた後に生まれた二人の弟がいる。寡黙な上の弟・直人と物怖じしない下の弟・明人。母に疎まれ家を出てからも圭にとって二人は誰より大事な存在だった。だが、恋人と別れた夜、突然訪ねてきた明人は「カレシと別れて寂しいでしょ?慰めてやるよ」と抵抗する圭を強引に抱いた。悩んだ圭は直人に相談するが、直人もまた圭を—。兄でありながら弟たちの執着に囚われ、淫らに溺れていく。禁忌の罪に怯える圭は、やがて大きな決意をするのだが…。【「BOOK」データベースの商品解説】
裕福な白石家の養子・圭は、実子である2人の弟、直人と明人に家督を譲るため家を出た。だがそれは圭に対する弟たちの執着を煽り。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
背徳の沼に引きずりこまれたのは本当は誰なのか
2021/09/29 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さん読み漁りも何巡目かとなり
弾いていた作品も手にとるようになっています。
これは兄弟ものは好きなのですが、
3人は・・・ちょっとと思っていた作品なのです。
読んでみたら、まったく違和感なく読めたのは
この直人と明人がなんとなく二人で一人みたいな雰囲気を
醸し出していたから???
ともかく、兄と二人の弟の背徳なお話
BLというよりも耽美小説と言った方が良い感じがします。
作品がどろどろな感じというよりは
背徳の沼に引きずりこまれたのは本当は誰なのかみたいな話です。
養子の兄である圭に執着する弟たちの話なのですが
実は本当は圭が無意識に弟たちを絡めとっていっている感が
どんどん増していって、最後の「兄のこと」でさらに確定って感じです。
たとえ無意識だとしても。
それはなんだか実は圭の無意識の復讐でもあるのではと思うと怖い。
(圭自身は意識してないとは思うけど)
この圭って人物が最初掴みづらい。
皆のことを考えているように見えて、なんとなくあやふや。
禁忌や背徳をいけないと思いつつも
口に出しつつも絶対的拒絶はしない。
茂樹があんな風になってしまったのも、
「別れる」と言いつつ優しい(あやふや)な態度を取ったからだと思うし。
(まあ、二人が煽ったところもありますが)
優しい残酷さみたいな態度を無意識というか
無意識の魔性というか。
まあ、そもそもの諸悪の根源というか
原因は絶対に白石父だと思います。
妻の精神的不調もこの夫が根本原因だと思うし
自分の責任はあやふやにしたまま
圭を二人の息子の件について頼ったりして
もう酷すぎる男だなぁって。
圭は自分のせいで妻と二人の子供の間にはさまって
辛いめにあっていたと同情していたけど、
それは自業自得で父が本当はきちんと解決しないといけないことかと思うので
圭がそこまで卑屈になる気持ちがわからない。
なので、この先この息子たちがどうなってしまっても
あんたは何も言えないんだよーって思ってしまったです。
いや、この三人が今後どうなるかは・・・わからないのですけど。
直人が色々画策したのですけど、
やっぱり圭がそれを巻き取って
ずぶずぶの禁忌の泥沼に自分ごと沈めた感がしてなりません。
恐々読み始めたのですが、
私も泥沼に引きずり込まれてって感じの読み終わりです。
☆3.5
紙の本
執着攻・兄弟&3P
2017/07/31 19:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の攻視点で語られるオチや元彼との殺傷沙汰等はドロドロ執着好きとして面白かったです。
本編自体は兄弟の執着愛というより、家庭問題に翻弄された兄弟の和解という印象でした。
唐突な凌辱ながらも後は肩透かしで、子供時代の描写も説明のみで省かれてるため弟達の内面や受に執着する理由にピンと来ず、執着攻の醍醐味や兄弟&3Pの背徳感をあまり感じませんでした。