アスペルガーですが、ご理解とご協力をお願いいたします。(大和出版)
著者 アズ直子
メディアや教育現場等、各方面で反響となっている『アスペルガーですが、妻で母で社長です。』の第二弾。「行動が理解できない」「つきあいづらい」「言っている意味がわからない」等...
アスペルガーですが、ご理解とご協力をお願いいたします。(大和出版)
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商品説明
メディアや教育現場等、各方面で反響となっている『アスペルガーですが、妻で母で社長です。』の第二弾。「行動が理解できない」「つきあいづらい」「言っている意味がわからない」等、アスペルガーである著者とかかわる人々は、日々氏に翻弄され混乱する毎日。そんな、ある日、「どうしたら氏とうまくつきあうことができるのか」、その鍵となるものがとうとう見つかった。それが、「今までの常識にあてはめない」ということ。そこで、本書では、「効果的な合いの手作戦」「思わず動いてしまう誘導作戦」「嘘は厳禁」「丸投げは危険」など、アスペルガー当事者と関わる人々が見出した、アスペルガー当事者と、うまくつきあえるようになれる知恵と工夫を全公開。この一冊で誤解やトラブルが減る! アスペルガーと歩み寄れる!
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身近にいると、「ご理解とご協力を」が苦しいことも
2018/12/09 17:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さらさばく - この投稿者のレビュー一覧を見る
アスペルガー当事者のことが知りたくて読みました。
本当はそれぞれに個性をもった人の集まりが「社会」なのですが、発達障害という視点から眺めると、段違いに個性的な“でこぼこ発達”の人びとと、その他大勢の定型発達の人びとという構図は避けられず、アスペルガーという特性そのものとは別に、マイノリティであるために当事者が抱えやすい問題もみえてきます。
多数派が設計したシステムでは合わないため、アスペルガー当事者が周りに配慮してもらわなければならないことがたくさんあるのも理解できます。
ただ、だから「ご理解とご協力を」と言われてしまうと、アスペルガーとかかわる場合、ひたすら一方的に配慮し、忍耐しなければならないということ?と負担に感じる人もいるだろうと思います。
特に職場や学校は、選んでつき合う人間関係ばかりでもなく、うまくやっていくことが組織体の存在目的でもないからです。
わたし自身は、身内にも、職場にも発達障害的要素のある人がいて、支えるために発達障害について勉強せざるを得なくなりました。
いずれも未診断の成人で、当人は周りとうまくいかない自覚はありますが、おそらく発達障害とは考えていないため、外部の支援を得るのが難しい状況です。
他人の状況を想像するのに制約があるのがアスペルガーの特性のひとつではありますが、当事者の側も、できるだけ早いうちに「その他大勢」で構成されている社会がどういうルールで動いているか、定型発達の人びとはどういう考え方・感じ方をするのか、知ることができる「場」があると、双方の溝はもっと埋まりやすくなるだろうと思います。
取扱説明書
2019/06/26 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
周囲には取扱説明書まで出して「配慮してくれ」というのに、肝心の自分は「え、だって私配慮できない病気なんだもん」と言う。きついですよねえ……