快楽としての読書 日本篇
著者 丸谷才一
丸谷書評は、読むに価する本の魅力を、普通の読者に向けてすっきりと語る。そして読者を本屋さんまで走らせる。読書共同体のための本の評判記にして書物の買物案内―そんな見本が12...
快楽としての読書 日本篇
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商品説明
丸谷書評は、読むに価する本の魅力を、普通の読者に向けてすっきりと語る。そして読者を本屋さんまで走らせる。読書共同体のための本の評判記にして書物の買物案内―そんな見本が123本。石川淳、大岡昇平から池澤夏樹、村上春樹まで、王朝和歌から谷川俊太郎まで、広辞苑、日本国語大辞典から絵本まで。ジャンルを超えた最高必読の本を推薦する文庫オリジナル第1弾。
目次
- I 書評のある人生/書評と「週刊朝日」/扇谷正造と齋藤明が作つたもの/書評の条件/II 書評122選/危険な日記 朝日重章/塚本学(編注)『摘録 鸚鵡籠中記』/話術と散文 池内紀『諷刺の文学』/自然と人間の研究 池澤夏樹『母なる自然のおっぱい』/姉いもとは巫女 池澤夏樹『花を運ぶ妹』/鬼平がぶらりとはいる料理屋の主人たち 池波正太郎『散歩のとき何か食べたくなって』/漱石を入社させた男 池辺一郎、富永健一『池辺三山』/詩文繁昌記 石川淳『文林通言』/遊民であること 石川淳『江戸文學掌記』/暗号解読者としての批評家 磯田光一『永井荷風』/花鳥諷詠 稲畑汀子(編)『ホトトギス新歳時記』『大きな活字のホトトギス新歳時記』/黒板のない教室 井上ひさし『私家版日本語文法』/戦後日本最高の喜劇 井上ひさし『父と暮せば』/前近代の小説 井原西鶴/吉行淳之介(訳)『好色一代男』/社長と盲腸と符丁 岩波書店辞典編集部(編)『逆引き広辞苑』/北朝の天皇歌人 岩佐美代子『光厳院御集全釈』/この運命の組合せ 宇野千代『或る一人の女の話』/複雑な時間をあつかつた恋愛小説 大岡昇平『愛について』/デンマークの王子 大岡昇平『ハムレット日記』/雲に翔ぶ鳥 大岡信『草府にて』/天神さんがなぜ学問の神様になつたか 大岡信『詩人・菅原道真』/野守は見ずや 大岡信『私の万葉集』/日本語を見わたす 大野晋、佐竹昭広、前田金五郎(編)『岩波古語辞典』/原日本語とタミル語とそして…… 大野晋『日本語の起源 新版』/あの特殊な職業のすべて 大野正男『弁護士から裁判官へ』/愁ひつつ岡にのぼれば 尾形仂ほか(編)『蕪村全集』/個性を超えたもの 岡本かの子『生々流転』/謎ときをする学者 笠谷和比古『関ヶ原合戦』/談笑と雑学と思考の教師 鹿島茂『セーラー服とエッフェル塔』/金?風から扇まで 狩野博幸、奥平俊六、安村敏信(編)『琳派美術館』/龍と藝者 金関丈夫『長屋大学』/往古が現今と出会ふところを求めて 川村二郎『河内幻視行』/逸民そして市民 菅野昭正『永井荷風巡歴』/妹のためのおむすびにはじまる 斉須政雄『メニューは僕の誇りです』/花形記者の条件 斎藤信也遺稿追悼集編集委員会(編)『新聞記者 斎藤信也』/硯友社の末裔 里見とん/武藤康史(編)『秋日和 彼岸花』/恋をした猫は一回だけ死んだ 佐野洋子『100万回生きたねこ』/ほか
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ほんと、読書の道は果てしない
2021/11/19 22:45
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
丸谷先生が書いた書評というだけで、読書欲がそそります。これまで、たくさんの本を読んだ気でいたけれど、こうして、この本を読んでいると、まだまだ、面白そうな本を読み逃していることに気が付く。ほんと、読書の道は果てしない