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紙の本
サムライブラッド 1 天守無双 (HJ文庫)
著者 松 時ノ介 (著)
【HJ文庫大賞金賞(第6回)】信長が陰陽道の力で天下統一して300年余。浅井道場の一人娘・花鳥は、御前試験に向けた夫候補探しに奔走していた。奇髪異相の容姿のため夫探しが難...
サムライブラッド 1 天守無双 (HJ文庫)
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商品説明
【HJ文庫大賞金賞(第6回)】信長が陰陽道の力で天下統一して300年余。浅井道場の一人娘・花鳥は、御前試験に向けた夫候補探しに奔走していた。奇髪異相の容姿のため夫探しが難航する中、花鳥は盲目の少年・竜に出会い、その秘めた能力に驚嘆するが…。【「TRC MARC」の商品解説】
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表紙買い。
2015/12/28 09:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AKF-ZERO - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙買い。前半は主人公が花鳥なのか、それとも信雪なのかと思いながら読み進めて行くと実は竜でしたという、なんとも分かりずらい内容。舞台設定はいい感じなのだが、それを生かしきれてないところが残念だ。もう少しキャラの配置や構成の仕方を変えていれば、もっと面白くなったと思うのだが・・・。とりあえず様子見という事で次巻も読んでみよう。
紙の本
異人少女の婿取り
2015/09/24 11:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
織田信長が天守幕府を開いて三百年。皇神を王とし織田家が政軍を担う体制は、幕府に仕える「資」と、手に職を持つ「任」、それら資格のない「民」、そして身体欠損を持つ「待人」という身分制度により維持されていた。
政軍家指南役である浅井道場は、その祖に浅井長政を持ち、政の一線からは退きながらも、幕府を支える人材を輩出する道場として、細々と生きながらえていた。しかし、その当主である浅井元ノ介が急死し、一人娘である浅井花鳥は、女子の最上級である三級武資ではあるものの、道場を継ぐ二級武資には及ばず、跡継ぎになることは出来ない。
そこで、二級以上の武資を婿にとり、浅井道場を継いでもらおうとするのだが、肝心の婿が見つからない。何故なら彼女は、当時には珍しい異人の母を持つ女性であり、銀髪の美少女だったのだ。ゆえに、現代的な感覚とは異なり、通常の男は彼女を娶ることに尻込みしてしまう。
だが、次期政軍候補である織田信雪には、織田家として浅井家を絶えさせられない理由があった。ゆえに、妻とした花鳥の親友の前田利理や羽柴小鈴を使わし、彼女の婿捜しに協力することになる。
それでも花鳥の婿となる男は見つからない。そんなとき、待人の一座で芸を披露する盲目の美少年、竜の技を目にしてしまう。彼は何の基礎も無く、武資の氣による攻撃をいなし、有り余るほどの陰陽術の才能の片鱗を見せつけていたのだ。
最後の大博打として、竜を一ヶ月半で鍛え上げ、一級武資の山辺旺正、田柿一郎、柴田憲和との対戦による資格試験に挑み、彼を一級武資に仕立て上げ、婿として迎え入れることを試みる。
織田信長が幕府を開くIFの歴史物かと思わせつつ、陰陽術に基づく資格制度を基礎として、織田幕府の命運と、浅井道場の存亡、そしてハーフ少女の婿取りの行方を描く作品。ビジュアル的には美少年と美少女なのだが、少年が盲目だったり、少女が異人として忌避されていたり、障害が多いところが挑戦的とも言える。
まだまだ伸びしろがありそうな設定なので、今後の展開に期待したい。第6回HJ文庫大賞金賞受賞作品だ。