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なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)
著者 工藤 美代子 (著)
部屋の片隅に感じる人の気配、背後をスーッと横切っていく亡くなったはずのあの人。ノンフィクション作家の身の回りで起こる、不思議で、ひんやり、じんわり怖い話の数々。巻末に、作...
なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)
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商品説明
部屋の片隅に感じる人の気配、背後をスーッと横切っていく亡くなったはずのあの人。ノンフィクション作家の身の回りで起こる、不思議で、ひんやり、じんわり怖い話の数々。巻末に、作家・岩井志麻子との対談を収録。〔「日々是怪談」(2001年刊)の改題,加筆訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
中国娘の掛け軸 | 7−17 | |
---|---|---|
カーキ色の涙 | 18−27 | |
「ママ」と呼ぶ声が | 28−37 |
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紙の本
三島の首
2016/04/15 20:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「私は超能力とか霊視といったものを全く信じていない。(中略)お化けとか幽霊とか呼ばれる存在には常々懐疑的だった」と言う工藤氏が語る怪談実話です。
1話10ページ程度で24話。怖い話からしみじみする話まで多様な構成で、オチはなく淡々とした語り口が、話のリアル感を引き出しています。それにしても幽霊話のほか、心霊写真・ドッペルゲンガー・UFO・予知夢・呪詛・呪いの人形・呪われた土地・虫の知らせ等々、工藤氏の引き出しの多さには驚きました。中でも「三島の首(三島死後の川端康成夫妻の逸話)」は興味深かったです。
ところで、私の亡父はお化けに全く興味のない人でした。ところが母の死の直後から、妙なことが実家に起きたようです。父が就寝中の深夜に、台所からペタペタと足音がして、寝室と台所を仕切っている襖の手前でピタッと止まる。襖の向こうに確かに人の気配がするので、意を決して襖を開けても誰もいないということが頻繁に起きるとの話でした。東日本大震災の被災者の方にも同じような現象が起きているとの記事を読んだことがあります。心理学的に説明できることかもしれませんが、私は、一人暮らしの父を心配して、亡母が来てくれたのだと思っています。
紙の本
ノンフィクション作家の工藤美代子による身近に起こった不思議で怖いエピソード24話が収録された一冊です!
2020/09/16 09:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『黄色い兵士達』、『写婚妻』、『カナダ遊妓楼に降る雪は』、『聖林からヒロシマへ』、『旅人たちのバンクーバー 』といった数々の話題のノンフィクション小説を発表してこられた工藤美代子氏の作品です。同書は、「霊感に疎いはずだけれど、どうも私はお化けに好かれているらしい!?部屋の片隅に感じる人の気配、背後をスーッと横切っていく亡くなったはずのあの人」といった出だしで始まる作品です。著者の身の回りで起こる不思議で、ひんやり、じんわり怖い、24話が収録されており、最恐のエピソードが楽しめます。また、作家・岩井志麻子氏との対談も巻末に収録されておりなかなか興味深い一冊となっています。