紙の本
ショウペンハウエルさんもかなり過激?
2015/12/03 20:13
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投稿者:森のくまさんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書についてなのに
ショウペンハウエルさん、
読書について 否定的!
自分の頭で考えろ と。
でも ショウペンハウエルさんは
めっちゃ 本を読まれているそうです。
めっちゃ読んだからこそ 本書ができたのか?
案外楽しく読めましたし、面白かった。
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内容をちら見した結果、面白そうだな、と思いましたが…・・
まとめれば、
「名言を正直どうでもいい経験談・人物評と共に、行間をたくさん開けてお送りする本」
だと思います。
渡部昇一が編訳を行ったわけなんですが、そもそも渡部昇一がどのような功績を残された方なのかは知らずにこの本を購入しました。
内容はというと。
まずショウペンハウエルというオランダの哲学者の概要を示します。また、ちょびっと彼の思想と、哲学的文脈における意義を記しています。
その後、ショウペンハウエルの「読書について」からの警句ないし名言を並べ、作者の個人的な解説や経験を語っている、というものです。
この“作者の個人的な解説や経験”なのですが、経験についての記述が酷過ぎます。作者の勝手な人物評で、警句が指し示す結末を説明します。
大学の教授が読書をして無能な人間になった例とか……正直どうでもよかったんですが……
ただ、評価ができる点は、紹介されるショウペンハウエルの警句に対する作者の意見がなんとなく心強く感じる点です。ショウペンハウエルの言うことを全部鵜呑みにするのは思考停止ですが、それをきちんと作者が阻止するように時に反対したり指摘を行ったりします。
決して読んで損ではない。それは断言できる。けれど、読んで得かというと・・・まあ、読んでみてください。
★★★☆☆
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上智大学名誉教授、渡辺昇一による書。
「渡辺昇一・編訳」とあるので、ショウペンハウエルの「読書について」の訳本かとおもったら、見事に渡辺昇一の本だった。
第一部はショウペンハウエルの障害と哲学についてを30ページで概要するという荒技。そして、第二部はショウペンハウエルの「読書について」の新訳引用と解説。
しかし、解説と言っても、純粋にショウペンハウエルの言葉を解説するのではなく、渡辺昇一がどう思うか/考えているかなど、時にはショウペンハウエルを批判しながらの面白い構成になっている。
内容の「読書について」なのだが、ショウペンハウエルと渡辺昇一の二人の読書観を味わうことができるので、楽しい。
読書について、批判的な部分や、読書における工夫など様々あるが、しかし、これは「読書」のみならず、原題では「メディア」と置き換えてしまってもよいと思う。
そういう視点でもって以下の言葉をみてもらいたい。
「読書する人は、自分で考える能力をしだいに失っていく」
「多くの学者が読書して馬鹿になってしまった」
メディアに対するリテラシーを鋭く指摘した本だともいえる。
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【内容紹介(amazonより)】
書籍、雑誌、新聞、ネット……。現代社会はまさに情報が氾濫している。ショウペンハウエルが憂いた、良書を見つけるのが極めて難しい時代である。
「読書する人は、自分で考える能力をしだいに失ってゆく」
「非読書術」まで説いた、ショウペンハウエルの真意はどこにあるのか。
稀代の読書家であり、現代の碩学が、ショウペンハウエルの人生と考え方からその真意を解説し、自らが身につけてきた「知的読書法」を紹介する。
本書は、考える力を養うための、書物との付き合い方である。
若人よ、恐れるな。本は頭脳となり、生きる指針となる。
【内容(「BOOK」データベースより)】
考える力を養うための知的読書法とは。書籍、雑誌、新聞、ネット…。情報が氾濫する現代社会をどう生きるか。血肉となる書物との付き合い方。わかりやすい新訳で読む古典の名著。
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名言と格言に、編訳者の解説が書かれてる本。
二部構成で、第一部は、ショウペンハウエルってどんな人?みたいな内容で
第二部は、「読書について」の感想文みたいなものが書かれてる。
あと書きのような物もなく唐突に本が終わってるので、この本ってこういう物なの?って疑問符が残ったままで終了した。
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後半の名言集のようなところを斜め読みした程度だが、
『多読によって悪書を見抜けるようになる』『90%は読まなくても良い本だ』のようなことを述べている言葉に勇気づけられた
平均以上に読書をする人は一度目を通して損はない、と思う
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ショーペンハウエル著というフレーズに思わず手に取りましたが、
渡辺昇一さん著ってな感じの本でした。
ショウペンハウエルの読書についての言葉2~3行に対し、
渡辺昇一さんの解説(というより自分の体験談)が2~3ページ。
とてもわかりやすいと思える部分もあれば、この解釈は違うのでは?みたいな部分もあり、
まるで自分も加わってディベートしているような楽しい読書時間でした。
でも、でもでも、ショウペンハウエル著ってのは無いんじゃない?
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ドイツの哲学者、ショウペンハウエル著「読書について」を筆者の解釈を交えて解説していく一冊。読むことで満足し、読後に思考する、ということをしなければ読書は馬鹿を作るだけ、といった趣旨のショウペンハウエルの言葉にはハッとさせられる。渡部さんの、年齢や環境によって読むべき本、理解できる本というものは変わってくるものだから、背伸びして読書をする必要はない、といった言葉も自分の中で一つの指針になりそう。読書への姿勢について、たくさん省みるところを見つけられた一冊。
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フォトリーディングで読書に はまり始めた中でチョイスした本。
本に書かれている内容のうち
本当に重要なところ
本当に言いたいところは ほんの4%程度
と フォトリーディングで教わったけど
この本も同様のことが書いてあるなあと実感しました。
「読んでる間は思考しない」
「多読は毒」(語呂遊び?)
つまり 本を読む目的を明確にしてからじゃないと
単なる時間つぶしに終わってしまうって事
解説本ではなく 原本を読んでみたいなあ。
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編訳しすぎじゃね?元の本を読んだことないからなんとも言えんけど…
でもそれなりの学びの整理になったのでまとめておく。
本を読むことは人に考えてもらうこと/自分で考える努力を/質の読書の前に量の読書が必要/自分の専門の古典に触れてみる/
でもなんだか内容が薄められてる感は否めない。
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新訳とついているが、訳した本ではない。ややこしいが、この本は『読書について』の要約で、一つの言葉について、渡部さんが(これはこうゆうことだ、これはそう思う)などの解説や意見を書いている。
それでもこの本はが価値があると思うのは、ショペンハウエルの生涯や、基本的な考え方が書かれており、初心者や、ショペンハウエルの感覚がわからない人に掴みやすい。
も一つ、渡部さんの意見として書かれていることに(これは、そうとも限らない)や具体例が、哲学を触れるにあたって盲目的に囚われないストッパーになっている。
もちろん原著の方が読み応えがあるが、こういった本も改めて噛み砕くのにいいと思う。
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解説?がうざかった。ショウペンハウエルが書いた文章の部分だけを立ち読みすれば十分だと思う。解説というよりも解説者の感想で、その感想も自分のことばかり書いてあって面白くなかった。
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何点かふと我に返り考えさせられることばもあった。私も無駄なプロセスは必要だと思う。
■無知は富と結ぶつくことによって初めて人間を堕落させる。貧しい人は貧困と辛苦によって躾けられる。
■読書とは自分で考える代わりに他の誰かにものを考えてもらうことである。
■大量に,またほとんど一日中読書する人は自分で考える能力を次第に失っていく。私たちが自分の思考への従事から離れて読書に移るとき,安堵感を得られるのはそのためである。読書中の私たちの頭の中は,他人の思考の遊び場であるに過ぎない。
■たくさん読書すればするほど,それだけ読んだ内容が精神に跡をとどめることが少なくなる。実に多くの学者がこの例に当てはまる。彼らは読書して馬鹿になってしまったのである。
■反芻することによってのみ,人は読んだものを身につけることができる。
■読んだ内容について後から再び思索することなく絶えず読書を続けると根を下ろすことがなく,たいていは失われてしまう。摂取したもののうち,殆ど五十分の一も吸収されない。残りは蒸発や呼吸などによって排出されてしまう。
■紙の上に書かれた思考とは,決して砂の上の足跡以上のものではない。
■作家の作品を読むことによって,その作家の特性まで身につけられるわけではない。けれども私たちが同様の特性を既に素質として,つまり可能性として所持している場合には,読書することによって内部のその特性を呼び起こし,意識へと登らせることができる。
■悪書は単に無益であるばかりでなく,実際有害でもある。著者・出版業者批評家は強固に結託している。
■私たち読者の側に関して言えば,非読書術が極めて重要である。
■良書を読むための条件は,悪書を読まないことである。人生は短く,時間と労力には限りがあるのだから。悪書は知性にとって毒である。
■書物を買うのは良いことだ。ただし,それを読むための時間も一緒に買えるならば。だが,大抵は書物を購入することで,その内容まで我物にしたと勘違いする。
■誰しも自分の関心に合うもの,即ち自分の思想体系や目的に合致するものしか留めておけない。
■「反復は習得の母」と言われる。とにかく重要な書物はいずれも,間を置かずに二度読むべきである。二度目にはテーマを文脈に沿ってよりよく把握できるし,結末を知ることによって初めて冒頭部分を正しく理解できる。
■文学史上の少数のうまくいった出産は,陳列室に探す必要がない。彼らは不死の者として,永遠にはつらつとした青春の姿で悠然と歩いている。
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よくある「古典を抜粋して良いとこだけ集めました」系の本。抜粋するだけして解説もそこそこに結局筆者の意見展開ばかりになりがちなのが…
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「読書中は著者に脳をいじくりまわされる時間」みたいな言葉が印象的。本を読んでる人の良いとこと悪いとこを意識して本を読んでいきたい。
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私は読書が大好きなのですが、この本と出会って、読書もまた毒にも薬にもなる行為だということに気づかされました。