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紙の本
太陽に何が起きているか (文春新書)
著者 常田 佐久 (著)
11年の太陽活動の周期が長期化し、ここ20年の間には黒点数も減少。これらは何を意味するのか? 太陽の4重極構造の兆候をとらえた観測衛星「ひので」の最新データから、太陽の謎...
太陽に何が起きているか (文春新書)
太陽に何が起きているか
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商品説明
11年の太陽活動の周期が長期化し、ここ20年の間には黒点数も減少。これらは何を意味するのか? 太陽の4重極構造の兆候をとらえた観測衛星「ひので」の最新データから、太陽の謎に迫り、地球への影響を考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
太陽の様子がどうもおかしい――。11年の周期が長期化し、ここ20年の間には黒点数も減少。これらは何を意味するのか? 2012年1月、太陽の四重極構造の兆候をとらえた観測衛星「ひので」の最新データから、人類にとって最も身近な存在、太陽の謎に迫り、地球への影響を考える。
第1章 太陽の異変
第2章 太陽は磁場の星
第3章 「ひので」が見た太陽
第4章 衛星開発の現場
第5章 太陽活動と地球環境【商品解説】
著者紹介
常田 佐久
- 略歴
- 〈常田佐久〉1954年生まれ。理学博士。国立天文台教授。ひので科学プロジェクト長、先端技術センター長、JAXAひのでプロジェクト・コマネジャー。2010年林忠四郎賞受賞。
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著者の太陽のように熱い気持ちが伝わる!
2013/07/09 00:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kwt - この投稿者のレビュー一覧を見る
太陽が巨大な核融合炉であり,その内部構造を知ることは難しいことは,大学時代に学んでいたので知っていたが,その巨大な未知の塊に挑む様々な工夫の成果を本書は教えてくれる。荷電粒子の移動が生み出す磁場が,そんなにも太陽の挙動を複雑なものにしていることに驚かされ,その小さな変化が地球の気候変化に大きく現れることを再認識させられた。
本書の大きな特徴は,著者が太陽の営みを知ることに喜びを感じ,知り得た知識を出来るだけ易しく,読者に伝えようとしているところにあると思う。
その思いが観測衛星を飛ばすための雑多な作業に注がれ,得られたデータを公開することにより,後輩や世界の研究者が様々な知見を明らかにし,それが著者の喜びっているのだろう。その苦労が思われる。
残念なことは,まだ道半ばして,太陽活動のすべてが解き明かされておらず,その未解明なところが著者の説明をあいまいなものとしている雰囲気があることかもしれない。分かり易さのために,もっと断定的に持論を展開されても良かったかと思う。