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紙の本
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)
著者 恒川 光太郎 (著)
からくも一家心中の運命から逃れた少年・タカシ。辿りついた南の島は、不思議で満ちあふれていた。野原で半分植物のような姿になってまどろみつづける元海賊。果実のような頭部を持つ...
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)
南の子供が夜いくところ
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商品説明
からくも一家心中の運命から逃れた少年・タカシ。辿りついた南の島は、不思議で満ちあふれていた。野原で半分植物のような姿になってまどろみつづける元海賊。果実のような頭部を持つ人間が住む町。十字路にたつピンクの廟に祀られた魔神に、呪われた少年。魔法が当たり前に存在する土地でタカシが目にしたものは―。時間と空間を軽々と飛び越え、変幻自在の文体で語られる色鮮やかな悪夢の世界。【「BOOK」データベースの商品解説】
からくも一家心中の運命から逃れた少年・タカシ。辿りついた南の島は、不思議で満ちあふれていた。魔法が当たり前に存在する土地でタカシが目にしたものは…。表題作を含む全7編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
南の子供が夜いくところ | 7−34 | |
---|---|---|
紫焰樹の島 | 35−87 | |
十字路のピンクの廟 | 89−120 |
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電子書籍
南国の空気が醸し出すスロウで甘いテンポ
2018/06/27 23:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
南の島「トロンバス島」。異世界と異次元が同居するこの島で、時おり姿を見せる不可思議を切り抜いた短篇集。
ここは南国、悲劇や怪異にも大した悲壮感は感じさせない。そんな、ふわふわとつかみどころがなく、気だるさと蒸し暑い夜の気配に覆われた作品。
舞台も題材もとりとめがなく、人によってはテンポが悪く感じられるかもしれない。
各章に目立った相関もないので、その分気楽に読める書である。
しかし、ピンクの廟からキャプテン・ティユル、フルーツ頭までなぜこうも実在感を持って迫ってくるのだろうか。