電子書籍
原作のイメージ通り
2017/11/13 00:19
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作のイメージ通りの絵柄でした。主人公のホワットした感じとその中にある嫌いになれない切実な思いが伝わってきた
電子書籍
一気読みです
2015/09/13 10:32
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダメ人間を好きになる、内気な性格の主人公という設定は、この人の小説には、良くあるパターンですね。
でも、それを一気に読ませてしまうのが、この人の魅力です。
村上が少しづつ立ち直っていくにつれて、宇野の不安が大きくなっていく様子が、共感できます。
紙の本
もう残りカスだと思う
2013/12/05 03:55
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投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どっちかがとことんダメ人間だったり、性格なんかに問題があったりで、そんな男に普通の男が翻弄される話がこの人の作品には多いけど、ダメ男系のキャラがもうネタがつきていて、単純に面白くない。
で、ダメ男が改心して、ダメだったときの自分を支えてくれた男を今度はおっていく。
なんかもう、ピークから転がり落ちている感じ。
BL作家から一般の作家への転身を狙ったみたいだけど、ミステリーか時代物を描けないと需要ないだろうね。
電子書籍
期限切れの初恋は最後まで続いていた
2015/12/28 12:26
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投稿者:はるな - この投稿者のレビュー一覧を見る
受は一途で健気、攻は本当に人でなしでした。
攻の友人が恋愛にはパワーバランスが必要だというシーンがありましたが、このふたりのバランスは攻が不幸であることによって保たれており、幸せを感じると受の存在が不必要になってしまいます。
これはボーイズラブというカテゴリーの小説ではないです。ただ人でなしがもがき、生きている小説でした。
紙の本
切ないお話
2017/11/30 13:54
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇野も密かに後輩に想われてたように、世の中には知られることもなく終わってしまう恋のほうが多いんだな、と切なかったです。
宇野も思いがけず誰かにとっての“村上”だったようですね。
切ない…。
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私が耽美が好きではない、と言うのは『ヴェニスに死す』を読んでいた時にも思っていたことだ。年寄と少年と言う対比と共に美醜の対比が残酷に突きつけられる時に、見ていた自分はアッシェンバッハに少しも同情心を持っていなかった。、老いて醜くなってしまった自分を恥じてじいさんの癖に化粧したりする様が無様である様を見せる映画が「耽美」ではあるまい、と思っていたのだが、タジオ(ビョルン・アンドレセンの)の美を愛でると言う意味では確かに耽溺であった。耽美とは、美しいものを愛でる方でしかない人間を指す言葉で、美そのものではない、と言う事なのだ。この差は大きい。映画を見ながらタジオのように美しくありたいと思うだけで、耽溺したいと言うのとは違うな、と気づいていた。そう考えているとふと、木原作品のこっぴどく痛い描写に差し掛かった時に、痛い目を見る人間の恐怖よりも、今まさに痛い目に遭わせようとしている人物の方に同調してある種の高揚感を感じながら読んでいる自分がいる。だから私は木原作品を「痛い」とは描写するが「容赦なくて辛い」とか「可哀想」と言う風に捉える筈がない、と言う事に気付かされた。痛い目を見せる方に肩入れして読んでいる訳だから、自分は「痛く」ないわけだから平然と読んでいるのかもしれん。かと言ってあのような所業を働きたい願望がある訳ではないが、精神構造上、そっちに傾いている性質なんだろうな。自分の名誉の為に(笑)くどくど書いてしまうが、酷い目に遭う人間に同情してない訳じゃないが、痛い目を見せている人間の方の気持ちと言うか、なぜそうしてしまうか、の方に反射的に自分の視点が切り替わるんだろうな。これ辺で木原作品のどこに惹かれているのか、二分されるかもしれんな。
耽美話からなんで木原作品考察になったんだ…あ、そうか、美を振りまく方、痛さを振りまく方に視点が固定される、と言う意味で同じと言う事か。木原作品の痛い描写に差し掛かると、不謹慎かもしれんがどこかでぞくぞくしている自分がいて、そう言うのは自分の中に嗜虐趣味があると誤解されるかもしれん、でもそれは違う、理不尽だ、と思い色々考えてたら、あのぞくぞくは「好きな子に意地悪する・している時」の気持ちと同じだ、と気づいた今日…登場人物がそういう行為に及ぼうとしているのを見ていると、好きな子にそれは強烈過ぎて誤解されるよ、気持ち解るけどさぁ…って思いながら読んでる為、痛めつける行為が如何に冷酷に見えても、どこかで(今この瞬間は先にある想いに気付いてないだけだな、こいつばかだなぁ)って眺めてる自分がいる。どんなに愛がなさそうに見えても、屈折して歪んでて決して綺麗じゃないとしても、愛がある(だって、好きだからそうしたい気持ちが湧くんだから)って「幼稚」な動機が解るからだろうな、私自身に照らし合わせて。未熟で何が悪い、完璧で正義に溢れた愛だけが愛じゃないぞ、って思うからだろうな。人間の小悪党な部分を(性根が悪い、と言うか)文字にして書いてしまうと言う…やっぱ木原さん凄いわ。この人はこう言う人である、と言う書き方の方が簡単なんだよね、創作物だから。
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そうか、泣けるBLに載ってたやつか。ということで表題作は漫画で読んで、小説は書き下ろしを読んだ。木原先生の書くキャラはズルイ攻めが多いよな~~受けに感情移入しがちだから、イタタタタタ…ってなるw
でも最近あんまりBL読んでなかったけど、木原先生の文章はほんと引き込まれるみたいに読んじゃう
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コミカライズの方を読んでからこちらの小説のほうを読みました。
前半はコミカライズの内容とほぼ同じで、後半の人でなしの恋がその続きといった内容です。
人でなしの恋は自分をどん底の淵から救ってくれた人間に対する恩義(?)の気持ちとそれでも相手が望むように心から愛してあげることはできないという村上の葛藤のお話でした。
その葛藤自体は至極まっとうだと思うし特にBLにリアリティとか求めていない自分でも、苦難を乗り越えたら相思相愛になる多くのBLと比べてこういうのをリアリティがあるというんだなと、読んでいて村上の心の動きがすごく自然に胸に落ちてきました。
しかし問題は葛藤してその後どうするかで、愛せないとわかっているのに自分が寂しい時だけ都合よく受けに甘えた村上にマジでこいつサイテーだなと(笑)
ただそんなサイテーな行動のおかげで最後に少し恋心が芽生えた?感じになれたのならそんなサイテーなやつで良かったような気もします
「愛せないかも……しれないけど、傍にいて」というのが本当にサイテーで最高のセリフでした
まぁこの後どうなるかは知りませんが(笑)
長々と書きましたが最後に宇野くんが会社の後輩から紹介されて付き合ってたであろうあの女の子経由で会社に男と付き合ってることがバレて立場が悪くならないか心配です(笑)
人でなしの恋もコミカライズしてくれーシトロンさーん
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「泣けるBL」にて印象強烈だった、最強嗅覚爆死BL。
既読だし、コミカライズと小説とどっちを先に読もうかとかなり迷ったけど、やっぱり書き下ろし100ページ超、というところでこちらから読むことにしました。
書き下ろしも強烈な腐臭が…!!
不潔でだらしなくて生ゴミ並みの悪臭を放つ男。宇野はなぜそんな男を家に連れ帰った?
ただひとつ、幻滅したかったから…www
確かにふつうなら嫌いになれそうです…
表面的に読んだだけでは奇をてらったストーリーかのように思われますが、描かれているのは多くの人に思い当たるフシがありそうな痛くて辛い恋愛。
聖人君子が一切出てこないのは元から承知済みでしたが、ほんとに村上は最低の攻です。漂う臭さは、たぶん彼の心根の象徴です。
書き下ろしの続編「人でなしの恋」は村上視点で描かれているので、彼の心情がまるわかりになっていて、読めば読むほどやるせない気持ちにさせられます。
でも、考えてみるとこれってごく一般の男の感覚ですよね?これくらいのズルイ男はゴロゴロいそう。
雛乃ほどには愛せないとはっきり言い切っておきながらも、宇野を手放すことは出来ない…村上の甘えとか、エゴが腐臭。読んでいて宇野が不憫に思えたりします。
しかし、リアルだったらこういうこともあるんじゃないかと。村上はそもそもゲイじゃないから、これはこれで愛の形のひとつなのかな~とも受けとれます。
…でも、なんかひっかかる!
特に私的には「攻の一途でブレない受への愛」がすごく好物なので、ロマンがひとかけらもないこの話は一体何のドS攻撃か?という理由で泣いてしまいました。
宇野としては、忘れられない片想いを断ち切るために村上を拾ったのに、気付けば一緒に住んで手料理食べてますますこじらせてしまう事態に陥ってしまったわけです。こぎれいになった村上をかっこいいと思ってしまい、勘違いしてはいけないと思いつつ、その優しさに期待してしまいます。
宇野の健気な恋心が言葉少なではあるのに、怒涛のように読み手の心に流れ込んでくるんですよね…切ないです。
皮肉なことに、宇野に助けられまともな感覚を取り戻したとたん、村上は宇野の手を必要としなくなってしまうのです。宇野とHはできるけど、その後冷めるっていう描写は鋭い。
村上を酷いなと言うのは簡単だけど、だからと言って責めることができません。
宇野が彼を拾ったのだって純粋な好意からじゃなくて、自分の気持ちをどうにかしたいからという不純な動機が発端だったわけだから。
恋愛って、自分でもコントロールできない感情なんですね、きっと。
でも、そんな他人事とは思えない弱い心を持った村上と宇野を見ていると、たまらなく愛しさがわきあがってくるんですよね。
絶対にこの先二人には添い遂げて欲しいと、切望&妄想してしまいました。できれば、村上にもっと痛い目に遭ってもらって、宇野の大切さを身に沁みて感じて欲しいです!!
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前回がアラブだったのに対して
非常に温和な作品でございました。
ビックリするようなシーンもなく。
なので安心して読めた…とも言えないか。
まったりとはしてるんだけど
片思いってなんつーか、ツライ。
更にいうと、この本の場合は攻めクンがワタシ的には非常にズルい男にしか思えなくて。
悪い奴ではないんですが。
ズルくないときっと話は進展しなかったんだろうけど
(関係を持つこともなかったんだろうけど)。
そう思うからこそ鼻につく狡さであったりもするのでした。
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周囲から叱られそうですが、木原先生は初読みです。で、BLよりも一般小説に近い気がしました。
中身はもちろん面白かったです!ただ、私にはリアリティがあり過ぎて、
ファンのかたは、そうした部分も含めて好きなのだろうと思いつつ、
本編に関係が浅い部分は斜め読みしました;スミマセンっ。
あと、続編のほうがハピエンなのに、ずーんと来ました。人間って、良くも悪くもいい加減な生き物だよな、とも♪
ほんとに、木原先生はリアルです。時間をおいて、またゆっくり再読したいです^^
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臭い、汚い、狡猾、の3K攻と、鈍い、ぬるい、流される、の3N受の話。
木原節炸裂とまではいかないものの、いつもの嫌~な奴が
登場のお話です。泣けるBLで読んだときには、これから心の距離を
つめていって……と期待していましたが。
いやぁ……期待通りにしてくれるわけないですよね、木原さんだし。
後半は攻視点なんですが、もうこの男がはらわた煮えくりかえる
くらい最低男なんですよ。受がもし女だったとしたら、本当にリアル
にいそうな男だけに、じわじわくる。
別れた元カノと再会して、未練たらたらな攻というのはまだいいとして、
そんな攻を諦めようとして、前に進んだ受を責めたて、何が何でも
手放すまいと足掻くあの醜さといったら……。
寂しいからそばにいて欲しい、でもそれは愛とか恋という種類の
ものじゃない。
そうとわかってても、結局は受け入れ流されてしまう受が哀れで
ならないのがイタタタタ……。
終盤とか、これもう絶対二人がくっつくことないだろ、と思ってたん
ですが、何というかかなり肩すかしなラストでして。
あとがきで校正入って、ってあったんですが、恐らく今より最悪で
鬼畜な村上であっただろう校正前のものが読みたかったです。
木原さんにしては、何とも言えない中途半端な感じがして違和感
ありました。あそこまで最低男なんだから、もっと徹底的にやって
くれたら、清々しかっただろうなぁ……とか思う自分は、もう十分
木原ワールドにずっぽり嵌り込んでるという罠。
これが他の作家さんだったら、もっと恋愛要素盛り込んでよ、とか
思うのが不思議。
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攻め様が受けに恋してる!!!
と気づいたあたりの展開が予定調和だとしても手放しで受けに良かったね!!!!!と心から思えるから、何がすごいのかわかんないけどすごい。
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もう何度も読み返してる1冊。
木原先生は、BLにある萌えを追及するんではなく、ひたすらリアル。
もはやこれはBLなのか?といつも思います。
前半は宇野視点で、拗らせまくった初恋を忘れたくて、ホームレスになってボロボロに様変わりした村上を拾って来るとこから始まります。
結局、立直り始める村上に再度恋をしてしまうんですが。。
後半は村上視点で、めちゃめちゃリアル。
ひたすら一途で健気な宇野に感情移入してしまうんですが、村上の心情の変化も当然な感じなんですよね。。
村上が「お前とじゃ無理」と伝えるシーンと、宇野が、全てを悟って村上に「幸せになって」と祈るように伝えるシーンがめちゃめちゃ胸に来ました。
最後はハッピーエンドなので安心して読んでほしいです。
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やっぱりクズだったけど今回は普通に楽しく読めた気がする、傷は少なく読了。
学生時代クラスの中心にいた人気者をゴミ捨て場で拾う。