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紙の本
ヨーガの哲学 (講談社学術文庫)
著者 立川 武蔵 (著)
世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおし...
ヨーガの哲学 (講談社学術文庫)
ヨーガの哲学
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商品説明
世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおして具体的にその哲学をときあかす。【「TRC MARC」の商品解説】
「俗なるもの」の否定に「聖なるもの」は顕現し、「聖なるもの」の力によって「俗なるもの」は「聖化」される──。世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおして具体的にその哲学をときあかす、必読のヨーガ入門。
世俗を捨て「精神の至福」を求める宗教実践は「根源的統一への帰一」へと人々を導く
ヨーガはただ、道をしめして命ずるのみ──
「古き衣をぬぎすてて、眼下の海に身を投げよ」
「俗なるもの」の否定に「聖なるもの」は顕現し、「聖なるもの」の力によって「俗なるもの」は「聖化」される──。世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおして具体的にその哲学をときあかす、必読のヨーガ入門。
カトマンドゥ盆地の周辺には、かつての大行者たちがヨーガをしたと伝えられる石窟が残っている。彼らはわずかな弟子などとの接触をのぞけば、ほとんどひとりで瞑想のなかに住んだといわれる。月の光のない夜などはまったくのくらやみであったろう。しかし、彼らは思考の混乱・退行などの兆しを見せなかった。これは、まさにヨーガのもつ力のゆえである。ヨーガ行者はこの生体そのもののなかから、外からの刺激によってではなく、統覚の自律性を完成させるのだ。──本書「第六章」より抜粋【商品解説】
目次
- 第一章 ある聖者の入定
- 第二章 ヨーガ哲学の本質
- 第三章 『ヨーガ・スートラ』の哲学
- 第四章 ハタ・ヨーガの行法
- 第五章 ヨーガの展開
- 第六章 ヨーガの求めるもの
著者紹介
立川 武蔵
- 略歴
- 1942年、名古屋生まれ。名古屋大学文学部卒業後、ハーバード大学大学院にてPh.D取得。名古屋大学文学部教授、国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学教授、愛知学院大学文学部教授を務める。国立民族学博物館名誉教授。専攻は、仏教学、インド学。文学博士。中村元東方学術賞・紫綬褒章受賞。著書に『西蔵仏教宗義研究』(第1巻・第5巻)『「空」の構造』『曼荼羅の神々』『女神たちのインド』『はじめてのインド哲学』『中論の思想』『日本仏教の思想』『マンダラ』『ブッダの哲学』『最澄と空海』『密教の思想』『般若心経の新しい読み方』『空の思想史』『ヨーガと浄土』『ヒンドゥー神話の神々』『ヒンドゥー教の聖地』『仏はどこにいるのか』『ブッダから、ほとけへ』ほか多数。
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電子書籍
言葉で説明するヨーガ
2021/11/27 16:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドの宗教に共通して行われるヨーガの考え方について解説されている。ヨーガの最終段階では捨て去る言葉によってヨーガを説明するという古代インド時代からインド人が試みてきた視点が面白い
紙の本
ヨーガの哲学思想を分かり易く教示してくれる一冊です!
2020/03/24 11:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、古代インド発祥の伝統的な宗教的行法で、心身を鍛錬によって制御し、精神を統一して古代インドの人生究極の目標である輪廻からの解脱(モークシャ)に至ろうとするヨーガについて、その哲学思想を分かり易く解説してくれる一冊です。同書において著者は、「ヨーガでは、<俗なるもの>の否定に<聖なるもの>は顕現し、<聖なるもの>の力によって<俗なるもの>は聖化される、と説かれている」と言います。同書では、身体のエネルギーセンターであるチャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法などが一つひとつ丁寧に解説されてており、内容も構成も、「第1章 ある聖者の入定」、「第2章 ヨーガ哲学の本質」、「第3章 『ヨーガ・スートラ』の哲学」、「第4章 ハタ・ヨーガの行法」、「第5章 ヨーガの展開」、「第6章 ヨーガの求めるもの」といった興味深いものとなっています。