日本人はいつ日本が好きになったのか
著者 竹田恒泰
「あなたは日本のことが好きですか?」。そう問われて「日本のことが好きだ」と言える日本人はいまや少なくないだろう。だが、ほんの少し前の時代を思い出してほしい。「愛国心」と口...
日本人はいつ日本が好きになったのか
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商品説明
「あなたは日本のことが好きですか?」。そう問われて「日本のことが好きだ」と言える日本人はいまや少なくないだろう。だが、ほんの少し前の時代を思い出してほしい。「愛国心」と口にしただけで「ナショナリズム」「右翼」という言葉が返されなかっただろうか。「日本はダメだ」。メディアや評論家はそう繰り返し、人びとは無意識に「日本嫌い」を刷り込まれた。どこかで自国が素晴らしい国だ、と気付いていたにもかかわらず。
他国を見渡せばどうだろう。米国人も、中国人も、すべからく人びとは自分の国を愛し、その国民であることに誇りをもっている。そのなかで、どうして日本だけが「日本が好き」ということすら、言うことが憚れる社会であったのか。竹田氏は言う。「それは、日本を愛することが禁止されたからです。戦争に負けるというのは、そういうことなのです」。
先の大戦後、日本人の力を恐れたGHQはどのように、わが国を骨抜きにしていったのか。「百年殺しの刑」とも称される恐るべき政策や、GHQの意図を汲んだ日教組の「戦後教育マニュアル」の正体を知れば、戦慄を覚えない人などいないだろう。当時の資料を丹念に読み込みながら、本書は「日本人が日本を愛せなくなった理由」を突き止めていく。
そしていま、私たちはやっと「自分の国がいちばん」と素直に言えるようになった。それはなぜだろう。「日本人はいつ日本が好きになったのか」。その謎を解き明かしながら、人びとが当たり前のように愛国心をもち、自分の国に誇りを持てるようになった日本の未来を竹田氏は描き出す。「国を愛する」とはどういうことか。その根源的な問いに答えつつ、すべての日本人に勇気と誇りを与える一冊。
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自虐史観からの解放
2020/09/20 19:32
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。「日本を建国したのは誰で、それはいつ?」という質問に何人の日本人が答えられるでしょうか。日本人を精神的に骨抜きにし、米国の戦争犯罪を隠すという効果を狙ったGHQの洗脳教育で、日本人は自国を誇りに思わなくなりました。そして「日本はなくなって、からっぽな経済大国が極東に残る」という三島由紀夫の予言どおり歩んできた日本人ですが、東日本大震災により、にわかに愛国心を取り戻し始めたという内容。概ね同感です。ただ、「天皇と国民が一体となった姿こそが、我が国の主権者の姿」という主張は理解不能でした。
私も自虐史観による教育により害されていた一人です。10年くらい前までは、政治家の靖国参拝はすべきでないし、土下座外交もやむないと思っていました。東日本大震災が分岐点との竹田氏の見解のとおりと思います。一方で、竹田氏の天皇観には、やっぱりついていけません。皇室を存続させる価値はあると思いますが、自分らは税金で養われているという自覚がなくなった時点で皇室への支持はなくなると思いますし、そういった意味で自覚が全く足りない秋篠宮以降、皇室存続の危機が訪れるかもしれません。