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紙の本
太陽おばば (双葉文庫)
著者 雀野 日名子 (著)
不妊による離婚や、ままならぬ仕事のことで鬱々と過ごしていたフリーライターの舞は、耶知子さんというおばばと出会う。耶知子さんは、わだかまりを抱いたまま「死」を迎える人々の心...
太陽おばば (双葉文庫)
太陽おばば
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商品説明
不妊による離婚や、ままならぬ仕事のことで鬱々と過ごしていたフリーライターの舞は、耶知子さんというおばばと出会う。耶知子さんは、わだかまりを抱いたまま「死」を迎える人々の心に、不思議な力で分け入ってゆくことができた。そんなおばばと過ごすうちに舞は、ライターとしてこの世に書き残すべき本当に大切なことを見つけていた―。人間の弱さや身勝手さをも優しく包み込んでくれる、余韻切ない連作ミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
フリーライターの舞は不妊が原因で離婚し、アパートに引っ越してきた。わだかまりを抱いたまま「死」を迎える人々の心に分け入ることができる「おばば」と出会った舞は、ライターとして書き残すべき大切なことを見つけ…。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
耶知子さん、葬儀場に竜巻を呼ぶ | 7−66 | |
---|---|---|
耶知子さん、新盆で遠吠えする | 67−111 | |
耶知子さん、季節はずれのハワイアンを吟じる | 113−166 |
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おばば、おつかれさま。
2017/04/03 12:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラスト尋常でない衝撃波、くらった。予想外すぎ。太陽おばば、陽気なおばば、隣人のプライベートエリアなどお構いなしにどんどん来る。アロハオエー♪と歌いながら来る。母親との関係に悩む舞、おばばの強硬さにたじろぎながらもいつの間にか大切な友人になっていた。おばばはただの厚かましい婆じゃなくて節操があるステキな女性。明るさの中時折見せる悲しさが舞の心を離さない。最終話、おばばの人生が詳らかになる。あまり幸福とは言えなかった人生。だけど終焉の時おばばはきっと笑ってたはず。舞さんと出会えて良かったね。大好きよ、おばば。