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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/01/25
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/513p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-101131-7
文庫

紙の本

人間臨終図巻 中 (角川文庫 山田風太郎ベストコレクション)

著者 山田 風太郎 (著)

独特の死生観を描いてきた作家・山田風太郎が、不慮の死、刑死、病死、自殺、大往生など、歴史上の著名人のあらゆる臨終の様子を綴り、死者の人生までも浮き彫りにする。中は、56歳...

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人間臨終図巻 中 (角川文庫 山田風太郎ベストコレクション)

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商品説明

独特の死生観を描いてきた作家・山田風太郎が、不慮の死、刑死、病死、自殺、大往生など、歴史上の著名人のあらゆる臨終の様子を綴り、死者の人生までも浮き彫りにする。中は、56歳〜72歳で亡くなった307名を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

武将、町民、政治家、歌人、文豪、音楽家など……下は15歳から上は120歳まで、歴史上のあらゆる人物の臨終の様子を蒐集した稀代のノンフィクション! 第二巻目は56~72歳で死んだ人物を収録。【商品解説】

著者紹介

山田 風太郎

略歴
1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

共感ではなく阿鼻叫喚の方の「きょうかん」だったのね、著者の狙いは。

2019/04/05 14:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

髑髏を抱える裸婦像の表紙カバーはどうも不釣り合いに思えて好きになれないが、中身は下手な小説や随筆を読むよりも数段深く考えさせられる代物である。

まあ、上巻、中巻、下巻の三分冊の著書をどこから読んでも構わない訳だが、読者が自分の年齢に合った死期、臨終、死に際を集めた巻冊から手始めに読み始められることをお薦めする。その方がより興味を惹き、より共感が強まると思うからだ。
斯く言う中高年の評者は、中巻から…。

例えば、人口に膾炙する数々の優れた童謡作品をこの世に残した日本の童謡詩人 野口雨情と、米国史上唯一の大統領四選を果たしながらも第二次世界大戦の終結を待たずに病魔に倒れたフランクリン・デラノ・ルーズヴェルトとが、生没年を同一とし共に六十三歳で亡くなったことを本書から知っても何の役にも立ちそうにない。

だが、同じく脳溢血という病気で臨終を迎えたその最期の姿を思い描くことで、生身の人間の儚さ、弱さ、醜さ、煩悩、執着、美しさ、強靭さ、虚しさ、影響力、汚点、悔恨などへの理解を深め、他人事でない運命への共感を呼び起こすことができる。著者の狙いもそこにあるのだろう。

ふむふむ、なるほど、ははぁ~ん、ええっ、まぁ、そんなことって、いやはや、それはあまりに、うわっ、なんかこう、(無言)…。凄絶な人生の終焉模様に、阿鼻「叫喚(きょうかん)」して絶句してしまうこと請け合いである。

皮肉屋の著者が本当に狙ったのは、実に、こちらの「きょうかん」だったのか!

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紙の本

古今東西の人生の終焉が

2016/05/26 10:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダカール - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前、著名作家が機内誌か何かで本篇を紹介していたが、なかなか書店では見かけることがなく、思いだしてhontoで検索して発見。
3分冊の大作だが、本篇はさまざまな人物の「臨終」を淡々と切り取って紹介してあるので細切れでちょっとした時間で読みやすい。
偉大な業績を残した人があっけなく亡くなったり、世の中から忘れ去られた人が意外な後半生を送っていたことを知れたりする。
論評を控えてあるところが、考えさせられて深い。

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2014/05/26 21:49

投稿元:ブクログ

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2015/01/29 21:37

投稿元:ブクログ

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2018/01/08 13:38

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2018/04/29 18:41

投稿元:ブクログ

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