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この巻になって1つの年齢に対するヴォリュームが増えてくる。
でもまだ死ぬには若いよなぁってくらいの年齢だけど。
50代から70代くらいになってくると
覚悟を決めてどっしり構えてる人と最後まで足掻く人と極端で(こう言っちゃ難だが)面白い。
個人的には汽車から落ちて亡くなった宮城道雄さんの話が
目が見えていたらこんなことにはならなかったかもしれないと思うと
ちょっと哀しかった。
横道に逸れたところでは『ヤ行』にこだわる山田風太郎氏が
何だかかわいく見えて可笑しかった。
年齢別になってるのは判ってたけど
その中でも年代順に並んでると気付いたのは
この中巻の途中くらいだった。
遅いってば(爆)。
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自分の年齢に近い中巻。同じ年齢でも昔の人は立派な人が多いと思うのは私だけか?下巻は同じ年齢層になるまではまだ読まないでおこう。
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中〜高年初期に亡くなった方。
軍人が多い。
働き盛りから責任をとって死ぬ、という形ゆえにこの年齢層に固まったのか。
そして前巻の若年層よりも、ガンで亡くなる方がまた多いのは年齢ゆえが大きいだろうが、医学の進歩もその一因になっているように思う。
しかし1970〜1980年代に亡くなる方は、本人が望む望まざるに関わらず、告知されることが一般的ではないよう。
各人物の生年〜没年は西暦で示されているのに、エピソードが日本人の場合に元号で表されることが多くてわかりにくい。
統一してもらっていた方が良かったように思う。
一番最後、巻末の方は一番感じることが多くある。
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様々な人物がでてきますが、気になった人物のみピックアップ。
無謀な対戦で命を散らした兵隊さんにも優秀な人がいたようです。
中巻で出てくる中では、安達二十三(はたぞう)陸軍中将、米内光政海相、水野広徳海軍大尉、新渡戸稲造。
反対に、亡国の徒は、田中義一。
「史記」を書いた司馬遷の生きざまもすごかった。
宮廷画家として有名なルーベンスは、歴史や文芸の知識もあることながら外交官もやったというマルチ振り。
バッハが世間一般に大音楽家と認められるのに、死後1世紀かかった。
名誉や勲章に恬淡としていた人物が、勝手にお札の肖像画に使われていると知ったなら立腹するであろう・・福沢諭吉、夏目漱石・・、まあ人間死ねば生きている奴に何をされても無抵抗である。