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商品説明
17世紀を中心とする時期の音変化の動的側面を明らかにする本。「蜆縮涼鼓集」を中心的に取り上げ、タ行ダ行の破擦音化、ジヂ・ズヅ音の合流、濁音の前鼻子音消失化などについて考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
当時の話者の視点に立ち
過去の音変化をとらえ直す
「しじみ(蜆) ちぢみ(縮) すずみ(涼) つづみ(鼓)」
元禄期の京都でジとヂ、ズとヅの音の違いを説く『蜆縮涼鼓集』。
従来説の限界を越え、その背景に光を当てる。
タ行ダ行の破擦音化、ジヂ・ズヅ音の合流、濁音の前鼻子音消失化といった
各変化の関係を解きほぐし、日本語の歴史の持つ意義を再認識する。
【 取り扱う対象言語は日本語であっても、言語史研究の目的のすべてが、日本語について明らかにすることというわけではない。より重要なのは、日本語の事例研究を通して、言語変化に対する理解を深めることである。そのためには、もちろん各時期の音の体系や音価を明らかにすることも重要だが、それを課題とするだけに留まらない。...書き手のものの見方を問題にするかたちで文献の内容を読み解くことを目指す。まず当該文献の書き手の言語認識に焦点を当て、その上で、その認識が生じる背景を探っていく。それによって、変化の動的側面に光を当てることも可能になる。その場合の動的側面とは、変化の具体相であり、それをわずかでも見出すことを目的とする。...第4章より】【商品解説】
目次
- 第1章 序論
- 1.本論の意図
- 2.変化が持つ複雑性
- 3.言語変化の把握の仕方
- 4.個別言語史としての視点
- 5.本論の特色
- 6.用語の規定
- 7.本論の構成と概要
- 8.既発表論文との関係
- (付)資料文献、参考文献の表示方針について
著者紹介
高山 知明
- 略歴
- 〈高山知明〉1963年三重県生まれ。筑波大学博士課程文芸・言語研究科言語学(日本語学)単位取得満期退学。博士(言語学)。金沢大学人間社会研究域・歴史言語文化学系教授。
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