淋しい人はボケる 認知症になる心理と習慣
著者 高島明彦
中年を過ぎると、知っているはずの言葉・人名が出てこない人も多いだろう。実はこれは立派なボケ予備軍で、放っておけば高齢になってボケる可能性大。「家系にボケた人がいないから自...
淋しい人はボケる 認知症になる心理と習慣
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商品説明
中年を過ぎると、知っているはずの言葉・人名が出てこない人も多いだろう。実はこれは立派なボケ予備軍で、放っておけば高齢になってボケる可能性大。「家系にボケた人がいないから自分は大丈夫」という人がいるが、「ボケ」と「遺伝」はほとんど関係なく、ボケる人は日常的に脳に悪いことを行っているのだ。たとえば孤独にしたマウスの脳には萎縮が見られるが、実際に独身者がボケるリスクは既婚者の2倍も高い。つまり認知症になりやすい心理・環境・習慣をどれだけ避けられるかが、ボケる脳とボケない脳の境目となるのだ。自分次第で、いつまでも若々しい脳を保てる!
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認知症の指南書
2014/08/16 21:08
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『ボケるリスクを上げる要因にはどんなものがあるのか(第1章)、脳の仕組みとボケ発症のメカニズム(第2章)、そして「もしかして最近ボケてきたかも・・・」というときに注意すべきポイント(第3章)』、「ボケ予防にはどのような生活習慣を身につけるべきなのか(第4章)」、薬はいつできるのか(第5章)といった内容となっています。
「遺伝的な要因よりも、環境や生活習慣によって発症するかどうかが大きく左右される(46ページ)」とのことです。つまり、ストレス、うつ病、孤独、糖尿病、肥満、喫煙、飲酒等が発症させるリスク要因であることや、認知症の兆候と予防法が平易な文章で簡潔にまとめてあり、大変参考になりました。
私も50歳となりました。知っているはずの人名や言葉のど忘れが多くなってきた今日この頃です。なるべく歩き、読書や文章を書くことを習慣化し、たまには好きなカラオケに行く、そして野菜や果物を十分に摂る等の食習慣に気を付ける等、本書を参考に認知症予防に努めようと思いました。
ところで、故義父は認知症の初期症状(時計が読めない、自分の位置が認識できない等々)を示した段階で、三鷹にある某大学付属病院に相談しました。その診断結果は、「老人特有の現象」であり「特に問題はない」というものでした。その後、肺気腫を患っていたこともあり、認知症の症状は一気に進行。「おねしょ」や「暴力」等、手が付けられなくなり、直接の原因は癌ですが、最後は前後不覚になり、息を引き取りました。適切な治療を施しておけば、家族が疲れ果てるような酷い状態にはならなかったでしょう。
本書には書かれていませんが、「病院の質の向上」も絶対に必要ですし、大学病院だからと言って盲信することは絶対にダメです。
認知症の理解が深まります
2023/06/23 19:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症の理解が深まる内容。認知症は特殊な病気ではなく、年を取れば誰の脳にも起こりうるもので、物忘れは脳の老化が始まっているサイン。いかに脳の老化を遅らせ、脳を若く保つ習慣が示されていました。具体的には、脳の血流が良くなることをする、頭を使う機会をつくる、脳にいい食品を摂る。中でも青魚、緑茶、カレーはお勧め。また、心がけることとして、考えや感情は表に出す、大雑把に考える、自分がやりたいことをやる、目標は到達を目指す。結局、ストレスが大敵なので、ストレスが溜まらない生活を目指すことが肝要。