- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2015/06/05
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-388416-7
卵子探しています 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて
著者 宮下洋一
なぜ、彼女たちは日本で産まないのか。先進国では出産の高齢化が進行している。それにともない、日本でも不妊治療の件数が増加、2012年には体外受精で生まれた子供の割合が27人...
卵子探しています 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて
06/27まで通常1,144円
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商品説明
なぜ、彼女たちは日本で産まないのか。
先進国では出産の高齢化が進行している。それにともない、日本でも不妊治療の件数が増加、2012年には体外受精で生まれた子供の割合が27人に1人の割合になった。
しかし、日本では技術の進歩に法律が追い付かず、「出生前診断」「代理出産」「第三者卵子提供」「出自を知る権利」――など、生殖医療がはらむ様々な問題点について、ここ数年、議論を重ねているという現状がある。この国には、いまだ法律が存在しないのだ。
スペイン在住の著者は、ある日、バルセロナで『卵子提供のフリーダイヤル』という日本語のポスターを目にする。
「なぜ、誰のために?」
その素朴な疑問からスペインだけでなく、フランス、アメリカ、日本、タイ、スウェーデンと、いつしか、世界6カ国に亘る不妊治療現場の旅に出る。異なる価値観を持った、各国の医師や専門家から技術や制度を教えられる一方、不妊に悩む女性たちの体験に耳を傾けた。
6組に1組が不妊に悩む日本。各国の専門医や患者の証言を経て、子を授かることの意義を探りながら、日本で起きている不妊治療論争を多角的に論じる。
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やや文章が下手と思う箇所もところどころあるものの
2022/07/30 14:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変な力作で受賞も納得の一作。
不妊治療関連の書籍はなるべく目を通していると自負していますが
初見の情報が多くうならされました。
医師の夫も驚くような世界の実情が多々取材されており、
作者の語学力・フットワークあっての一冊です。
諏訪マタのインタビューも肉薄していてよかった。