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アマゾニア 上 (扶桑社ミステリー)
アマゾン奥地のアメリカ領事館に元陸軍特殊部隊員クラークの遺体が運び込まれた。遺体写真を受け取ったCIAは驚愕する。クラークはCIA環境センターが4年前にランド博士率いる研...
アマゾニア 上 (扶桑社ミステリー)
アマゾニア(上)
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商品説明
アマゾン奥地のアメリカ領事館に元陸軍特殊部隊員クラークの遺体が運び込まれた。遺体写真を受け取ったCIAは驚愕する。クラークはCIA環境センターが4年前にランド博士率いる研究調査隊に送り込んだ情報員だったが、その後調査隊とともにアマゾンで行方不明になっていたのだ。さらに奇妙なことに写真のクラークには、以前狙撃を受けて失ったはずの腕がついている。調査隊に一体何が起きたのか?CIA、特殊部隊、そしてランドの息子で植物学者のネイサンらからなるチームが調査隊の捜索に乗り出す―。【「BOOK」データベースの商品解説】
アマゾン奥地のアメリカ領事館に元陸軍特殊部隊員でCIAの情報員クラークの遺体が運びこまれた。4年前にアマゾンで行方不明になった彼の遺体写真には、奇妙なことに、以前狙撃を受けて失ったはずの腕がついていて…。【「TRC MARC」の商品解説】
全米で1500万部を超える〈シグマフォース・シリーズ〉のベストセラー作家・ロリンズによるアドベンチャー・ホラー。アマゾンの奥地で救助されてすぐに死んだ男。舌を失ったその男の体には、現地人が幻の部族のシンボルと恐れる刺青があった。消息を絶った探検隊のために結成された捜索隊を待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖の連続だった…。【本の内容】
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紙の本
定番の面白さと仕掛けは健在
2022/01/31 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これでもかと色々な特殊生物の攻撃、そしてまたもや憎々しい悪者。本当にいつもながら面白くて読みだしたら止まらない。
本作もまた都合よく肉体的に回復した例はあったけどとにかく面白さは半端ではない。
紙の本
冒険大活劇ながら知的好奇心も大いに刺激してくれた
2020/07/12 14:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
南米の先住民がどのくらいモンゴロイドなのかということが知りたくて、論文ではない肩の凝らないサスペンスものを選んで読んでみた。もとより小説であり、如何程の事実を踏まえているのかは差引いて読むべきだが、息つく間もない展開に時間を忘れて読み通してしまった。
一時NHKでも評判となったヤノマミ族のほか、バン=アリ族 そして日干しの人間の頭部を作ることで有名なヒバロ族などが登場し、サルや魚の猟のために使う天然の植物毒や、シャーマンが活用する蔓性の大麻草などについての説明もあり、民族学的視点からも非常に楽しめる内容だった。
また水辺に棲む恐ろしい鰐であるクロカイマン、人間の尿道から体内を遡上し噛みつき七転八倒の苦しみを与える小魚カンディルなど 登場する文物も野趣に富み、知的好奇心を大いに刺激してくれる作品だった。
紙の本
期待通りの興奮活劇でした。
2016/12/10 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待通りの興奮活劇でした。なお、驚くべきことにこの作品は彼の初期の作品らしいということ。彼の4作目で2002年刊行であり、私が処女作と思っていた『アイス・ハント』(2003)の1年前だという。
4年前にアマゾン奥地で突然消息を絶った研究調査隊の護衛兵・クラーク捜査官が突然ジャングルから現れ息絶えるが、その兵士は軍役時代の事故で左腕を失っていたはずなのに何故か左腕が“生えて”いたのである。当然、消えてしまった研究調査隊の再捜索隊が組織され、様々な因縁を持つ民間研究者8名(中には怪しげなのもいるが)と陸軍兵士10名からなる大部隊であるが、その主体は民間製薬会社テルックスと、CIA環境センターである。アマゾン奥地なので、当然、特殊な力を持った植物か、はたまた特殊な能力・知識を持った種族なのか、“未知の何か”が対象であることは容易に推測される。その答えは、クラークの左腕が再生していただけではなく、体中がありとあらゆる癌に侵されていたことで徐々に焦点が絞られてくる。初盤でここまで問題点を明らかにしてくるとは、ジェームズ・ロリンズ得意の科学的知見を駆使した物語展開に余程の自信があるからと見た。
さて、物語を更に面白くするために、この調査隊をフランスの製薬会社が40名からなる傭兵部隊に追わせ、得た情報を全て盗み取ることを命令するのだが、その傭兵隊長=ルイ・ファーブル博士は4年前に消息を絶った研究調査隊の代表研究者に恨みを持つ人間で、再捜索隊にはその息子も加わっているのだから当然血なまぐさくなる。更に、この傭兵隊長=ルイ・ファーブル博士の情婦=ゾーイというのが、どうも原住民のシャーマンだったらしい美女で、様々な植物の扱いに通じている上に、人間の頭部を拳位の大きさに縮小してコレクションするというおぞましい趣味を持っているのだから猟奇的でもある。と言うことで、アマゾン奥地の“未知の何か”―消えた研究調査隊の再捜索隊―フランス製薬会社の傭兵部隊、という三つ巴の戦いが始まるのである。
一方、クラーク捜査官の遺体を搬送した経由地で未知の疫病が発生する。クラーク捜査官の遺体が何らかの感染症の媒体になっているらしいのである。こうして、アマゾン奥地という未知の自然の中での探検行だけでも面白いのに、“未知の何か”を巡る三つ巴の戦いに加えて、クラーク捜査官の遺体搬送経由地とアメリカ本国での奇病の拡大という大事件が並行して進行する。これは堪りません。さて、また直ぐにバン=アリ(血のジャガー)からのメッセージが届いた直後に、オタマジャクシとピラニアの合成生物(キメラ?)のような猛毒を持った殺戮生物が再捜索隊を襲ってくる。辛うじて逃げ延びたところへ、今度はイナゴの襲撃である。この辺りで、民族植物学者=ネイサン・ランド達は、バン=アリ(血のジャガー)の手口が何らかの誘引物質を“バン=アリらのメッセージ”という形で標的に付けて、それによって殺戮生物を操作しているのではと推測する。で怒涛の下巻へ突入である。