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残虐の大地 私が生まれ育った中国は、なぜここまで恐ろしい国になったのか (扶桑社新書)
著者 李 真実 (著)
臓器を生きたまま摘出、徹底的な環境破壊、強制的に堕胎、100万人以上の逮捕、2万人以上の処刑…。元中国共産党幹部が、世界を震撼させる中国共産党による「人性破壊」を告発する...
残虐の大地 私が生まれ育った中国は、なぜここまで恐ろしい国になったのか (扶桑社新書)
残虐の大地
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商品説明
臓器を生きたまま摘出、徹底的な環境破壊、強制的に堕胎、100万人以上の逮捕、2万人以上の処刑…。元中国共産党幹部が、世界を震撼させる中国共産党による「人性破壊」を告発する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
李 真実
- 略歴
- 〈李真実〉1960年代中国生まれ。元中国共産党幹部。2008年日本に帰化。日本での会社勤めのかたわら、中国の実態についてインターネット、雑誌などで発表する活動をはじめる。
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おぞましい国
2015/05/17 15:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここまで、おぞましい国だとは、想像を絶していました・・・驚きました。
李氏が元中国共産党幹部だからこそ知っている驚愕の事実が、続々と紹介されています。『人間としての立場から、中国人の「人性」が「党性」によって破壊される過程、「人性」が破壊された人々の恐るべき行動を記述したものです(245ページ)』。とにかく、同じ人間とは思えない残虐な所業に、気分が悪くなること必至です。覚悟して読んだ方が良いです。
第1章では日常的犯罪ということで、幼い子供が目玉をくりぬかれる事件、泥棒だらけの列車、車に轢かれたまま路上に放置される子供、そして事件を隠蔽する中国共産党の姿等が紹介されています。
第2章では「強制労働教養所」での拷問の実態を取り上げています。割り箸を使いたくなくなりますが、何故かは読んでみてください。「法輪功学習者」への凄まじい迫害は全く知りませんでした。殺害しても無罪で、生体臓器狩り(第3章)に繋がっていきます。『もはや皇帝ネロ、ナチスドイツを超えた「虐殺」(111ページ)』とのことです。
さらに、第5章では極め付けの「胎児食」です。「死亡した胎児を健康のためという理由で、平然と食用に供されているのです(132ページ)」。
第6章では、自然破壊です。近い将来、全国土が砂漠化するかもしれません。そう言えば、南シナ海の自然も破壊していますね。
第7章では道徳退廃の元凶についてです。「中国では嘘と暴力が氾濫しており、偽政治、偽政策、偽裁判、偽食品、偽結婚、偽離婚、偽卒業証書など、偽物なら何でも揃っています(186ページ)」。そう言えば、日本での「爆買い」は、値段もさることながら、「本物」という安心感からだと聞きます。
常識の欠片もない中国と、どう付き合っていけば良いのでしょうか。李氏は、第8章で、「まず、中国共産党から遠ざかること(238ページ)」。そして、「日本の外交政策は、これ以上中国共産党に期待せず、将来を見すえて、中国の現状を正確に判断し、共産党崩壊後の中国に着目して、民主化への希望をつなぐほうがよいでしょう(239ページ)」とアドバイスされています。
福田や二階を筆頭とした媚中政治家たちは無論のこと、危機感を共有してもらう意味では沖縄の方々にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。