- 販売開始日: 2015/12/04
- 出版社: 大和書房
- ISBN:978-4-479-65011-9
兄と弟、あるいは書物と燃える石
著者 長野まゆみ
その家とその本は、何を隠しているのか──? 猫の住む家に集う人々とカルト的人気の小説を幾重にも取り巻く甘美な罠。現実と虚構、嘘と真実、過去と未来――。さまざまな二重写しの...
兄と弟、あるいは書物と燃える石
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商品説明
その家とその本は、何を隠しているのか──? 猫の住む家に集う人々とカルト的人気の小説を幾重にも取り巻く甘美な罠。現実と虚構、嘘と真実、過去と未来――。さまざまな二重写しの出来事が複雑なモザイク画のように描きだす謎に満ちた物語。
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ややこしくて不可思議な重層構造
2015/08/12 09:35
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何だかよくわからない、不可思議な味わいの小説。現実の出来事と清三五という人の本の中の出来事が、どっちがどっちかわからなくなるような形で書いてある上に、何とかそこをクリアして読み進めても最後の一文で疑問符の嵐に陥る。一応自分なりの解釈はしてみたものの、本当にそれが作者の意図した結末と合致しているのかわからないままだ。伏線とおぼしき要素はあるが、結末になってそれを唐突に、かつ何の説明もなしに使っている感じ。まぁ、ミステリではないのだからこういう曖昧模糊とした流れがいいともいえるが、それにしてもあまりにもすっきりしない終わり方で、やや消化不良。全体に漂う雰囲気はいかにも長野まゆみらしくていいのだけれど。