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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/09/09
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/350p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-219674-1
紙の本
「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気
日本アニメのエポック・メーキングとされる「宇宙戦艦ヤマト」が世に出て40年、その生みの親である西崎義展の波瀾万丈な生涯をたどり、知られざる素顔を描き出す。【「TRC MA...
「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気
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商品説明
日本アニメのエポック・メーキングとされる「宇宙戦艦ヤマト」が世に出て40年、その生みの親である西崎義展の波瀾万丈な生涯をたどり、知られざる素顔を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション
「ヤマトがあったから僕はアニメを見続けることができた」――庵野秀明(監督・プロデューサー、2008年・西崎義展との対談より)
日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション
「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー・西崎義展が、遊泳のため訪れていた小笠原・父島で船上から海へ転落。午後二時五八分、死亡が確認された―。
平成二二(二〇一〇)年一一月七日、その夜半にもたらされた一報に首をかしげる関係者は少なくなかった。
「もしや西崎は消されたのではないか。あの男はそれだけの恨みを買っている」
またたく間に、本気ともブラックジョークともつかぬ他殺説が世間に流布されていった。(「序章」より)【商品解説】
目次
- 序章◎いつ消されてもおかしくない男
- 第一章◎アニメ村の一匹狼
- 図々しい奴/神様・手塚治虫の苦境/虫プロ再建のキーマン/「鉄腕アトム」が残したもの/カレンダービジネスの相棒/神様が激怒した理由/アニメプロデューサー・デビュー/気風の良さと抜け目のなさ/軍資金の蓄え方
- 第二章◎芝居とジャズと歌謡ショー
- 「親父が大嫌い」/軌道定まらず/ショービジネスに馴染む/創価学会と第一期オフィス・アカデミー/命がけの舞台公演/ヨーロッパ逃亡
- 第三章◎ヤマトは一日にして成らず
- 戦艦大和、宇宙へ/テレビ局攻防戦/常識破りの製作指揮/「たっぷり引きで見せろ」/苦戦の処女航海/角川春樹登場
- 第四章◎栄光は我にあり
- 賽は投げられた/ファンクラブが湧き出てきた/8・6歓喜の公開/「さらば宇宙戦艦ヤマト」で東映動画へ/バンダイの救世主/白熱の製作現場/「特攻」は最初に決めていた/歴史的ヒットの果実/広がりゆく波紋
- 第五章◎勝利者のジレンマ
著者紹介
牧村 康正
- 略歴
- 〈牧村康正〉1953年東京都生まれ。立教大学法学部卒業。竹書房代表取締役を経て、フリージャーナリスト。
〈山田哲久〉1949年東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。アストロビジョン設立。
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紙の本
トリックスターの人生
2022/12/25 08:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
民音の仕事からのし上がったのに創価学会員ではなく、山崎正友に近かったのに一緒に行動を共にしなかったという。「宇宙戦艦ヤマト」ブームの頃はまだ山崎正友は創価学会の顧問弁護士で幹部だったから、創価学会が動員をかけたとか民音がチケットを大量購入したとかはあるかなあ?、と思ったけれど、それはないだろう。山崎正友に近かったからか、細井日達法主がヨットを乗りに来たそうだ。山崎正友は「盗聴教団」で大石寺の大奥にまで盗聴器を仕掛けたと書いているが、ヨットにも盗聴器は仕掛けてあるだろうか。ひょっとして、西崎が自分の会社に盗聴器を仕掛けて社員を監視したという個所は山崎正友の「仕事」をヒントにしているのだろうか。
「宇宙戦艦ヤマト」で成功した一発屋が「夢をもう一度」と追体験をしたかった人生に見えてくる。本人はともかく、周囲にいた人は迷惑にしても。トリックスターぶりが創価学会の顧問弁護士からいつの間にか正信覚醒運動に近づいて、妙観講員として人生を終えた山崎正友に似ているように思えるが、「銀河鉄道999」でブームが過ぎ去ったからの松本零士にもどことなく似ている気がする。ある意味において似た者同士な感じ。
松本零士が勝手に「宇宙戦艦ヤマト」の著作権を「主張」したので裁判闘争をした関係で松本零士や松本側の関係者とは取材出来ないとあるが、明記はされていないが創価学会員なら当時の民音の関係者にも取材出来ないだろう。故人が多いだろうから取材をするなら早い方がいい。松本零士が「銀河鉄道999」のような自分が著作権を持つもので仕事をするのは当然だが、確かにあのキャラクターデザインはなければ成功しなかったとは言え、「宇宙戦艦ヤマト」まで「自分の作品」だと扱うようになったのだろうか。「銀河鉄道999」の映画の脚本家に書かれたような静岡で豪遊した元手をもう一度味わいたかったのか。製作に関わったら全体の著作権者になれるという松本零士の「論理」なら松本側についた豊田有恒も「宇宙戦艦ヤマト」の著作権者になれてしまう。昨今のリメイクで松本零士のデザインを使えないだろうし、新たに描き下ろしてもらうわけにもいかないから、似せてデザインを描いているらしいが、おじさんには下手に松本零士風に似せた今風の萌え絵にしか見えない。
紙の本
著者2人による検証
2016/04/03 09:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
西崎は宇宙戦艦ヤマトをつくったカリスマであるが、日常生活は、大ボラを吹き、金にルーズで、女性好きであったという。著者は証言からその正体を現せている。
紙の本
いい思い出としておきたい方は…
2015/12/02 12:20
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アヒル隊長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「ヤマトをつくった男」とあるがその作品作りの過程に触れる内容ではない。
「狂気」ともあるように、成功の明と暗を含めたプロデューサーとしての生きざまを関係者の証言を交えて綴られている。
アニメ作品製作に関わるようになるまでの経緯もかなり異端であった事もうかがえた。
各作品が発表された裏では様々な出来事が起きている。
当時に熱い気持ちで各作品を観ていたファンからすると思い出が色あせてしまうような読後を非常に感じた。
個人としての生き様はともかく、アニメの歴史やビジネスとしても変えてきた人物であった事も同時に確認できる一書だ。
紙の本
宇宙戦艦!!ヤ・マ・トォォ〜!。
2021/01/19 09:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
別の本を買った隣にあって。
ササット見たら、面白そうなので買った本です。
子供の頃、第一話を見てスゲ〜と思ったアニメドラマ作品「宇宙戦艦ヤマト」。
そのプロデューサー西崎義展さんの名前は、ずっと記憶に残っていました。
本を読むと、ビックリするほどワガママで破天荒な生き様。
愛人に豪遊に薬物・・・。
そのパワーが、ヤマトを作り出しヒットさせたのだなぁ〜と思いました。
映像に少し関わっているので、内部のしがらみ等々感じることは多いですが。
時代を駆け抜け、作品を残した事は素晴らしい事だなぁ。
でも、西崎プロデューサーの下では働きたくないですが(笑)。
60歳を超えたジジィですが。
残りの人生に、参考となる本でした。
紙の本
破天荒人生
2016/10/30 18:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに「狂気」とあるように、文字通り独立プロデューサーとして傲慢不遜で、女が大好き、ドラッグをやり、自動小銃を持っていたことから刑務所に行き、最後は小笠原で事故死(?)。いやはや常人には想像できない破天荒人生である。公務員や一般のサラリーマンのように、定時の決まりきった仕事をする人生とは真逆の人生がここにある。ある意味羨ましい、面白い人生だったのだろうと思う。