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商品説明
こんなにも、書くことと愛することに生きた!小林多喜二、三浦綾子、梶井基次郎…運命の出会い・悲恋・ストーカー的妄執・死の床での愛。明治・大正・昭和に生きた文学者12人の知られざる愛の物語を辿った、珠玉のノンフィクション。【「BOOK」データベースの商品解説】
運命の出会い、悲恋、ストーカー的妄執、死の床での愛…。小林多喜二、三浦綾子、梶井基次郎など、明治・大正・昭和に生きた文学者12人の知られざる愛の物語を辿ったノンフィクション。『日本経済新聞』連載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
悲恋、秘められた恋、ストーカー的熱情など、文学者たちの知られざる愛のかたちを追った珠玉のノンフィクション。
●小林多喜二――沈黙を貫いて亡くなった小林多喜二の恋人、田口タキ。多喜二に深く愛されながらも、自分は彼にふさわしくないと身を引き、それゆえ伝説的な存在になった。
●近松秋江――女性に対する尋常でない恋着を描いて明治・大正の文学史に特異な足跡を残した近松秋江。いまでいうストーカーのごとき執着と妄執は、「非常識」「破廉恥」と評された。
●三浦綾子――旭川の小学校教師であった三浦綾子は、敗戦による価値観の転倒に打ちのめされ退職、自死を図る。光を与えたのはクリスチャンである一人の青年だったが、彼は結核で逝き――。
●中島敦――母の愛、家庭のぬくもりを知らずに育った中島敦が選んだ女性は、ふくよかで母性的な人だった。だが彼女には親同士が決めた婚約者がいた。そこから中島の大奮闘が始まる。
●原民喜――最愛の妻を失ったときから、原民喜はその半身を死の側に置いていた。だが広島で被爆しその惨状を目の当たりにしたことで、彼は自らの死を延期したのだった。
他に梶井基次郎、中条ふみ子、吉野せい、宮柊二など。【商品解説】
著者紹介
梯 久美子
- 略歴
- 〈梯久美子〉1961年熊本県生まれ。北海道大学文学部卒業。「散るぞ悲しき」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。ほかの著書に「昭和二十年夏、僕は兵士だった」など。
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電子書籍
いっそ清々しい
2016/10/31 19:04
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:390 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小林多喜二、三浦綾子、原民喜ら12人の文豪の「愛」の物語。長く語り継がれる感受性豊かな作品を著した人々だけに、その「愛」も深く豊かで胸を打つ。そして時にあまりの業の深さにドン引き&ここまで来ればいっそ清々しいと苦笑い。
ストーカー、悲恋、深い絆…様々な「愛」が続き、最後の登場人物、吉野せいさんのストーリーが深い余韻となって残る。晩年「書く」ことから、ひとつひとつボタンを留めるように夫婦の日々を綴る様がじんわりと胸に響き、あたたかな気持ちにしてくれる。
紙の本
思わず落涙してしまうエピソード満載。文学者の哀切な純愛の記録
2022/05/23 19:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正から昭和の作家・詩人・歌人の恋愛、結婚、夫婦の死別等をめぐるエピソードを、本人や知人の作品、証言で綴ったノンフィクションです。副題に「スキャンダル」とありますが、ほとんどは、貧困や結核、戦争や原爆など、過酷な境遇や運命の中で、懸命に愛を育み、作品を紡いだ「純愛」の記録です。