ネットと愛国
著者 安田浩一
【第55回 日本ジャーナリスト会議賞受賞・第34回 講談社ノンフィクション賞受賞】 「弱者のフリした在日朝鮮人が特権を享受し、日本人を苦しめている」。そんな主張をふりかざ...
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商品説明
【第55回 日本ジャーナリスト会議賞受賞・第34回 講談社ノンフィクション賞受賞】 「弱者のフリした在日朝鮮人が特権を享受し、日本人を苦しめている」。そんな主張をふりかざし、集団街宣やインターネットを駆使して在日コリアンへの誹謗中傷を繰り返す“自称”市民保守団体。現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。「ヘイトスピーチ」なる言葉を世に広め、問題を可視化させた、時代を映し、時代を変えた1冊。
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執拗で丹念な取材、良質なノンフィクション
2016/08/01 21:31
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネトウヨという言葉は知っていたが、その実態はよくわからなかった。京都のヘイトスピーチ事件は知っていたが、在特会というものが大きく関わっていて、全国的にも大きな勢力を持っていたことも知らなかった。この本は、在特会について、執拗で丹念な取材をもとにその実態を暴いたものである。しかも、最初から全否定の態度で取材するのではなく、それに関わる個々の人間を理解しようとする姿勢が見られる。それがこの書物を良質なものとしている。文庫版あとがきで著者も触れているが、被害者の人たちの立場にたっての取材が疎かになっている面はある。しかし、それを差し引いても良質なノンフィクションであることに変わりはない。