紙の本
すてきな夫婦
2018/06/11 11:31
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっても素敵な夫婦ですね。幸せの形は夫婦の数だけあるんだなと改めて思いました。そして、みつはしちかこさんの表紙がさらに彩りを添えているなと思いました。
紙の本
すてきな夫婦の形
2016/03/05 12:00
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投稿者:さら - この投稿者のレビュー一覧を見る
西日本新聞の連載時にも、切り抜きを実家から送ってもらって読んでいてそのときも、おふたりの日常にあったかい気持ちになっていた。
書き下ろしを加えた今回のエッセイ集、すごくよかったな。
ナオコーラさんのエッセイ集『指先からソーダ』も大好きだ。
あとがきで、いつも書いていらっしゃる読者への感謝の言葉。
小説を書くことへの思いや考えが端々に見えたからこそ、なんだかぐっと来てしまった。私はこれからもナオコーラさんの作品を読み続けたい。
紙の本
丁寧な生き方
2018/08/20 22:59
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家と書店員の夫婦生活エッセイ。お互いの立場・価値観・ペースを弁えた丁寧な生き方が綴られてる。過度に気を遣った文章じゃない所がまた良い。
相容れないこともある親、生まれるはずだった子供、心無い言葉を投げかけてくる他者への目線が正直に書かれていた。ささくれだった気持ちの時にこそ読みたい一冊。
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自然でむきだしの、肩の力の抜けた今のナオコーラ。かわいい夫婦。
旦那さんを尊重する姿勢や、仕事に関する考え方が素敵で、共感できると思った。
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太陽がもったいないを読んだときに強く思ったが、わたしはこの作者が好きではない。というか合わないなって。そこから幾分大人になられた感じが見受けられるし、ご本人も作中でそう語られていたが、とにかくいちいち卑屈なんだよね。しかもそれを卑屈じゃなく満足している幸福だとわざわざ加えるところがより、そう見える。
自意識が過剰すぎるんだろうなと思った。
まずはじめから「夫の収入は世間一般に比べるとかなり低い。そして、私の容姿は悪い。私の書くものが自慢話と読まれることはまずないだろ」という注意書きのようなものがある。それが作中、何度も出てきます。終盤はぶすについてエッセイを書かれているし、さらにはぶすだが自分の顔には満足していて気に入ってもいるから整形は考えていないと弁明するのだが、何度自分のことをぶすぶす言えば気が済むのだろうと辟易してしまう。(太陽がもったいない、でもかなり言ってたもんね。。。)ぶすだってネットでかかれ、さらには無冠であることは人望のなさってことをにおわせながらも、誰かに面白いって思ってくれるのであれば書き続けたいとおっしゃってるのもなんだか強がっているようにしか見えませんでした、それがたとえ本心だとしても。文学賞欲しくてしかたなくて獲りたくて仕方なくて獲れない意味がわからないっていうこと、よくご自身でも発信されていたし。
それでも流産と実父の死を乗り越えて再度妊娠されたナオコーラさんは落ち着いて見えました。定収入でも、高卒でも、頼りにならなくて任せられなくても、それでも夫をかわいいって思える、夫がかわいくてしかたないって思うことが結婚相手に一番なのかなって思った。かわいいな、許せちゃうなって思える旦那をみつけたいなとこのエッセイ読んで強く感じました。
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西日本新聞の連載時にも、切り抜きを実家から送ってもらって読んでいてそのときも、おふたりの日常にあったかい気持ちになっていた。
書き下ろしを加えた今回のエッセイ集、すごくよかったな。
ナオコーラさんのエッセイ集『指先からソーダ』も大好きだ。
あとがきで、いつも書いていらっしゃる読者への感謝の言葉。
小説を書くことへの思いや考えが端々に見えたからこそ、なんだかぐっと来てしまった。私はこれからもナオコーラさんの作品を読み続けたい。
今年はたくさん上梓されたし、嬉しかったなぁ。
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笑えたり泣けたり
なんだか成長できたエッセイでした
たまたま側にいてくれる人を
愛したいなーあ
思いやりのある夫婦だなー
たまにでてくる夫婦だけの遊びみたいなの
すき
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昨日からいらいらしている。会社のおじさんが出してきた書類のせいで。以前よりいいかげんなおっさんやとは思っていたのだけれど、この書類は行間から不誠実さが滲み出ている。あまり言わないようにしているけど、誠意を見せろとおじさんを叱った。なんてことない書類なのに文章はその人があらわれる。
さて、ナオコーラのエッセイが誠実すぎて泣けた。とるにたらないようなことと思われることでも、そうじゃないことも、ひとつひとつ熟慮している。
なおちゃん、あなたが大好きです。
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小説家山崎ナオコーラさんの、夫についてのエッセイです。顔がかわいいのではなく、ざしきわらしのようにかわいい夫とのくらし、作家として作品や読者に向かう気持ちなどをひとつひとつ、正直に真摯に書きとめられた言葉はゆっくり深く、心に届きます。
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ナオコーラさんの性格は意外にも男前だなぁ、と思ったエッセイ。ここ最近、ナオコーラさんの出版スピードが速いと感じていました。お金を稼がなくてはいけなかった状況にあったのですね。また、今のナオコーラさんの心情が伺える一冊だとも思いました。きっとナオコーラさん自身が年齢を重ねて読み返すと、ふとまた違った思いが出て来て、こういったエッセイを書かれるのでは、と思ったり。夫の収入、身なり、容姿、など。相手に対する結婚条件は人それぞれ。自分が納得していれば良いと強く私は思いました。
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山崎氏の作品は好きで、なにか発表されると必ず読んでいるが、正直エッセイは苦手だった。自分より年下だから、なんか感覚違うのかなぁとか思ったり。本作は結婚後の、しかもご主人がテーマということで、さらに、どーかなぁと思ったけど、まあ、読めました。〜たい、〜たいものだ、〜ている、〜ていきたいと思う、〜ていこうと思う、〜ことにした、など、なんだか、ひとつひとつ、きちんとしてる人なんだなぁと思った。気づきも多い人なのだろう。一点だけいうなれば、知らない人が言ってる「ぶす」なんて、そんな気にしなくてもいいのでは…。なんだかせつない…
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『かわいい夫』という、かなりインパクトのあるタイトルのエッセイ。山崎ナオコーラ氏のご主人が書店員という事で元書店員としては勝手に親近感が湧いている。父や我が子(流産だが…)の死。そして、2度目の妊娠。さまざまな出来事に見舞われながらも一生懸命、生きる山崎ナオコーラ氏がかっこいい。世間一般の結婚や夫婦の形にとらわれずに自分の価値観を貫くところもかっこいい。
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P185親になる 「父親ではなく、親でいいではないか。
なんとなく気の強い若いお嬢さんのようなイメージがあったのだけど違うみたい。それほどはっとする先輩らしいことはなく、うちの夫の方がかわいいって思えてします。
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2016.5月読了。
筋が1本通ってる。なんというかやんわりはっとさせられる言葉が多かった。山崎さんの考え方や言葉から、きちんと自分の頭で考えて毎日生きてるか、流されて適当にしていないか、誤魔化している自分の中のズルい部分に喝を入れられたような気がする。自分で考えて、軸を持ってきちんと生きなさいと叱咤されて、背筋が伸びたような感じ。内容は山崎さんの日常のエッセイ。でもビシっと鋭いメッセージをいただきました。ああ凛々しい。
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良かったです、期待以上に。
新聞連載ということもあってかぴたっと字数制限に収まっている(だろう)文章が好ましい。
短い文章の中の彼女の想いがきちんと入っていて、かつ起承転結もあり飽きない。
芥川賞候補になった作家に失礼とは思うが、巧いなと思った。ちょっと優等生じみているところはあるけれども。
ブクログのレビューは賛否両論分かれている。
嫌な人はとことん嫌なようで。
私は好きだ、このエッセイ集。
テーマが夫というのもなんだか潔いし、タイトルを裏切らない可愛らしさ。
実に正直に生真面目にナオコーラさんが書いているので一緒になってイラっとしたり、全然可愛くないじゃないか!などと憤慨しながら読んだ。
でも全体的にはなんとも言えない幸福感に包まれている感覚。
ナオコーラさんのような人、いるいる。
おとなしくて人前では意見を言わないんだけれど、実はうちに秘めた想いを抱いてる人。
外見とは裏腹に洞察力の深い人。
私は、こういう人を見つけるとどうしても仲良くなりたくなってしまう。片思いのことも多いけれど。
思ったことが先走ってしまう私にはちょっと羨ましい。
おまけに作家だなんて!
良いなぁ。
今までデビュー作?しか読んだことがなかったけれど、今や興味津々。
ナオコーラさんの本ぜひ読んでみたいです!