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紙の本
昭和二十年 第9巻 国力の現状と民心の動向 (草思社文庫)
著者 鳥居 民 (著)
【いける本大賞特別賞(第3回)】太平洋戦争が終わった年、昭和二十年の日本の一年間を、公文書から個人日記まで膨大な資料を駆使して描く。第9巻は、資源の危機的状況、木戸幸一の...
昭和二十年 第9巻 国力の現状と民心の動向 (草思社文庫)
昭和二十年第9巻 国力の現状と民心の動向
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商品説明
【いける本大賞特別賞(第3回)】太平洋戦争が終わった年、昭和二十年の日本の一年間を、公文書から個人日記まで膨大な資料を駆使して描く。第9巻は、資源の危機的状況、木戸幸一の終戦計画作成など、5〜6月の状況を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
米も塩も石炭もない。
海上輸送は壊滅状態となり、航空機の生産は水増しして発表される。
新官僚たちが作った「国力ノ現状」の報告書を中心に六月初旬の日本を描く。
(5月31日~6月8日)【商品解説】
目次
- 第26章 「国力ノ現状」 アルミの生産は、航空機はどれだけ(五月三十一日~六月四日)
- 「国力ノ現状」 北海道の石炭はいつまで
- 米内光政と松平恒雄が木戸解任に動く
- チャーチルが「十対一だぞ」と警告したのだが
- 「国力ノ現状」 溶鉱炉のバンキングがつづく
- 「国力ノ現状」 アルミナもアルミニウムもつくっていない
- 「国力ノ現状」 最後の頼りは白粘土
- 「国力ノ現状」 つぎは樺太の林産油
- 木戸、米内と松平の計画をつぶす
- 「国力ノ現状」 二千機の航空機を生産していると言ってみせるが
著者紹介
鳥居 民
- 略歴
- 鳥居 民(とりい・たみ)
1928年(昭和3年)、東京牛込に生まれ、横浜に育つ。水産講習所を経て台湾政治大学へ留学。台湾独立運動に関わる。現代中国史、日本近現代史研究家。主な著書に『昭和二十年』(既刊13巻)『毛沢東五つの戦争』「反日」で生きのびる中国』『原爆を投下するまで日本を降伏させるな』(いずれも草思社刊)など。本書執筆には1975年ぐらいから準備し40年ほどを費やした。親左翼的な史観にとらわれていた歴史研究に、事実と推論を持って取り組む手法で影響を与える。2013年1月急逝。享年八十四。
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