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商品説明
ペンネームに「動物」がひっそりと隠れた作家が紡ぐ、「動物」をテーマにした物語。東川篤哉「馬の耳に殺人」、似鳥鶏「蹴る鶏の夏休み」、小川洋子「黒子羊はどこへ」など、全5編を収録する。〔「世にもふしぎな動物園」(PHP文芸文庫 2018年刊)に改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
動物がペンネームに隠れている作家が、その動物たちをテーマに短編小説を書き下ろし! ミステリーから泣ける作品まで5作品を収録。【商品解説】
収録作品一覧
馬の耳に殺人 | 東川篤哉 著 | 5−50 |
---|---|---|
幸運の足跡を追って | 白河三兎 著 | 51−111 |
キョンちゃん | 鹿島田真希 著 | 113−152 |
著者紹介
小川 洋子
- 略歴
- 〈小川洋子〉1962年岡山県生まれ。「妊娠カレンダー」で芥川賞、「博士の愛した数式」で読売文学賞などを受賞。
〈鹿島田真希〉1976年東京生まれ。「六〇〇〇度の愛」で三島由紀夫賞、「冥土めぐり」で芥川賞受賞。
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小川さんのお話は羊
2016/02/04 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
小川洋子さんのお話が読みたくて。名前の漢字の動物の物語。小川さんは洋子の「羊」。どうしてこうも、となりの世界のような雰囲気を出せるのだろう。日本なのか外国なのかもわからない。でも手が届きそうな空間を醸し出す。白い羊から生まれた黒い羊。そして流れで育てることとなったある女性の話。女性の素性、全部はわからない。のけ者のような扱いでも、町の子供たちには愛されている。子供たちの面倒を見ている。黒羊とこどもたちのお陰で女性の最期は盛大になった。他作家陣、全員初でした。お話もまあまあ。やっぱ「小川さん一択」で読了。