紙の本
やっぱり木原さん!
2016/08/27 11:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかに、痛い作品で、主人公が、同情の余地がなく、エンディングも、もやもやとした物であっても、読ませてくれます。
どんなストーリーであっても、どっぷりつかってしまうのは、木原さんだけですね。
長野と西崎は、同じような環境に置かれますが、その状況にどう対処するかの対比を見せられた気がします。
心の強い人間と弱い人間の違いとでもいうのかな?
高校時代の西崎は褒められた人間ではないですが、こんな人、普通にその辺に居そうだし、西崎のような不幸に見舞われたら、大半の人が、西崎のようになってしまうのではないか?とも、思えました。
なんか、考えさせられる作品でした。
紙の本
Love it!
2016/06/27 08:57
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sol - この投稿者のレビュー一覧を見る
Amazing art from Ido Gihou's hand and a dramacti story!
電子書籍
立場が逆になる面白さ
2020/07/28 19:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:み - この投稿者のレビュー一覧を見る
貧乏で努力家と金持ちで見下している男の子が大人になり、全く逆の立場になるのが面白い。木原さんの持ち味のヒリヒリ感とヤク中の思考回路がうま過ぎて怖いほどでした。
紙の本
後味が悪い
2019/01/26 14:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後感は悪いです。でも読ませる作品です。さすが木原先生。あとがきに未来予想図がぼんやり示されてるのが救いかな。
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またも中途半端なラスト!単なるグズ男の物語
2016/05/31 16:11
12人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:モウ子。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に木原音瀬さんの新作だと飛び付いたら超ガッカリした。昔の作品の、後半部分を大幅に変更しての小銭稼ぎらしい。しかも、作家自身が物語のエンディングをまとめきれなかったようで、言い訳じみた後書きでお茶を濁している。グズな男を掘り下げただけで魅力的な人物は誰一人として登場せず、ストーリーが秀逸なわけでもない。「木原節」とも言われる作家の力量はBL 界では確かに抜きん出たものだとは思うが、coldシリーズや吸血鬼シリーズ等、中途半端な書きかけのまま作品を放置したり、余りに甘え放置な身勝手さにはファンであっても鼻白む。作家としてこれで飯喰ってんなら少しは責任持てよ!…と言っても応えないのだろうが…。あームカつく作品だった!
紙の本
まだ入手出来てませんのでこの本の感想ではありませんが
2016/05/31 14:14
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木野葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年前の作品なのか…
最近は書く題材がないのかな?
それとも規制がかかるようになり、自由に書けない?
新作は吸血鬼~の甘甘シリーズで好きじゃない。
もっと辛口なものが読みたいです。
あと再版してくれるなら、すべてお願いしたいですね。
嫌な奴とloop が好きでもう一度読みたいのに、再版されてないんですよね…
ファンなのですが、最近微妙です。
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「COLD HEART in NEWYORK 」以来、久々の新刊は97年小説ビーボーイ掲載作品に加筆修正した旧作品の改稿版。
10年前のBLとしてはありえないほど型破りな糖分ゼロの内容で、当時どう評価されたのか非常に気になるところです。
性格が良いとはお世辞にも言えない受が登場します。西崎というこの人物は、周囲を見下し見栄っ張りで高校時代は伯父のおかげで羽振りの良い生活を送っていたのですが、その後伯父の死により底辺生活へと転落。
しかし、自己中な上にプライドだけは底辺でも異常に高いままで、それがその後の負の連鎖への引き金となっています。
ストーリーがこの性悪な西崎視点で進行しているので、一読者として冷静に読み進もうと思ってもどんどん感情的になってしまうというか、フィクションだとわかっているのに西崎に対してどうにも腹立たしくなってしまいます。
思わず話にのめり込ませる上手さという点では、木原センセは天才的。
ほんとに最悪最低で好きになれそうにもない西崎なのに、気づいたらどうなるのか?どうするのか?と心配で心配でw
固唾をのんで見守ってました。
それに対して西崎の自己中な考えに最初から最後まで振り回されっぱなしだった長野の気持ちは、数少ない彼の言葉から読み取るしかありません。
でも、長野はそのまんまですよね。
西崎みたいに話すことと腹の中が大違いな人間ではないです。苦労して真面目に生きてきた不器用さがにじみ出ています。
長野の魅力を、実はとても良くわかってる西崎なのではと思ったりしました。
長野に魅かれていると素直に認めるのは、西崎の薄っぺらいプライドが許さなかったのかも。
長野に一言でも弱音本音を吐いていれば、愛も人生も違った形になっていたのではないかと思います。
この二人にハピエンはありえないような…
長野はもっと良い人見つけた方がいいですww
でも、あとがきに「都心の一軒家で…」とあったので、「COLD HEART」以上に手間ひまかかりそうだけど、最後はラブラブになれるのかなとすごく妄想してしまいました。
大体、長野は西崎の想いを本気と信じてくれないでしょうね。それに西崎働かなさそうだし…!
クズをやめることができるのかという疑問もありますね。想像できない…
二人のその後がめちゃくちゃ気になります。
どうやって二人が両想いになるのかという謎!ぜひ続きプリーズです。
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やっぱり、こんな終わり方なのか・・・
こんなはずじゃなかったって思ったことのない人がこの世にいますかね。
人生は、多くのもやもやでできている!?
・・・なんて考えてしまいました。
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木原節全開、てところでしょうか。
真面目攻め×クズ受け。
クズはどうしようもないクズで自己中で
それを突き放せない真面目くん。
いや、結末はどうなんだかな、と思わせていたんだけれども
あとがきでやっぱなーそうだよなーと。
個人的にはもうそこでぶっちぎっちゃえよと思うんだけど
そうさせないのがきっと作者の愛というか。
ないわー、と思うのは私の個人的な感情。
こんなクズはやめとけ、というのは
BL的にはダメなんでしょうね。
クズでも、好き。
悪くはないけど、「ないわー」と呟く。
この作家さんの得意なキャラ作りで
久しぶりだなぁと思っていたら
案の定昔の作品だったようです。
道理でクズっぷりがこの作家らしい作り方。
悪く言えば新鮮味がない。
嫌いじゃないけど、違った作品も読んでみたいなーと
欲を言ってみます。
それでも☆は5個。
久々に木原音瀬らしい一冊を読んだ気がしたので。
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ものすごく疲れる。
金で全て解決しクズの極みだった主人公の転落人生…
最初3分の1ぐらいは高校時代の話。ここが一番胸糞だったかもしれない。主人公は何一つ努力してないし、伯父の金で好き勝手遊ぶ、ゲームとして攻めと付き合い、そして勝手に嫌になり終いには攻めの家庭についてバラす。冒頭からクズの極みすぎてすごい…
でもここまでクズにしてくれると逆に読みやすいというか、変に同情しなかった。こういうことあるよね〜っていう共感もない。ただただ読んでいるという感じだった。
大人になってからもこれまたクズでクズですごいけど……
主人公は大体ボッコボコにされてるし怪我しまくり精神やられまくりでズッタズタなんだけど、読んでて「クズがざまあみろ!」という気分にもならない。可哀想!という気分でもない。なんだろうな…怖いだろうな…痛いだろうなそりゃあ…という冷静な気分で読んだ…
攻めがなぜここまで優しいのかが理解できなかった。そりゃあ惚れた弱み?的なことはあるだろうけど、それにしたって優しすぎないか…主人公があまりにクズすぎるから「怒っていいんじゃない!?!?」と何度思ったかわからない。無粋な話だけど。
ラスト、攻めが警察と組んでて、主人公が山に運ばれる時に警察が突入してくるとかかと思ってたから、まさかの事故でびっくりした。そ、そんな偶然……いきなり……
もしこれで仲直りハッピーエンド〜〜だったら萎えてただろうなあ。最後主人公がめちゃくちゃ惨めで、ああそうあるべきだよと思った、ので、なんか自分の嫌なところ気づかされた感がある。攻めが本当に可哀想……いいのかこれで……
最後、主人公が自殺して終わるのかなーとも思ってたけど、こっちのほうが救いがなくていいのかもしれない。いいって何がいいんだろう。
あとがきが予想をはるかに超えてからからとラフな感じだったので笑ってしまった。この話……萌えを詰め込んだ結果だったのか……萌えってほんと人それぞれだな……
そしてこの後どんな紆余曲折を経て二人静かに同棲するオチになるんだ…ちょっと一回生まれ変わらないと無理じゃないか……笑
なんだろう、読後の達成感とかが全くなかった……不幸な受けは好きなんだけど、クズがフルボッコされて喜べるタイプじゃなかったから、なんか複雑な気分だった……
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クズ受です。クズは容赦ないクズなんでそれ相当の報いを受けるんだけどそれで会心しないところがさすが木原さんです(笑)西崎の陥った状況はかなり酷くてどん底なんだけど如何せん性格が悪い為同情の余地がない。それでもまだ可愛げがあると思ってしまうのは木原さんキャラの免疫がつき過ぎたのでしょうか(笑)なんにせよ二人が一軒家でラブラブになるには一山も二山も超えなければならないと思うので気長に薄い本を読んでいこうと思います。
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アンハッピーエンドだから評価低くしたのではなく…ただ最低の人間がそれに見合った最低の人生を送ったという、それだけの話だった。しかも受けによって 不幸にさせられた人々に報復されたんじゃなくて自ら地獄に堕ちて、そのせいでまた攻めを不幸にさせようとして…。最後まで受けにとって攻めの存在価値がちっぽけなものだったんだと思ったら、あとがきの作者の妄想には到底自分は追い付けませんでした。
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ボンボンの高校生だったクズが、人生転落して底辺のクズになり、今も昔も同級生に最悪の仕打ちをする、安定感あるクズBL。今回は生命を脅かされた結果やったことなので、まだましなクズなのかな~。続編とっても読みたいです。
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FRAGILEに続き、私は一体何を読んでるんだ?って感じでした(笑)
幸せいっぱいのクズがどんどん最底辺まで不幸になっていくお話。
同情の余地のないクズとゆうかアホさ加減に最初はうんざりなんですが、転落人生ぶりが凄すぎてちょっと哀れになります。
主人公は根は素直なぼっちゃんなんだと思うんですけどね。アホすぎて救いがない。
でもほんのり萌えはあります。
こんなに主人公に好感が持てないのに、おもしろい!ってどんどん読ませる木原先生、凄すぎです。
アンハッピーエンドとゆうより途中でいったん筆をおいた感じがします。
どうやら同人誌ではハッピーエンドに落ち着いているようなので、是非とも書籍化希望です!!すごく読みたい!!