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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2016/04/26
- 出版社: 汐文社
- サイズ:27cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-8113-2252-0
紙の本
やまびと (えほん遠野物語)
著者 柳田 国男 (原作),京極 夏彦 (文),中川 学 (絵)
鉄砲撃ちの名人がまだ若かったころ、山奥の大きな岩の上に女がいるの見た。それは、人ではなく、やまおんなで…。京極夏彦による新たな語りと、中川学の絵による「遠野物語」の絵本。...
やまびと (えほん遠野物語)
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商品説明
鉄砲撃ちの名人がまだ若かったころ、山奥の大きな岩の上に女がいるの見た。それは、人ではなく、やまおんなで…。京極夏彦による新たな語りと、中川学の絵による「遠野物語」の絵本。見返しに「遠野物語マップ」あり。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柳田 国男
- 略歴
- 〈中川学〉1966年京都生まれ。イラストレーター、僧侶。作品に「絵本化鳥」など。
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紙の本
やまびととは誰だ?
2016/08/14 12:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い時に読んでこなかった本を最近しきりに惜しくなっている。
そういえば、この絵本の原作である『遠野物語』もそうだ。
もちろん、作者名は知っている。柳田国男。民族学者である。
読みそびれた理由はない。ただなんとなく手をすべり抜けた。
この絵本はその『遠野物語』の一篇を京極夏彦が文を書いて、僧侶でもある中川学が絵を描いてできあがった作品だ。
遠野の山々には「山人(やまびと)」が棲むという。
絵本にも、ひらがなでふりがなが付けられているが「住む」ではなく「棲む」となっている。この漢字はどちらかといえば、動物とか人でないものにあてられることが多い。
これが冒頭であるから、もう怪しげだ。
ある時鉄砲撃ちの男が山奥で「やまおんな」を見つけて、撃ち殺す。そのおんなの髪の毛を持って下山しようとする途中で、大男に襲われてその毛を奪われてしまう。やまおとこだ。
遠野では毎年娘や子どもがさらわれる、そのあたりもこのやまおとこと関係しているのだろう。
ある時、猟師が何年か前にさらわれた娘を山中で発見する。
娘が言うには、さらった男は「ものすごく背が高く、瞳の色が違って」いるらしい。
『遠野物語』は明治43年に発表された岩手県遠野に伝わる伝承話や説話を集めた本だが、そういうことを思うと、この「やまびと」というのは、遠く海外から流れついた異人のことではないかと思いたくなる。
もちろん、もっと怪なるものを想像しても自由だ。
発想を柔らかにするのに、『遠野物語』を読むのもいい。
紙の本
怖いのが好きで
2017/03/20 00:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
うちの子供たちは、どうも、怖いのや、妖怪、不思議、ってのが好きらしい。京極夏彦さんが、かかわっているのをかたっぱしから探していたので、読んでみた。遠野物語りに興味がわいたみたいなので、今度柳田さんの、本が小学向きなものがないか探してみたいと思いました。