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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/10/27
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/381p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-400182-7
読割 50
紙の本
江戸散歩 決定版
著者 山本博文 (著)
将軍の庭・浜離宮恩賜庭園、江戸庶民の信仰を集めた寺・金龍山浅草寺…。歴史学の第一人者が、東京に今も残る江戸を、切絵図と現代地図、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介...
江戸散歩 決定版
決定版 江戸散歩
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商品説明
将軍の庭・浜離宮恩賜庭園、江戸庶民の信仰を集めた寺・金龍山浅草寺…。歴史学の第一人者が、東京に今も残る江戸を、切絵図と現代地図、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介する。〔初版のタイトル等:東京今昔江戸散歩(中経の文庫 2011年刊)〕【「TRC MARC」の商品解説】
国会議事堂は、もと誰の家? --井伊直弼の上屋敷の一部だった。本書は、東京に残る江戸の面影を、切絵図と切絵図に重ねた現代地図、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介。
江戸城本丸(皇居東御苑)、鬼平が設立した人足寄場(石川島公園・高級マンション)、徳川将軍家の庭(浜離宮恩賜庭園)、南町奉行所(有楽町駅前広場)、江戸の観光地(愛宕神社)、江戸幕府の最高学府・昌平坂学問所(湯島聖堂)、江戸のアウトレット(日本橋富沢町)など、著者自身が実際に歩き、江戸の息吹が感じられるおすすめの個所を厳選。
ベストセラー『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)に、新たに小石川谷中本郷絵図、麹町永田町外桜田絵図の2つの切絵図と、根津神社などの4項目を加え、単行本サイズに大きく見やすくなった待望の増補版! オールカラー!【商品解説】
将軍の御庭・浜離宮恩賜庭園、柳沢吉保の意外な素顔と六義園など、東京に残る江戸を、切絵図と現代マップ、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介。小石川谷中本郷絵図、麹町永田町外桜田絵図も加った増補版!【本の内容】
目次
- はじめに ~江戸の面影を今に残す東京
- 【千代田区・中央区】
- [大名小路神田橋内 内桜田之図]
- 江戸城本丸・二の丸 ~江戸城本丸跡
- 江戸の町奉行所 ~南町奉行所の石組みを復元した有楽町駅前広場
- [?町永田町 外桜田絵図]
著者紹介
山本博文
- 略歴
- 〈山本博文〉1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学史料編纂所教授。文学博士。「江戸お留守居役の日記」で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。他の著書に「武士の評判記」など。
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紙の本
地図はタイムマシン
2016/11/23 08:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近古地図がブームのようだ。
書店に行くと古地図で観光するといったような雑誌や本が多く目につく。
特に江戸、つまりは東京が面白い。
古地図と現在の地図を重ねると、有名なあの場所はもともとこんなところだったのかと驚くことも多い。
例えば東京ミッドタウン。ここはもと長州藩毛利家の藩邸があったところといった具合だ。
そんなところが東京にはたくさんあることが、この本を読むとわかる。
本書の著者山本博文氏は東京大学史料編纂所教授で、数年前に中経文庫で『東京今昔江戸散歩』という本を上梓している。
本書はその本の改訂版だということだが、「決定版」と表記があることだから、より面白さが増しているのだろう。
最初に紹介されているのは現代でいうところの千代田区と中央区。
もちろんここには現代の皇居、江戸でいえば江戸城があったところ。
皇居といえば二重橋周辺を思い出す人も多いが、天守台から皇居東御苑近辺を数年前に訪れた時にはさすが徳川様と驚きと感心をしたものだ。
その時、この本があればさらに面白さがちがっただろうと今さら悔しい。
さらに足を延ばして港区にはいれば、ここには将軍様の庭であった浜離宮や将軍家の菩提寺であった増上寺と続く。
上野公園のある下谷あたりも寛永寺を中心に面白い一画といえる。
当時の中心から少しはずれるが新宿や中野、王子飛鳥山なども説明があって、そのあたりが江戸の頃の町だったのだろう。
地図一枚あれば、どの時代にもいけることを思えば、地図というのは小さなタイムマシンのようなものだ。