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読割 50
紙の本
目囊 (光文社文庫)
著者 加門七海
怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の土蔵で見つかった古文書「目囊」を預かる。そこに記された怪談に興味をひかれ、菊池家の歴史を調べようとするが…。長編ホラー小説。『w...
目囊 (光文社文庫)
目嚢―めぶくろ―
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商品説明
怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の土蔵で見つかった古文書「目囊」を預かる。そこに記された怪談に興味をひかれ、菊池家の歴史を調べようとするが…。長編ホラー小説。『web光文社文庫』連載に大幅加筆。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
耳嚢は聞き取った珍談、奇談。では、目嚢は・・・・。
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
いとこの嫁ぎ先の古い土蔵で見つかった『目嚢』という古文書。その内容が怪談にまつわるものだと知ったとき、怪談作家の鹿野南は喜び勇んで預かった。
『目嚢』には抱えた生首をかじる女の幽霊画が載っており、それは素人が描いたような稚拙なものだったが、読み始めと終わりでこれほど印象が変わることになろうとは想像していなかった。
虫がでる。
体調を崩す。
なにかを、みた気がする。
些細なことだと、そんな風に片付けられるような出来事も続いて起これば、不安は澱のように沈んでいき、主人公でなくとも、あの『目嚢』に原因があると思わざるをえなくなる。
ひらきはじめた怪異がゆっくりと、彼女の冷静さや客観性を失わせていく様子が静かに恐ろしかった。
人の想いとはこれほどまでも重く、そして手におえないものなのか。
好奇心やささいな善意などなんの役にも立たない。その場をすみやかに立ち去ることが最善の策であるような、そんな手におえない恐怖がここにある。
温かい布団の中で読むのにふさわしい、悪寒の走る1冊である。
紙の本
深遠を覗く時 深遠もまた こちらを覗いているのだ
2017/04/03 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名なこの言葉がそのまま当てはまる一冊です。好奇心で覗きこむととんでもない事になる因果。真に恐ろしいのは 深遠側からは はっきりとこちらが見えているだろうと言う事。
紙の本
これ怖いです。
2016/11/07 15:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gakunora - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品怖いですよ。
読んでいると、背後が気になります。
それと、終わり方がまた・・・。