紙の本
タイトルはやや大仰な気もするが、学ぶことはけっこう多い
2021/01/15 18:35
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事から、日常の暮らしにいたるまでをより豊かに美しくするための工夫の仕方を綴った一冊。古くからある常識やスタンダードみたいな記述も多く参考になる。しかし、本書の魅力は、たとえば、丸谷才一氏の著者に「歴史ものの読書は年表を作って読む」とあって、その通りに実行していることだとか、個人経営のお店の美味しいメニューの話など、本筋を彩る、ささやかだけど楽しい暮らしの情報だったりします。
紙の本
流されない
2019/02/28 22:26
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「自分で考えて生きる」って基本のような気もしますが、流されて生きている人もたくさんいますからね。立ち位置を考えねば。
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工夫するとコツが見つかる。コツは魔法となって暮らしをきっと美しくしてくれるだろう――これが、松浦弥太郎が提案する、大人が幸せに生きるための新スタンダード!
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松浦弥太郎の読売新聞に連載されたエッセイ集。日々の工夫や考え方を少しチェンジするだけで、人生は小さく、そして大きく変わる。
そのままの味を探す(味つけられたものではなく、素材の味を探す、味わう事で気がつくことがある)
美しき作法 大切に。敷居を踏んではいけないとかしつけは大切に伝えたい。美しい所作には、その背景に日本の美しさがあるから。
浪費 若い時の貴重な経験。ミニマリストが流行ったが、節約や簡素、断捨離など考えずに、若いうちは浪費して見てもいい。
仕事場には、正方形の机。何も置かない、机の上を何もない状態にする。スパッと気持ちが切り替わる。
材料選びがいちばん大事。
本書で語られるのは、たわいもないような生活の1コマをポジティブに捉えて、今を生きている感覚を強く持とうとする、その心の持ちようだ。何かをなす時に、その背景にあるのは何か。感謝と、大切に思う気持ち、そして手間をかけるということ。面倒だけど、やるからには徹底的に、ポリシーを持ってやっていきたい。
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『暮らしの手帳』編集長などをされた著者による、2011年4月から2015年11月までの読売新聞連載のコラムを単行本化したもの。
暮らし、仕事、人間関係、もの選び、歳の取り方、趣味、食について、著者なりのライフスタイルとそこにある工夫やコツにふれる。
1965年生まれ、四十代後半・アラフィフの著者だが、敷居や畳のヘリは踏まないように躾けられていたり、帽子や茶わん、年代物のスポーツカー、ひいきのお店など、(高級とか一流というよりも)きちんとした上質な暮らしのあり方へのこだわりが感じられた。ネクタイの幅はジャケットの襟幅に合わせるなどは注意してこなかったので、参考になった。
マネをする必要はないが、自分をカッコいいと思えるような暮らしぶりのひとつのお手本としたい。
17-43
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20170418 身近な話題。どんなささいな事にも思いはある。気にしなければ済む事もあるが知って得をしたような気分になる。同じように自分なりに考える事が出来ればと思う。
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丁寧に生活することの大切さが伝わる。わかっててもありがとうなかなか日々のことに追われてできてない自分を反省する…
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「暮らしの手帖」「くらしのきほん」の編集長を歴任した著者によるエッセイ集。
〈暮らしの工夫・コツ〉〈仕事の工夫・コツ〉〈ものの選び方の工夫・コツ〉〈食べることの工夫・コツ〉など全7章に分かれていて、1つのテーマの文章が見開き1ページ分に短く書かれていて、とても読みやすい。
日々暮らす上での選択や行動が、その7章のどれかには当てはまる。朝起きて、朝食を摂り、身支度をして、仕事に向かう。その間にも、たくさんの選択や行動が含まれている。朝に食べるもの、その時に使う食器、洗顔や歯磨きの時に使うグッズ、着る服や履く靴…その間にテレビを観る人ならどの番組を観るのか、音楽を聴く人ならどんな曲を聴くのか。いちいち意識していない中に、無数の選択がある。
そういう行動や選択に目を向けて、それについて考えてみる。どうして自分はそれを選んで、その行動をするのか。こだわりなんて無いと自分では思っていても、そこには無意識のこだわりがあるのかも知れない。
日々をきちんと生きたいな、と私も思う。完璧は難しくても、美味しいものを作ったり食べたり、時間に余裕を持って行動したり、時間があれば趣味を楽しんだり、もちろん仕事は出来るだけ楽しんでしたい。
そうやって生きるためにどうすればより良くなれるのか。その〈工夫やコツ〉のヒントをたくさん拾える本。
新しいものの便利さを享受しつつ、古くからあるものの良さを再認識する。普段スマホで気軽に連絡を取り合う相手と、たまに手紙をやり取りしてみる楽しさ、のような。ひとつの物事にこだわらないということも、またひとつのこだわりなのかも。
自分が良いと思ったものを受け入れて、自分を労って…という営みをしていれば、自然と人や物にも優しく出来るのかも。
たまに本棚から取り出して読みたくなるような本。
流行や人真似も時には良いけれど、自分で考えて生きれば、それとはもっと違った自分だけのものが得られるのかも。
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日々のくらしをより「良く生きる」ための工夫・コツが、洒脱な文章で綴られています。一見さらりと読めてソフトだけれど、生かされるのではなくて能動的に人生を「生きる」という強かな意思を感じ、心打たれました。
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2006年から9年間暮しの手帖の編集者をつとめ、2015年4月からクックパッドに入社し、くらしのきほんサイトを立ち上げた著者が、何事の基本と考える「工夫とコツ」。
それらを暮らし、仕事、人間関係などのジャンルに分けて語る、エッセイ風読み物。
松浦さんの本を読むと、基本に立ち返り、素直な自分に戻れるような気がする。毎日の当たり前のことを淡々と取り組みたいと思う。
自分で試行錯誤して、楽しく工夫していく暮らしを守りたいというヒントがいっぱいでワクワクした。
以下、心に残る言葉
お金を友達と思い、お金に喜ばれるように扱う。
いやなことがいっぱい貯まると幸運と交換できる。
心がもやもやしたら掃除、動く。
欲しいものを考えるより、今持っているもののことを考える。
今日のベリベリーグッド日記。
本は人の話を聞くようなもの。
文章は一人のために書く。
気になることはやってみる。
男を甘やかさない。
読ませる(イマジネーションを掻き立てる)のがよい写真。
面倒くさいけど楽しいこと(趣味)を守る。
歯磨きは趣味のように丁寧に。
全肯定する老後。
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久々に著書を読んだけど、なんかしっくり来ない。そんなタイミングかな。最後の後味については良かった。また、再読しよ
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幸せの種の工夫・コツを書いた、というがそれを得るようにはあまり感じない。ましてや尊い行為、暮らしを美しくするものが毎回書かれてるとも思えない。
日々雑感をシャレたように書いている、というのが実際の感想。その中に尊さや美しさがあるとしたら、占いみたいなもので、書き手はぼやっと、受け手は気分をそれぞれに変える、というくらいのものだろう。
仕事の章にある正方形机、近くにゴミ箱なし、というのがやってみたいと思ったこと。
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真似したいこと
●今日のベリーベリーグッド日記
●気になることはあれこれ悩まず、人に笑われそうなことでも思うままにやってみる
●客ぶりの良さを学ぶ(マナーよく、言葉遣いよく、相手を敬い、思いやりのある振る舞い、感謝の心を伝える)
●お隣に失礼します
●Holidayインターネットサイト
●歯と歯茎の手入れ
●全肯定の老人になる
●
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単調でなかなかページが進まなかったが、松浦さんの本はなんか好きです。
この本は、具体的な品名や店名がたくさん紹介されていて好奇心が刺激された。
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イモトさんが松浦弥太郎さんの本をテレビでおすすめしていたので、イモトさんがおすすめしていた本は図書館になかったけれど、別の本を借りてみた。
日々の生活の中に楽しみを見出したり、些細なことを考えてみたり、といったエピソードが書かれていた。ただ、松浦さんの日々の生活(グルメなものを食べたり、海外に出張したり)と私の日々の生活がかけ離れているためか、あまり共感したりする部分はなく、なんとなく読み進めただけになってしまった。
家庭の味はほどほどでいい、そんなに頑張らなくてよい、というお話には安心した。