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紙の本
市場を織る 商人と契約:ラオスの農村手織物業 (地域研究叢書)
著者 大野 昭彦 (著),京都大学東南アジア地域研究研究所 (編)
ラオスの伝統的手織物を対象として、市場経済がほとんど生成されていない社会において、市場なるものが勃興していく過程を観察。商人を市場形成の議論に招き入れ、取引作法としての契...
市場を織る 商人と契約:ラオスの農村手織物業 (地域研究叢書)
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商品説明
ラオスの伝統的手織物を対象として、市場経済がほとんど生成されていない社会において、市場なるものが勃興していく過程を観察。商人を市場形成の議論に招き入れ、取引作法としての契約に注目して記述する。【「TRC MARC」の商品解説】
経済理論の教科書に商人は登場しない。ことほど左様に現代経済学は,完全競争市場の虚構に落ち込んでいる。実際には,情報は不完全で取引費用もかかる。すなわち取引される財の特性に応じて,どのような商人がいかなる作法で市場を形成しているのかを問わねば,真の経済は論じられない。ラオスの地場織物産業に参与観察し,市場形成のダイナミズムを見る。【商品解説】
目次
- 序章 市場の形成を捉える
- 第Ⅰ部 手織物を探る
- 第1章 ラオスの手織物の歴史と技術特性
- 第2章 登場人物
- 第3章 取引契約
- Appendix A 企業間信用とお得意様関係
- 第4章 農村経済と機織り
- 第ⅠⅠ部 ふたつの市場
著者紹介
大野 昭彦
- 略歴
- 〈大野昭彦〉1953年山口市生まれ。青山学院大学国際政治経済学部教授。経済学博士。著書に「アジアにおける工場労働力の形成」など。
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途上国において商品によって市場が生まれていく過程を詳細に考察
2017/08/07 09:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ラオスにおいて伝統的な手織物があるにも関わらず、それがなかなか市場経済に結びついていない現状を分析し、一つの商品が市場経済に流通し、消費市場が生まれるまでの過程を詳細に考察・分析した画期的な作品です。途上国の経済について研究をされているからには、絶好の書です。