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- カテゴリ:幼児
- 発売日:2017/05/13
- 出版社: 岩崎書店
- サイズ:27cm/36p
- 利用対象:幼児
- ISBN:978-4-265-80229-6
紙の本
ねぇ、しってる?
お兄ちゃんになった男の子。赤ちゃんは、泣いて、だっこされて、ねんねして、それだけ。それなのに、家族みんなが次々にベッドの赤ちゃんを見に来て…。新しい命との出会いと、とまど...
ねぇ、しってる?
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商品説明
お兄ちゃんになった男の子。赤ちゃんは、泣いて、だっこされて、ねんねして、それだけ。それなのに、家族みんなが次々にベッドの赤ちゃんを見に来て…。新しい命との出会いと、とまどい、そして心からのよろこびを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
かさい しんぺい
- 略歴
- 〈かさいしんぺい〉東京都生まれ。IT系エンジニア、作家。会社勤務の傍ら、創作とエッセイを書く。
〈いせひでこ〉画家、絵本作家。作品に「わたしの木、こころの木」「チェロの木」など。
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紙の本
おにいちゃん
2017/06/18 21:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あかちゃんができておにいちゃんになった子の気持ちが描かれていていいと思う。
うちの子には少し長かったようで途中でどこかに行ってしまったけど。
長いのもあったけど、ピンとこなかったのかな。
紙の本
子供をぎゅっとしたくなる
2020/09/26 12:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:梨桜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何が寂しくて、何が必要で、何を満たされたいのか。
わかった気になって、子供自身から目を逸らしていないか。
怖くなったら、この本を開いて。子供自身が開いていたらぎゅっと抱きしめて、また向き合っていきたい。
紙の本
子ども時代を追体験または、疑似体験
2019/03/04 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが通過しているはずの子ども時代。でも、あの頃のことをしっかりと記憶していることはあまりない。幼年期のあやふやな記憶を補ってくれているのはこういう絵本のように思います。それゆえに、兄弟もいないのに、あるある、そうそう…と共感できたりしてしまうのは、どういうことなのでしょう。
実際に、こんな小さな子どもがいて、しかも、第2子を待っているお母さんがこんなにゆとりをもって「お兄ちゃん」に接することができるのだろうかと思います。どこか、お母さんの先輩が、小さな子どもと必死になって生きている今の新米お母さんたちに、そして、もうすぐ「お兄ちゃん」になってしまう「僕たち」に大丈夫だよ、とエールを送っている絵本のように感じます。
いせひでこさんの絵がとても素敵で、そんなに頑張らないで、少し立ち止まってゆっくりしたら…と語りかけているように見えてなりません。
外の風の音を聞きながら、絵本を一緒に眺めたり読んだりするひと時があるといいな。
紙の本
ほんものの絵
2019/04/28 08:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
弟か妹が誕生することで気持ちがゆらぐ。
そんな子供を主人公にした絵本は多い。名作といわれるキーツの『ピーターのいす』もそうだし、かさいしんぺいさん作、いせひでこさん絵のこの絵本も、生まれたばかりの弟だけど「うれしいような、ちょっぴりこわいような、へんてこなきもち」になるけいたくんを見事に描いてみせた作品だ。
お父さんもお母さんもみんな新しく生まれた弟ばかりかまって、自分はもう誰の「だいじっこ」ではなくなったのかもしれないと悲しむけいたくん。
そんな時、大事にしていた空色のゾウのぬいぐるみから自分が赤ちゃんの時にどんなに大事にされていたかを教えられて、いくつになっても自分は大事にされていることに気づくのだ。
子供という不思議なものに寄り添うそんな力を感じたこの作品だが、絵を担当したいせひでこさんの魅力が大いに力になっているような気がする。
この絵本の中にはさまざまなけいたくんが描かれている。
保育園でみんなと遊ぶけいたくん。お母さんのお手伝いするけいたくん。ぬいぐるみと遊ぶけいたくん。絵を描く、本を読む、ミルクを飲む。
立ち、座り、腰かけ、走る、しゃがむ。
正面をむく。後ろ姿。のけぞる、抱っこされる、泣く。
この絵本の中にけいたくんは、私たちのまわりにいる子供の一人だ。
きっといせさんはそんな子供をじっと視続けたにちがいない。
そうでないと、これだけ表情のある子供が描けないだろう。
子供は幼いからといって大人がごまかすことを許さない。
だから、子供には本物が必要なのだ。
いせさんの絵はそんなことを教える。