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裁判官はこう考える弁護士はこう実践する民事裁判手続
裁判官と弁護士が、若手の裁判官と弁護士に向けて、民事訴訟手続を進めるにあたって考慮すべき事項を論じ、意見交換を行う。「弁護士から見た訴状の作成・提出」「裁判官から見た争点...
裁判官はこう考える弁護士はこう実践する民事裁判手続
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商品説明
裁判官と弁護士が、若手の裁判官と弁護士に向けて、民事訴訟手続を進めるにあたって考慮すべき事項を論じ、意見交換を行う。「弁護士から見た訴状の作成・提出」「裁判官から見た争点整理手続」など、全10章を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
現役の裁判官と弁護士、腹を割って語る!民事裁判手続について法曹二者が互いに意見を交わす、業界注目必須の1冊。よりよい民事裁判のために求められるものとは?若手もベテランもここに新しい気付きが必ずある!【商品解説】
目次
- 第1 民事裁判手続の意義
- 1 民事裁判手続はどのような意味及び特色を持つか
- (1)民事裁判手続は紛争解決のためにある
- (2)処分権主義と弁論主義
- (3)紛争解決における当事者の納得の重要性
- (4)裁判官が的確に認定すべき「事実」とは
- (5)認定すべき事実の「範囲」
- (6)事実認定に踏み込まないままの判決をした失敗談
- (7)弁論主義,要件事実理論に対する「曲解」?
- (8)要件事実理論は,それでもやはり重要である
著者紹介
柴崎 哲夫
- 略歴
- 〈柴崎哲夫〉早稲田大学法学部卒業。千葉地方・家庭裁判所松戸支部判事。共著に「民事訴訟法辞典」がある。
〈牧田謙太郎〉早稲田大学法学部卒業。弁護士(柏綜合法律事務所)。共著に「慰謝料算定の実務」がある。
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電子書籍
☆民訴法の勉強と一緒に読むとより面白く読めると思います☆
2024/06/01 21:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
「弁護士から見た訴状の作成・提出」「裁判官から見た争点整理手続」等について、裁判官と弁護士が、若手の裁判官と弁護士に向けて、民事訴訟手続を進めるに当たり考慮すべき事項を論じ、意見交換を行った書籍です。
民訴法の勉強と一緒に読むと、より面白く読めると思います。
( ..)φメモメモ
-----------------------------------------------
【調査】
書類の入手は、《いつ》《誰が》《どのように作り》《どこに提出・保管されているか》想像してみる。
現地調査は重要。
調査目的を明確にすれば、何が最適な調査方法かが見えてくる。
写真・動画撮影は、《いつ》《どこで》《どの視点から撮影したか》が重要で、少し多めにとるとよい。
法令・判例に当たることを億劫がらない!
特にネットは、出典元に注意!
【訴状】
訴状は、民事裁判の設計図面と心得よ!
《請求の趣旨》+《請求の原因》+《請求を理由づける具体的事実》
打合せから訴状起案は始まっている。
《要件事実》《重要な間接事実》《その他》に振り分ける。
間接事実は、紛争の実態が分かる程度に書く。
《よって書き》をちゃんと書く。
【答弁書・準備書面】
相談・打合せは速やかに実施し、検討時間を確保する。
訴状、証拠、原告準備書面を見ながら相談・打合せ
認否は、請求の鯨飲に対し、1つ1つ丁寧に。
【事実認定】
事実認定は、個々の証拠を検討してピースとするジグソーパズルのようだ!
【証拠説明書】
証拠説明書の機能:証拠の機能、証拠価値等を理解しやすくする。
立証趣旨の記載は実質的かつ簡潔に!
【書証】
書証はリアルタイムで作成されているからこそ重要視される。
書証は生の事実が記載されており、訴訟をあまり意識していないからこそ、証拠として重要視される。
書証で裁判官の心証の大部分が形成されてしまう。
《作成者》《作成日》《作成過程》《作成状況》《他の書証との関係性》等を多角的に検証すること!
【人証】
人証は記憶の混濁や介在が起こってしまうため、心証の補完や確認に過ぎない。
事実認定の穴を補完できる人を人証として採用すべし!
【尋問】
尋問は、とにかく入念な準備を!
反対尋問の準備として、これまでの証拠等から矛盾点等を洗い出してみよう!
反対尋問で嘘を暴くには、事実を具体的に語らせるべし!
【陳述書】
陳述書の機能:経験を書面化した、主尋問を代用するもの
陳述者の記憶に従いつつ、ボロを出さないようにフォローする。
陳述書には、具体的事実を中心に盛り込むべし!
反対尋問を経ていない陳述書は、弁論の全趣旨と同程度の証明力しかなく、他の証拠から認定できる事実を補完する役割を担う程度の意味しかない。
紙の本
☆民訴法の勉強と一緒に読むとより面白く読めると思います☆
2024/06/01 21:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
「弁護士から見た訴状の作成・提出」「裁判官から見た争点整理手続」等について、裁判官と弁護士が、若手の裁判官と弁護士に向けて、民事訴訟手続を進めるに当たり考慮すべき事項を論じ、意見交換を行った書籍です。
民訴法の勉強と一緒に読むと、より面白く読めると思います。
( ..)φメモメモ
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【調査】
書類の入手は、《いつ》《誰が》《どのように作り》《どこに提出・保管されているか》想像してみる。
現地調査は重要。
調査目的を明確にすれば、何が最適な調査方法かが見えてくる。
写真・動画撮影は、《いつ》《どこで》《どの視点から撮影したか》が重要で、少し多めにとるとよい。
法令・判例に当たることを億劫がらない!
特にネットは、出典元に注意!
【訴状】
訴状は、民事裁判の設計図面と心得よ!
《請求の趣旨》+《請求の原因》+《請求を理由づける具体的事実》
打合せから訴状起案は始まっている。
《要件事実》《重要な間接事実》《その他》に振り分ける。
間接事実は、紛争の実態が分かる程度に書く。
《よって書き》をちゃんと書く。
【答弁書・準備書面】
相談・打合せは速やかに実施し、検討時間を確保する。
訴状、証拠、原告準備書面を見ながら相談・打合せ
認否は、請求の鯨飲に対し、1つ1つ丁寧に。
【事実認定】
事実認定は、個々の証拠を検討してピースとするジグソーパズルのようだ!
【証拠説明書】
証拠説明書の機能:証拠の機能、証拠価値等を理解しやすくする。
立証趣旨の記載は実質的かつ簡潔に!
【書証】
書証はリアルタイムで作成されているからこそ重要視される。
書証は生の事実が記載されており、訴訟をあまり意識していないからこそ、証拠として重要視される。
書証で裁判官の心証の大部分が形成されてしまう。
《作成者》《作成日》《作成過程》《作成状況》《他の書証との関係性》等を多角的に検証すること!
【人証】
人証は記憶の混濁や介在が起こってしまうため、心証の補完や確認に過ぎない。
事実認定の穴を補完できる人を人証として採用すべし!
【尋問】
尋問は、とにかく入念な準備を!
反対尋問の準備として、これまでの証拠等から矛盾点等を洗い出してみよう!
反対尋問で嘘を暴くには、事実を具体的に語らせるべし!
【陳述書】
陳述書の機能:経験を書面化した、主尋問を代用するもの
陳述者の記憶に従いつつ、ボロを出さないようにフォローする。
陳述書には、具体的事実を中心に盛り込むべし!
反対尋問を経ていない陳述書は、弁論の全趣旨と同程度の証明力しかなく、他の証拠から認定できる事実を補完する役割を担う程度の意味しかない。