愛を演じて （ハーレクイン・イマージュ ベティ・ニールズ選集）

ロンドンの病院で働く２０歳の見習い看護師ベネチアは、近くの店の爆弾騒ぎで腕を負傷し、かの著名なオランダ人脳外科医のルティンガ教授に処置してもらうことに。かすかな意識のなか、教授のハンサムな顔を見上げ…。〔１９９１年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】

恋にめざめた乙女に求められたのは、
愛を感じるのではなく、演じること。

ロンドンの病院で働く二十歳の見習い看護師ベネチアは、
近くの店の爆弾騒ぎで腕を負傷し、かの著名なオランダ人脳外科医
デュアルト・ター・ラーン‐ルティンガ教授に処置してもらうことに。
かすかな意識のなか見上げた教授のハンサムな顔――
そのとき、乙女の小さな恋は始まったのかもしれなかった。
やがて、唯一の家族だった祖母が急死し一人残されたベネチアに、
彼女の気持ちを知ってか知らずか、教授が突然プロポーズをしてきた。
オランダで後見することになった孤児の少女が手に余り、
模範的な家庭生活を示すために、妻役を演じてほしいというのだ。
愛のない結婚は本望ではないと、泣く泣く拒むベネチアだったが……。

唯一無二の作風で愛されるベティ・ニールズの選集をお贈りします。年上の教授に淡い恋心を抱いたのもつかのま、愛の介在しない結婚を提案されたベネチア。祖母亡き今、寂しい身の上を思うと家族は欲しいけれど、形ばかりの偽りとは哀しい……。切ない葛藤の物語。【商品解説】

ロンドンの病院で働く二十歳の見習い看護師ベネチアは、近くの店の爆弾騒ぎで腕を負傷し、かの著名なオランダ人脳外科医…【本の内容】