紙の本
東京は面白い
2017/11/28 18:17
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこから読んでも楽しい。
荒川の流れていない荒川区。オリンピックといえば世田谷区。
東京に住んでてもしらないことがいっぱい。
やっぱり東京は面白い。
紙の本
一人称の23区!
2017/11/07 17:57
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投稿者:ふみしょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
私だったり、オイラだったり、23区が楽しく自己紹介?されていました。
長く住んでいても 馴染みの無い区は へぇ~!な歴史が有ったのだ と云った発見も有りました。
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東京都の区そのものか、ランドマークとなる建物などに人格を持たせ、それぞれの区について語らせる。そんなちょっと変わった東京を紹介する小説。
解説にも書かれている通り、今の姿に透けて見える過去の姿を中心に語っています。読むと東京の町歩きをしたくなること請け合いですが、決してガイドブックではないです。そう、それぞれの区に興味を持つきっかけを与えてくれる。そんな本です。
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東京都23区について、それぞれ一人称で語られる。
その区の特徴を表すような語り口調でしたが、しょうみうざったく感じてしまった。
内容が薄ーく浅いので読みやすい。
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生真面目な千代田区が思い出すビートルズが皇居を歩いた日のこと、洒落者の港区が語る魅力的な若者たち、文学を愛する杉並区が明かすある女性との出会い・・・
23区23様のドラマチックなストーリーが踊りだす。
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東京23区それぞれが一人称で語り出す、自分という街の歴史とドラマ。世にもユニークな小説集。
誰もが憧れる東京の街。区という括りで語るというのが新鮮に感じる。区は名字で街が名前と考えると面白い。
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23区が擬人化されていて、それぞれ違う口調のキャラクターとなって1人称で語るという手法。
懐かしい話もあれば「そうだったの?!」という話もあり、サラリと楽しめた。
私は千代田区出身で、現在は港区民だけど、
なるほど、ちょっとお高くとまってる口調で気取ってる感じは分かるな~。(笑)
他人からそんな風に思われてたらやだな、なんて心配になってしまったけどw。
ずっと東京に住んでいるので、容易に映像が想像できて面白かった。
これは小説と言うより、文章のアルバムのような感じだった。
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東京23区(と、武蔵野市)がそれぞれ一人称で町の歴史を語る。もともと2013年から2年にわたりどこかの雑誌で連載されていたものだそうで、当時の流行やニュースも存分に盛り込まれている。2015年の単行本化から2017年の文庫化までの2年間でも、東京事情は目まぐるしく変化しており、作者によるあとがきでのフォローも2019年の今となってはまたもアップデートを要する状態に。
しかしこれが東京。
本編の各区のお話も、本当にどれもひとつひとつとっくり語り合いたいくらい面白かったが、『いまむかし東京町歩き』の著者(とかいって私は未読ですが面白そう)川本三郎さんによる解説も良かった。
『京都や奈良のように何百年も前の風景が残っている町では「歴史」が語りやすいが、東京のように変化の激しい町では「思い出」を語りたくなる。』
これよこれ。(思い出ってキーワードに私は弱い気がする。)
エピローグ的な「東京都」の巻では、家康以前、遠浅の海に向かって流れるいくつもの川が氾濫の度にその間の地形を変えてきた湿地帯時代の頃から、この地は諸行無常を体現するかのように、変化を繰り返してきた場所であることを描き出す。そしてそこには、江戸の火事、関東大震災、戦争…ですべてを失うたびに、いつも淡々と町を再建してきた人々の営みがあった。(ま、巨視的にみればね。)
東京で歴史散歩なんていったって、近畿圏(もっといえばヨーロッパとか)に比べたらそうそう大したものは残っていなくて、それが残念だなあというふうにも感じるけれど。形あるものはいつかはなくなるし、記憶だって薄れたり変わったりしていくもの。残すことばかりにあんまりこだわっても、しかたないのかもしれない。
それでも、昔こんなことがあったとか、あった"らしい"とかいう話にふれ、へ~なんて思って心動かされることは、自覚はなくても自分にそして周りに何らかの変化をもたらすだろう。
じーちゃんやばーちゃんや親父さんやお袋さんや近所のおじさんやガッコの先生の、「耳にタコ」な思い出話も、そう考えると捨てたもんじゃない。なんて言う自分も、くどい思い出話をする大人にすでになっていると思う。
■備忘メモ
・首都高はほとんど、元「川」(っていうか堀)
・六本木は元々軍隊の町。その後米兵がきてアメリカ文化を持ち込む
・新宿がビル街になったのは1970年代からか~
・1995年青島都知事、世界都市博東京開催中止
・羽田空港、穴守稲荷大鳥居の祟り
・渋谷の恋文横丁とは、ここに朝鮮戦争進駐軍の米兵と恋に落ちた女の子たちのために恋文(英文)を代筆する将校さんがいた、という場所
・明治末期に、荒川放水路建設を指揮した青山士という人がかっこいい
・足立区のお化け煙突の話って、むかし映画かなにかで聞いたことがあるような…
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「東京23話」山内マリコ。2019年2月に読了。悔しいくらいにもう内容を忘れています。こうなると、「本を読んだ」というのは本人の矜持の問題でしかないのか。
ちょっと面白かったんです。企画勝ちというか。例えば渋谷区なら、「俺は渋谷区だ」という語り口で始まり、渋谷区の一人称で、恋文横丁の盛衰について語る。それが23区分ある。
全体に、企画だけで走った感じがあって(笑)、当然何かややおしゃれ系の雑誌に連載されていたはずです。露骨に勉強取材不足というか、「この区はこの話だけかよ!」みたいなことがいっぱいあります。
でも、面白い。「へえ〜知らなかった」ということもいっぱい。ポップに歴史に触れられる、素敵な企画ですね。続編をいっぱい作れます。TV番組でも。
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山内さんの本は2冊目。こちらは、東京23区の歴史が、それぞれの区が語り手となり、綴られた一冊。それぞれの句の特徴を捉えいる。口調も変えていて、ユーモラス。新鮮で面白い。勉強にもなるし。
私はずっと市民だけど、生まれも育ちも東京だし、勤務先はずっと区内。
やっぱりそれぞれの場所に思い入れがあるし、キラキラとした都心は刺激ももらえるし、心も躍る。なんと言ってもこの国の最速の情報発信地だし、日本の文化や芸術がギュッと詰まってる。なんでも揃っていて便利。やっぱり大好きな街です。(と言っても、苦手なエリアもたくさんありますが…)
今年開催される東京オリンピックの記述もあったが、安心できるタイミングで、きっといつか開催できることを祈ってる。
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雑誌ESSEの書評を読んで興味が湧き、積読リストに入れてました。
擬人化された東京23区がそれぞれ、その地域ならではの歴史や流行等を紹介してゆく短編集です。
ちょっと古い本なので、今年開催されるはずだった東京オリンピックについての記述があったり、本書では新しいはずの建築物ももうすっかり街に馴染んでいたりと、東京って目まぐるしく変化しているなあ、と改めて感じました。
へえ~と思うこともあったけれど、この著者さんは若者の今どきの空気感を描くのが上手いなあと思っているので、そういう意味では期待外れでした。
次は普通の小説選ぼうっと。
余談だけどESSEで紹介された本ってだいたい私にとってはハズレ、なんですよねえ。
新聞屋さんで毎月もらえるので読んでいるけれど、私ってターゲット層から外れているのかな。
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一概に「東京」と言っても、各場所によって見える顔は様々だ。ざっくりと東京の23区について把握するのに、とてもためになる本。さくさく読める。
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23区を一人称に展開する擬似小説。
23区に住んでいたり、ゆかりのある人にはとてもおもしろいと思う。さくっと読めます。
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山内マリ子作品を読み漁ってみるキャンペーン。
東京に住んで20年。15年くらい前に山手線ゲームで23区全部言えたときも感慨深かったけど、今回この本が面白くてしかたなかった今もなかなかなかこみあげる思いがある。
足を踏み入れたことない区はいくつかあれど、知らない区はさすがにない。
知ってる区はもちろん、知らない区の話も面白い。
豊島区の「大泉サロン」の話とか初耳だったけど、ひきこまれたー。
江東区は豊洲を語ると思ったのに、幻の万博の話で興味深かった。
だからお台場ってあんな不思議な開拓のされ方なんだなー。
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素直で率直でわかる〜〜!って思う山内マリコの言葉遣いがモロに出ている東京擬人化短編集。
足立の控えめなんだかなんだか分からない下町話が笑ってしまった。