紙の本
古事記の入門として
2018/12/25 23:21
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投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
山村浩二さんの挿画に惹かれて手に取りましたが、挿画がすばらしかったのはもちろん、富安陽子さんの文章も童話風の平易な文体で読みやすかったです。
断片的に知られた古事記上巻の話をつながりとして読めるのも良かったです。
紙の本
全頁に挿し絵ありで楽しい
2020/06/18 13:11
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
1) 神様たちが、こうも欲望に満ちていて生臭いとは、、、知らなかった。だって、こんな風なんだものー。願い事をしても聞いてもらえるのかな? 無理って気がしてくる。
意地悪な神様
企む神様
疑う神様
呪う神様
失敗を許さない神様
叔母と結婚する神様
力づくで欲しいモノを手に入れる神様
2) オオゲツヒメという食べ物の女神の挿し絵には、笑ってしまった。
2) 新京成電鉄に、「八柱駅」(千葉県松戸市)があるが、イザナキの剣から生まれた八柱の神々とは、関連は無いようだ。
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数年ごとに読み返す『古事記』。今回は”絵物語”で。
日本を代表する童話作家富安陽子さんと国際的なアニメーション作家山村浩二さんの挿画で送る、古事記の中でも神話の要素の濃いぃ上巻部分。
出版社のコメントに、”ゆたかなイマジネーションにあふれた物語を一気に読み通していただけるように”とあるように、確かに一気に読める。お話を適度に簡略化し、端折って読みやすくしてある。
「高天原」の読み方には諸説あるけど、本書では「たかまのはら」。一般的に「たかまがはら」が多いと言われる。助詞「の」が入る時は、「たかのあまはら」が個人的には好み。「たかまのはら」はどうものっぺりした感じがして読みにくかった。
どうでもいいちゃぁいいんだけど(個人の好みだし)、でも読むときのリズム感は大事だと思う。なにしろ口伝の物語だからね。
あと、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の挿画が、どうにもカマタくん@「シン・ゴジラ」っぽかったのが平成29年の作品という気がしないでもなかったけど、穿ち過ぎ?(笑)
絵の迫力は、水木しげるの『古代出雲』(角川書店)のほうが圧倒的に上。神話のオドロオドロシさは出ていない。子ども向けだからね、止む無しか。
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読了後感じたのは、『古事記』の物語はひとつひとつの話を知っていても、それが繋がっていることを知らなかったこと。富安陽子さんの読みやすい文章と山村浩二さんの絵で、物語が感じやすかった!全三巻からなるという、『古事記』この本は上巻に綴られている神話の部分を絵物語としているが、その後の中巻と下巻も富安陽子さんで本にしてほしいなと思いました。
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日本のそもそもを知りたくて、古事記を読みたくなる。
マンガもあるけど、いまいち気に入らない。
本格的なのは難しすぎる。
そんなとき、書店でこの本を発見。
優しい色合いと絵のテイストが人間味あふれていて気にいる。
児童向けの本らしく、とてもわかりやすい。
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挿絵が入っていてとても読みやすい古事記。小学生でも読めると思うので、こういう本から触れるのもありだと思いました。
今回は上巻でしたが、中巻や下巻もこのテイストで出してみてもいいと思いました。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/5337806.html
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古事記、一度ちゃんと読んでみたいと思いつつ、
難しそう、そして、面白くなさそう(笑)なので、
なかなか挑戦できませんでした。
漫画もいまいちなーと。
が、これはなんか読みやすそう!と思い、
図書館で借りました。
すぐ読めました。
だいぶ、簡略化されてますが、その分読みやすかったです。
やっと、今まで部分的に知っていたお話がつながった感じです。
もうちょっと、天皇までの繋がりも読みたかったです。
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「なになに、この国のはじまりのことをしりたいというのかな?よしよし、はなしてあげよう。」で始まる語り言葉で書かれた古事記。「国生み」から「海幸彦と山幸彦」まで、全13の物語を収める。全頁に「頭山」等のアニメーションで知られる山村浩二の挿絵入りで、読みにくく覚えにくい名前の神さまたちの物語の理解を助ける。
物語自体は古事記なので、特に新しいストーリーがあるわけではないのだが、親しみやすい語りと動きのある挿絵とで手に取りやすい一冊となっている。
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いやもうほんとに、古事記って摩訶不思議で楽しいって思わせてくれる、読みやすい本でした。
大人の私だって楽しめたんだから、子どもたちもなんじゃこりゃ、へぇ、きいたことある。なんて思いながら楽しんでくれるんじゃないかしら。
イザナキとイザナギ、アマテラス、スサノオ…日本人なら知っておいてほしい神様たちの姿、富安陽子さんが書いてくれたなんて本当に嬉しい限りです。
山村浩二さんのイラストも味があって嫌味がないし、人間くさいけども飄々とした神様たちの姿が、愛おしくなってしまう。
名前が面倒くさくってすぐに途中で投げ出していた古事記、やっと全て読めました。児童書だけど、しばらくはこれでいいや私。
日本の神様っていっぱいいるからいいですねー。平和です。
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神様の名前が覚えにくく、カタカナで書かれているので
漢字の当て字っぽいのがあればいいのにって思った。
文章はわかりやすいのでスラスラ読めた。
絵本と言いながらけっこうなページ数があって
面白かった。
漫画の題材などで使われることも多いこの話。大体の概要が分かって良かった
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ヤマタノオロチとか因幡の白兎とかは、神話として知っていたけど、それら全て繋がった1つの物語だったということに驚いた。話がどんどん飛ぶので簡略化されてるんだろうなと思うけど、とっても読みやすかったし、一般常識として一読しておいても損はないかなと思う。
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ずっと読みたいと思っていた「絵物語 古事記」をやっと手に取って読むことが出来ましたー!
1ページの文章量(半分ちょっとが絵)ので、カタカナの読みにく~い神様たちの名前もくじけずに読めたような気がします笑
一度別のマンガで古事記を読んではいたものの、関係性やらなぜこの物語の流れなのかがサッパリだった部分が、改めてこの本でつながった気がします。
これを踏まえてもう一度その漫画のほうも読んでみようかな。
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神様も、りふじんな奴ばかりなのだから、現代社会もさもありなん。
古事記の上巻部分にあたる、神様たちの、神話の部分を絵物語として非常に読みやすく、面白くまとめられていた。知ってる話もいくつもあったが、知っているのは初めの方ばかりで、中盤以降は知らない話も多い。
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『古事記』をまともに文章で読むのが初めてだと思うのだけど、名前が覚えられない…!
名前はさておき、ストーリーはだいたい理解した(つもり)。
しかしオオナムヂ兄弟に嫌われすぎじゃないか⁉︎といかみんな兄弟仲悪くないか⁉︎
神さまっても意外なほど人間くさい。
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世に「現代語訳古事記」は多い。易しく書かれた絵本もかなり出ている。しかし、原文の形を残したままに、絵本形式の古事記は、ほとんど例がないのではないかと思う。
古事記は、粗筋も大切だが、細部にこそ命がある。もっと言えば、リズムや比喩表現が大切なのだが、この本にそこまで求めるのは無理だ。そのかわり、この本ならではの絵画表現が、大人にも数々の発見を持たらすのではないか?と思う。
私は古事記初心者なので、簡単なことに感心する。例えば長い矛で「コオロコオロとかきまぜ」て生まれたオノゴロ島は、いったい何処なんだろと思ったのと同時に、矛の形は明らかに弥生後期にしか出現しない形態で、古事記作者の視点は作成時の700年ぐらい前にしか遡れないのだな、と独りごちた。本当は皇紀で言えば、1300年以上は遡るはずだ。
涙や雫から次々と生まれ出ずる神々の姿は、原文ではイメージが湧きにくいけど、絵で見ると、あゝなんて簡単に神々が出てくるのか、と思ってしまう。神が神を産んで、綿々と繋がって、天皇に成って行くことを「説明」している。この本の大きな特徴だ。
イザナミは火の神カグツチを産んだ火傷がもとに亡くなるのだが、イザナギは怒りに任せてカグツチの首をちょん切ってしまう。その剣の滴る血から戦さや水の神など、災いと生産の神々が次々と産まれる。小さな事件は、次の来たるべき社会の転換点になったことを示していると思う。絵を見ると、まだ子供のような神なのである。小さく産んで大きく育つ。そうやって、日本人は神々(社会)と向き合ってきたのかもしれない。
何年か前、出雲の国で黄泉比良坂(よもつひらさか)と言われる森の中を訪ねたことがある。死の国の住人になったイザナミを閉じ込めた岩も見た。真偽はどうであれ、1300年近くそういう伝説を伝える人々のエネルギーに圧倒された。絵の中の最後の彼女の姿、子供が見たら夢の中に出てくるかな。
ヤマタノオロチは、ずっとキングギドラみたいな姿を想像していたけど、原文をきちんと読めば「ズルズルと体をひきずり」やってくるのだ。絵を見て初めて知った。巨大な大蛇が8匹同時にズルズルやってくるのは、確かに気持ち悪い。
等々、書き出すとキリがないのでここまで。大人が読んでも、大人が読んでこそ、面白い絵本でした。