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商品説明
戦時下の絵本の根底に流れる教育勅語の精神とは。山中恒が、自身の教育勅語体験とその背後にあるものを、豊富な戦時下の絵本資料を通して解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
絵本を開けばリアルの伝わる戦時下の教育
戦時下の絵本の根底に流れる教育勅語の精神を、『ボクラ少国民』の山中 恒が、豊富な絵本資料を見せながら解説する。戦時研究、絵本研究、教育者、子どもにかかわる人たち皆の必読書。
『教育勅語の精神とはこれか! 私が子どもだったころ、学校で一番尊い場所は「奉安殿」だと教えられました。天皇皇后の写真と勅語謄本(教育勅語の写し)が入っているところです。先頃、この教育勅語を園児に暗唱させていた幼稚園が話題になりました。「目上の人を敬い、友だちと仲良くし、礼儀を重んじる」ことを教える教育勅語は今こそ使い道がある、というのです。本当にそうでしょうか。本書では、私の教育勅語体験とその背後にあるものを、戦時下の絵本を通して迫っていきたいと思います。皆さんの目で頭で、本当のところを確かめてください(山中 恒)』【商品解説】
目次
- はじめに
- 1 美談をつくりあげる絵本
- 2 歴史観をすり込む絵本
- 3 アジアの子どもは皆仲良し
- 4 家族と国家
- 5 闘う子どもの教育
- 6 日の丸のもとに
- 7 子どもも働け
- 8 撃ちてし止まむ
- おわりに
著者紹介
山中 恒
- 略歴
- 〈山中恒〉1931年北海道生まれ。児童読み物・ノンフィクション作家。「赤毛のポチ」で日本児童文学者協会新人賞、「三人泣きばやし」で産経児童出版文化賞受賞。
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過去の話にしてしまえない
2019/06/17 12:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『戦時下の絵本と教育勅語』は、戦時中の子どもと教育の専門家である山中恒の著書です。
戦争を推進するためにいかに教科書や絵本が利用されたかがよくわかります。
一人一人の子どもがそれぞれに価値を持っていると見るのではなく、国のための「人的資源」として子どもを見ていた時代です。
過去の話のようですが、いまでも「経済界の要請」などと言って教育内容や制度が変えられていくのを見ると、安心していられません。
紙の本
子どもは狙われている
2018/06/25 13:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前、小学校で教育勅語を暗唱させられたり御真影が奉られたりしていた事は父から聞いたていた。
校長が定期的に勅語を読むのも聞いていたが、その後講話やら何やらで児童が苦行を強いられていたとは知らなかった。
最近TVで、ナチスの宣伝大臣を務めたゲッペルスが子どもへのプロパガンダを重要視していたというのを見たいが、
日本でも絵本を使ってそれが行われており、親への読ませ方まであったとは。
考えて見ればありそうな事だったが見落としがちだった。いつの時代も国家の教育方針には目を配らなければならない。