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商品説明
「オウムサリン事件」は弟子の暴走なのか。教祖の独断なのか。壮大な忖度なのか。麻原彰晃の実像とは−。森達也が元側近たちと対談し、麻原の深層心理を見つめ、いまだ解明されていない事件の動機に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
「オウムは日本社会に誕生した絶対的悪である」が社会の空気。そのため麻原の死刑宣告も当然のこととして、日本社会に受け入れられている。本書の筆者もオウム真理教の犯罪は当然許されるべきものではなく、裁きを受けるのは当然と考える。しかし麻原は明らかに精神を冒されているし、裁判も刑事訴訟法に則った裁判を受けたとは思えない。地下鉄サリン事件の動機も明らかになっていない。これで、噂されている死刑の執行などがあれば、法治国家とは言えないだろう。そもそもあの事件は何故起きたのか、オウム真理教とはどんな宗教で、麻原とはどんな人間だったのか。そこに一歩でも近づきたくて、本書は編まれた。巻末にマンチェスター大学日本学シニア教授で、「メディアと新宗教の相互作用の研究」をしているエリカ・バッフェリ教授の解説を付けた。死刑執行が囁かれているいまこそ、もう一度事件を検証し直したい。【商品解説】
著者紹介
森 達也
- 略歴
- 〈森達也〉1956年広島県生まれ。映画監督、作家。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授。
〈深山織枝〉オウム真理教の元信者。
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