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商品説明
人生の軌跡をたどり、何を実証しようとしたのか。念願としたのは私的な記録を通した時代とのかかわりだった…。10歳のときの朝鮮戦争から、カフカ訳を終えた60歳までをたどる、自伝的回想録。『ユリイカ』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
池内紀
- 略歴
- 〈池内紀〉1940年兵庫県生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。「ゲーテさんこんばんは」で桑原武夫学芸賞、「海山のあいだ」で講談社エッセイ賞、「恩地孝四郎」で読売文学賞を受賞。
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紙の本
味わい深い自伝的同時代史
2017/12/12 19:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は家にテレビ、パソコン、携帯電話、車はなく新聞も取らないと言う。息子の池内恵さんの書いていたとおりだ。ただ若い時からの勉強と研鑽が身を結んで、中年からいい翻訳や味わい深いエッセイに人気が出始めた。本書を読むと若い時から雑事に惑わされず信念を持って勉強し、数年先を見越して計画的に仕事をして来たことがよくわかる。息子さんも立派な学者になり、充実した精神生活と健康を手に入れ羨ましい老年期と言えよう。戦後史を辿る味わい深いエッセイ。