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天皇の歴史 2 聖武天皇と仏都平城京 (講談社学術文庫)
著者 大津 透 (編集委員),河内 祥輔 (編集委員),藤井 讓治 (編集委員),藤田 覚 (編集委員),吉川 真司 (著)
疫病流行に苦悩する聖武天皇は仏教に深く帰依し、平城京は仏都の彩りを濃くしていく。そして空前の専制君主・称徳天皇、聖武朝の否定者・桓武天皇が新時代を拓いた−。波乱に満ちた古...
天皇の歴史 2 聖武天皇と仏都平城京 (講談社学術文庫)
天皇の歴史2 聖武天皇と仏都平城京
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- 税込価格:13,926円(126pt)
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商品説明
疫病流行に苦悩する聖武天皇は仏教に深く帰依し、平城京は仏都の彩りを濃くしていく。そして空前の専制君主・称徳天皇、聖武朝の否定者・桓武天皇が新時代を拓いた−。波乱に満ちた古代天皇の生涯と、宮都の実像を活写する。【「TRC MARC」の商品解説】
天武天皇崩御後、女性天皇によって護られ、聖武天皇へと継承された天武直系の皇統。皇位継承を実現するために女性太上天皇が担った役割とは何かを説く。即位した聖武を待ち受けていたのは相次ぐ天災、疫病の大流行。国家の危機に苦悩する聖武は仏教に帰依し、平城京は仏都の彩りを濃くしていく。古代社会に仏教がどのように根ざしていったのかを究明するとともに、平城京がいかにして形成され、変遷していったか、その実像を探る。
講談社創業100周年記念企画として刊行され、高い評価を得た全集がついに学術文庫化。第2巻の本書では、飛鳥時代後期から平安時代初期を扱い、聖武天皇を中心に歴代天皇の治世と王都・王宮の変遷を究明する。天武天皇崩御後、持統、元明、元正という女性天皇によって護られ、聖武へと継承された天武直系の皇統。聖武皇女は史上初の女性皇太子となり孝謙として即位。直系皇位継承における女性天皇の役割とは何かを説き、王権の転成をたどる。また、藤原京、平城京、平安京など、変遷する王都がどのように建設されたかを詳述、その実像を探る。本書の中心となる平城京は、八代七人の天皇が統治した「王都」であるとともに、国家安穏をもたらす仏教思想の根拠地「仏都」でもあった。古代社会に仏教がどのように根ざしていったのか。聖武天皇による仏教宣揚と東大寺大仏開眼へと続く苦難の道をたどるとともに、民間布教に心血を注いだ仏教者たちの活動を描き出す。さらに、平安遷都後、平城京跡はどう管理され、利用されたのか。平城の地に立つ寺院はその後どのように法灯を保ったのか。奈良の都の原像を探る。〔原本:『天皇の歴史02巻 聖武天皇と仏都平城京』講談社 2011年刊〕【商品解説】
八代七人の天皇が統治した「王都」平城京は、仏教思想の根拠地、「仏都」であった。波乱に満ちた古代天皇の生涯と王都の変遷を辿る。【本の内容】
目次
- 序章 天皇の都・仏の都
- 1 二月堂の夕景
- 2 大伽藍本願聖武皇帝
- 3 仏と神と御霊
- 第一章 飛鳥から平城へ
- 1 天智天皇と天武天皇
- 2 天武朝の転換点
- 3 天武直系皇統の創出
- 4 飛鳥・藤原・平城
- 第二章 平城宮の儀礼と政務
著者紹介
大津 透
- 略歴
- 1960年生まれ。京都大学大学院博士後期課程修了。現在、京都大学教授。専攻は日本古代史。主な著書に『律令官僚制の研究』『飛鳥の都 シリーズ日本古代史3』、編著に『展望日本歴史6 律令国家』『日本の時代史5 平安京』『列島の古代史(全8巻)』などがある。
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聖武天皇が頼った仏教の色合いを濃く著した平城京の姿を詳細に解説していきます!
2020/03/02 10:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、聖武天皇の即位と新しく開かれた平城京の歴史を詳細に解説するとともに、その後の桓武天皇の時代までを見事に描いた歴史書です。聖武天皇は、当時おおkの期待をもって天皇の座に就いたとされていますが、いざ、天皇が即位すると、そこには毎年の天災と政変、さらに疫病の流行などで、社会はどんどんと疲弊していきます。そんな状況において、聖武天皇が頼ったのは仏教の教えだったのです。そうした理由から当時の新しい都であった平城京は仏教の色彩をどんどんと強めていくことになります。同書は、こうした平城京にまつわる歴史を分かり易くひも解いて説明してくれる画期的な歴史書です。「序章 天皇の都・仏の都」、「第1章 飛鳥から平城へ」、「第2章 平城宮の儀礼と政務」、「第3章 聖武天皇」、「第4章 行基と知識と天皇」、「第5章 四字年号時代」、「第6章 桓武天皇」、「第7章 平安京の王権」、「第8章 仏都の命脈」という内容構成で、当時の状況が非常によくわかるようになっています。
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専制君主としての天皇
2022/01/07 23:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
天皇が専制君主として君臨していた天智・天武朝から平安初期までを扱っている。特に平城京を仏都として捉えて(平安遷都後も残る)考察している点が興味深い。