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紙の本
宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)
著者 小野雅裕 (著)
「悪魔」に魂を売った天才技術者。太陽系探査の驚くべき発見。永遠の問い「我々はどこからきたのか」の答え−。NASA日本人技術者が、宇宙の謎と人類の起源に挑む。宇宙探査の最前...
宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)
宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八
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商品説明
「悪魔」に魂を売った天才技術者。太陽系探査の驚くべき発見。永遠の問い「我々はどこからきたのか」の答え−。NASA日本人技術者が、宇宙の謎と人類の起源に挑む。宇宙探査の最前線がわかる一冊。web連載を基に書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
人気コミック『宇宙兄弟』小山宙哉氏 絶賛!
「宇宙への圧倒的な愛情を感じます。
これだけの豊富な宇宙の知識を一人の人から、しかもわかりやすく得られる贅沢な一冊です。」
銀河系には約1000億個もの惑星が存在すると言われています。
そのうち人類が歩いた惑星は地球のただひとつ。
無人探査機が近くを通り過ぎただけのものを含めても、8個しかありません。
人類の宇宙への旅は、まだ始まったばかりなのです――。
本書は、NASAジェット推進研究所で火星探査の技術開発に従事し、人気コミック『宇宙兄弟』の監修協力も務める著者が、
人類の謎に挑む、壮大な宇宙の旅の物語です。
私たちはどこからきたのか。
どこへ行くのか――。
テクノロジーとイマジネーションを駆使して、独自の視点で語る宇宙探査の最前線。
胸躍るエキサイティングな書き下ろしです。
【商品解説】
人気コミック『宇宙兄弟』監修協力者のNASA・日本人研究者が壮大な「宇宙の謎」に挑む、圧倒的な意欲作!【本の内容】
目次
- ・全ては一冊のSF小説から始まった
- ・昨日の夢は今日の希望となり、明日の現実となる
- ・宇宙への扉を開くブレイクスルー
- ・秒速7.9キロの壁?数学なしで分かるロケット方程式
- ・液体燃料ロケット
- ・宇宙時代のファウスト博士
- ・運命は黒塗りのセダンに乗ってやってきた
- ・若きカリスマ
- ・ヒトラーの目に灯った火
- ・間違った惑星に着陸してしまったことを除いては…
著者紹介
小野雅裕
- 略歴
- 〈小野雅裕〉1982年大阪生まれ。マサチューセッツ工科大学航空宇宙工学科博士課程および技術政策プログラム修士課程修了。アメリカ航空宇宙局ジェット推進研究所で勤務。
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紙の本
異色の宇宙本。高校生、中学生に是非読ませたい!
2019/08/31 21:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙に関する新書は多数出版されています。本書を読んでもそれらの他の著作と比較して、目新しい事実が紹介されているわけではありません。しかし、本書は他の自然科学系の新書とは全く異なる視点で書かれています。
人類が現代まで宇宙開発を継続してきたその動機が人間が持つ「イマジネーション」であるとし、そのイマジネーションは読者の誰でも持っていると語りかけます。宇宙を含む自然現象への理解の進展が、純粋に知的好奇心に突き動かされた数多くの研究者のリレーによって成し遂げられ、知的好奇心は誰もが持ち併せているという著者の言葉に勇気づけられる読者も多いのでは。次の一節が非常に印象的でした。
「我々はどこからきたのか?我々はひとりぼっちなのか?もちろん、その答えを知ったところで誰の暮らしも物理的に豊かにはならない。飢えた子供を救えるわけでもない。その答えを追うことは無意味だろうか?もし、無意味と断ずるならば、物質的豊かさのみを追求するのもまた、人類の生き方だと思う。でも、僕は知りたい。あなたも知りたくはないだろうか?きっとまだ人が科学を知るはるか以前から、人は星空を見上げて自らに問いて来たのだ。我々はどこからきたのか、と。そして、人はイマジネーションの中で気づいていたのだ。その答えが、星空の中にあることを」
著者の文章にはどんどん引き込まれる不思議な力があるように感じました。理系の研究者で、これほど文学的な雰囲気を持つ文章が書けるとは。本書のどの章を読んでも面白いですが、何といっても地球外文明の探査に触れた5章が著者の素晴らしさがダントツに凝縮されている印象でした。
もちろん、著者はNASAの研究所で火星探査ロボットの開発に携わる第一線の研究者なので、5章以外の部分も素敵な文章の中に科学的な事実や、分かりやすい解説もちりばめられています。
これを高校生ぐらいの時に読んだら、自然科学系の大学の学部に行きたい、と考える学生が出てきそうな気がします。
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2018/06/08 02:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙探査の歴史を、ノーベル賞受賞者のような有名人ではなく、無名の技術者や一番になりそこねた天才などの活躍をとおして語っている。
その人々の矜持であったり、情熱などが感じられる。
難しい物理の知識などは不要です。読んでみてください。