電子書籍
たのしい修行の日々
2020/09/21 11:49
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は行ったり来たり、試行錯誤をよしとしない雰囲気があるけれど、若い太田さんのフットワークの軽さはすばらしいなと思います。
紙の本
南米の料理は
2019/01/09 17:03
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変興味がある。アンデスポテトも食べてみたくて通販を利用するか迷った事もある(居酒屋に出しているところがあったのでそこで食べた)
たぶんレシピが載っている訳ではないだろうけど、南米料理の話を聞いてみたい。
紙の本
どうしてアマゾンにたどり着いたのか
2018/07/06 21:04
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
太田シェフはイタリアで料理の修行を始めて、それがスペインへ行き、南米へ行き、ついにアマゾンまでたどり着いた。
そんな破天荒な人生は、さすが料理人。腕一本で渡り歩くすごさ。いいなあ、おいしそうだなあ。
著者が、世界各地の食文化を生かして、自分なりのスタイルで料理に向き合おうとする姿は、本当に現代的だと思う。
今後もすばらしい活躍を期待しています。
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我慢できず、バレンタインフェアを訪ね、カカオパフェ、カカオティー、フォンダンカカオ、カカオシューを食べ尽しました。
決して安くはありませんが、家族全員大満足です。
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タイトルからは、企業のamazonで働らく人のようだが、この本は南アメリカのアマゾンの料理に魅せられた料理人の話。アマゾンに辿り着くまでに、イタリアでスペインで修業をする様子も。
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一流店の修行は本当の意味でクリエイティブではなく、単なる組み立て作業。
著者にしてみれば、生きること、食べることを追求したらアマゾンにたどり着いたという感じだろうか?
幼虫や蟻はもちろん、サルやカピバラも食べる。
真似はできないが、意識は変えられる。
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著者の信念や生き様が、有名レストランからアマゾンの奥地までを経験していくなかで、確固たるものになっていく様子が面白い。正統と呼ばれるものへの薄っぺらいアンチテーゼを理屈だけで述べているのではなく、世界各国で広く深く格闘してきた著者の高めの熱量が伝わってくるからこそ、メッセージに強い説得力を感じる。
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日本人の料理人が世界を旅しながら、自らの求める料理を探究するエッセイです。「アマゾンの…」とタイトルになっていますが、半分はアマゾンに至るまでのイタリアやスペインでの経験について書かれています。意欲的な料理人として、独自の視点で料理に挑んでいく姿に、読んでいて引き込まれてしまいました。
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料理修行ものも結構あるけど、ペルー行きは珍しいかな。ノブの出発点がペルーであったり、よく知らんけど、ペルー・フュージョン料理がオシャレな料理として注目されているとも聞く。ただ、料理の世界ではフランスやそこから枝分かれしたスペインやイタリアの有名店を頂点としており、格付けも西洋人が握っている訳だし、日本料理が評価されていると言っても、それはあくまでスニック・カテゴリーとしてのものであろう。トップ点の「研修生」は料理の世界ではハーバード大生みたいなものとあるが、その経歴で就職も独立もできるのなら、それは意識高い料理人が集まっては来るだろう。日本人が評価されるのはメンタルの強さということもあるが、日本の修行を経験していれば、どんな時でも仕事人として集中できる様にはなるか。
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料理人を目指す人だけではなく、これから海外で働いたり学んだりしたい人に必読の本。筆者のエピソードや考え方から、海外で生き抜くためのたくさんのヒントが見つかると思います。
私が好きな某テレビ番組でアマゾンを取り扱っていたのでわかったような気になっていましたが、本書を読み進めていくうちにいかにアマゾンの自然破壊が深刻な状況にあるか痛感しました。『文明』の中で当たり前に日常を送っている私たちは果たして幸福なのか不幸なのか。またアマゾンに住む人たちの生活をそんな私たちが直接的にも間接的にも脅かしている事実に気づかされました。
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良かった。よく聞かれる、「最近読んで面白かった本は何?」という問いには、こういう本を答えとして出したい。
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「調理場にこもってストイックに料理を追求したいとは思わない。料理人が主役になるような料理を作るのではなくて、料理を通じて、人と人、人と社会の関係を築いていきたいのだ」
料理に対する情熱が伝わってきました。
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明快で面白かったです。
サクサクと読了。
アマゾンの恵み。
ナスDのアマゾンを見てたから、想像しながら読めた。
でもテレビで見てるとあんまりアマゾン食は美味しそうに見えなかったからなぁ。
ブラジルにいた頃、ブラジル人はカピバラは食べるけど、かなり臭いって聞いて、結局食べなかったな。
アマゾンの大自然の中のカピバラと味が違うのかな。笑
食は楽しい。
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「バッタを倒しにアフリカへ」に近い面白さがある本。
チョコレートとコーヒーは業の深い食べ物で、今のところ原産国が儲からない仕組みにガッチリなってしまっているので、そこに風穴を開けようとする試みが素晴らしいと思いました。
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アマゾンカカオの太田哲雄さん
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世界一予約が取れないスペインの名店での修行も経験したシェフが、最後に修行の地として選んだのは食材の宝庫ペルー・アマゾン。生きることと食べることがつねに隣り合う地。
アマゾンで暮らす人々=ナティーボは、自然の恵を必要最低限しか採らない。諸外国が参入し、ビジネス目的の大量搾取を繰り返すことでアマゾンの自然環境は破壊され、深刻な状況にあったという。
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現地の人々と交流の中で、村人のほぼ全員がカカオ栽培に携わる「カカオ村」にたどり着いた太田さん。彼らはとてもじゃないほど安くカカオを買い叩かれていることに疑問を持つすべもなく、淡々と日々の営みとして仕事をしている。子どもたちも目を輝かせてこの仕事を受け継いでいくことに誇りを持っているよう。
なんとかしたいと考えた太田さんは、この村のカカオの実を丸ごと20キロ近く買い取って日本に持ち帰り、信頼のおけるシェフたちに配ってまわった。カカオをチョコレート原料としてではなく、食材としてまるごと流通させる道を探り始めた。
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2021年現在、太田さんの広める「アマゾンカカオ」を使った商品がネットで検索するだけでもたくさん見つかります。
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チョコレートの原料がカカオであることは多くの人が知っているけれど、使われているのはカカオの実を発酵させて取り出した、種の中の胚芽だったりほんの一部!わかりやすいのは、銀杏みたいなかんじか…?そこに大量の混ぜ物を加えてチョコレートを製造する人たちがお金儲けをしているだけで、カカオ農家にはほとんど利益が出ない。いくら頑張っても暮らしが良くなることはないシステム。
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世界的名店で芸術的なフルコース料理に携わる頃から、食品ロスに心を痛めていた太田さん。食材を美しく均一に切り揃えるために使えない部分が大量にでるような料理に未来はないと考えていたそう。
カカオも生で食べればみずみずしいフルーツなのだとか!それをわざわざ腐らせて実を取り除き、取り出した種の中の一部分を使ってチョコレートは作られている… とんでもなく贅沢な嗜好品わたしたちは100円とかで買っているのだ。世界にはおかしなことがたくさんあるのね……
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コーヒーやカカオの児童労働問題。親の姿を見て、自分も同じように生きていくことを疑わない。ものごとの根本を考える力をきちんと教育されなければ格差は埋まらず、末の末の代まで搾取され続ける。賢くなって叛逆が起きては困るから、意図的に教育を受けさせないというケースすらあるのでは…と憂いたくもなる…
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各国での経験が日記のように書かれていて、食×紀行文としてもたのしいエッセイ。太田さんが長野県白馬村ご出身ということで、興味を持って手に取ってみました。
高校生の頃から料理の世界に魅了され、週末になるとアルバイト代を握りしめて上京し、名だたるレストランの料理を食べ歩いていたとか!バイタリティが違う…
なにより、現地を経験した人の言葉の説得力たるや。
「本を読むことは他者の体験を追体験すること」その���のだと思えた。