王位と花嫁 （講談社Ｘ文庫 white heart）

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投稿者：Nonn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本当の恋を知ったからこそ新しい恋に戸惑い拒絶し、そして受け入れられた。それこそ作家買いです！

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

第一王子の婚約者な公爵令嬢ヒロイン。
突然婚約者から君の侍女と恋仲になったので王子をやめて彼女と暮らすから婚約解消したいと言われる。
甘い考えを叱りつけるものの、妹のように可愛がっていた侍女のために二人に協力して彼らの新居探しをしていた先で不遜な男と出会い、彼らの秘密を知られて新たな家探しに協力することに。
最初は印象が悪かったが互いに行動するうちに打ち解け惹かれ合う話。

いやー、ホントどんだけ言い訳しようとも第一王子はクソ野郎だな？と思う。
例え互いに兄妹みたいにしか見てなかった婚約関係でも、そこの侍女に手を出すのはアウトやろ。
第二王子だったヒーローは若干手が出たけど、火崎ヒーローの中では現実を突きつけられてマテと反省と改心ができる希少ヒーローだった。
陛下含めて王族男子が全員恋を捨てきれない暴走車なの大変そうだ。
政略結婚やめた方がいい国だわ。
あと申し訳ないけど男女ともにすごく老けて見えるのでこの絵師さんが苦手です。

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投稿者：SWW　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヒロインが婚約破棄されてから、新しい恋を見つける物語の中でも
その背景や、人間関係、ヒロインの人柄がしっかり描かれていて
地位や権力の中で純粋な恋をするすることの困難がいろんな立場から描かれてるのが物語を面白く感じさせました。

公爵令嬢が街の暮らしに詳しい理由も納得できる背景があり、

さらさらと物語にのめり込む文章にあっという間に読了。

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投稿者：yun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

火崎さん作品の中では、いまいち読後感がよくないというか…。

ヒロインが友人(というよりも出来の悪い弟みたいな)婚約者と妹のようにかわいがっている侍女のため、婚約破棄のあとの二人の生活を整えるため、あれやこれやと世話を焼くのは、いつも通りの火崎さんヒロインの賢く優しく…って感じなんですけれど。
ヒーローと知り合い、恋に落ちていくのも丁寧だし、いいんですけど、元婚約者の適当さというか、その後彼と実はその弟だったヒーローの力技によってヒロインの頑張りが結局無駄になったあたりが…。
まぁかといって、王子様が焼き付け刃な狩人として生活を送るというのも現実味がないので、どうしてもこのあたりが落としどころになってしまうのはわかるんですけどね。

ほかの火崎さん作品のヒロインのように、ヒロインの頑張りがいまいちストレートに報われていなかった感じがちょっと残念でした。
あとなんだかんだで結局大したことせず、えぇとこ取りをした元婚約者の王子様が個人的にモヤモヤします…。