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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/02/07
- 出版社: 集英社インターナショナル
- サイズ:18cm/189p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7976-8019-5
紙の本
ファシズムの正体 (インターナショナル新書)
著者 佐藤優 (著)
世界各国で響き始めたファシズムの足音。それに抗するためには「ファシズムの論理」を正確に理解する必要がある。近代イタリアの歴史にまでさかのぼり、ファシズムが生まれる過程を詳...
ファシズムの正体 (インターナショナル新書)
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商品説明
世界各国で響き始めたファシズムの足音。それに抗するためには「ファシズムの論理」を正確に理解する必要がある。近代イタリアの歴史にまでさかのぼり、ファシズムが生まれる過程を詳細に追うことで、その本質を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
グローバル資本主義が進展すればするほど、国家は「国民を束ねて動員型政治を展開する」ファシズムへと接近していく。果たして、日本でファシズムは起こり得るのか。佐藤優がファシズムの本質を説く。
【商品解説】
静かに忍び寄る21世紀のファシズム。
グローバル資本主義の暴走の先にファシズムが待つ!
世界各国でファシズムの足音が響き始めている。国民を一つに束ねるファシズムが社会の不安定化を機に台頭してくるのは、近代以降の歴史で何度も繰り返されてきたことだ。その流れに抗うためには「ファシズムの論理」を正確に理解する必要がある。
しかし、日本ではムッソリーニのファシズムとヒトラーのナチズム、そして戦前日本の軍国主義が同一視され、その違いが理解されていない。佐藤優がファシズムの本質と、その先にある危険を解説する。
(目次より抜粋)
序章:なぜ、いまファシズムを学ぶ必要があるのか
第一章:ファシズム前史のイタリアとムッソリーニ
第二章:ファシズム独裁の誕生と死
第三章:ファシズムの内在的論理
第四章:ファシズムを用意した「生の哲学」
第五章:テクノロジーとしてのファシズム
第六章:日本でファシズムは可能か
【本の内容】
グローバル資本主義が進展すればするほど、国家は「国民を束ねて動員型政治を展開する」ファシズムへと接近していく。果たして、日本でファシズムは起こり得るのか。佐藤優がファシズムの本質を説く。【本の内容】
著者紹介
佐藤優
- 略歴
- 〈佐藤優〉1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。「国家の罠」で毎日出版文化賞特別賞、「自壊する帝国」で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
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電子書籍
正しい知識とバランスある志向こそが、現在と未来を切り開いていく羅針盤となる。
2023/02/11 16:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカトランプ前政権の白人至上主義的な「アメリカファースト」政策。
イギリスのEUからの離脱。
フランス、ドイツ、オーストリアをはじめとする欧州諸国での極右勢力の台頭。
筆者はそこに、「ファシズムが入り込んでくる可能性は十分に考えられる」と語る。
日本とて例外ではないのだと。
では、「ファシズム」とは何か?
多くの違った現象をひとくくりにしてレッテル貼りするような粗雑な理解では、20世紀ファシズムの持つ「魅力と危うさ、そしてその犯した過ち」を正確に評価することはできないのだと。
一般的にあまり知られることのない文献をもとに、ファシズムの本質を解き明かしていく。
そして、現代日本においては「中途半端なファシズムのなかに、本来のファシズムとは別種の危機や脅威が存在する」と説く。
併せて、「完全なファシズム国家」といえる北朝鮮への対応について思慮をめぐらせていく。
「同じ内容の話を違った視点から眺めて知識を積み上げていくことは、学びにとって非常に重要です。これまで身につけた知識と関連する話が出た際に、一度振り返ってみることで、学んだ内容が『重ね塗り』されます。ファシズムの内在的論理は非常に複雑なので、『器に何度も漆を重ねて塗る』ように知識を上積みしていかなくては、理解を正しく深めることはできないのです」
正しい知識とバランスある志向こそが、現在と未来を切り開いていく羅針盤となる。
紙の本
正しい知識とバランスある志向こそが、現在と未来を切り開いていく羅針盤となる。
2021/12/13 10:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカトランプ前政権の白人至上主義的な「アメリカファースト」政策。
イギリスのEUからの離脱。
フランス、ドイツ、オーストリアをはじめとする欧州諸国での極右勢力の台頭。
筆者はそこに、「ファシズムが入り込んでくる可能性は十分に考えられる」と語る。
日本とて例外ではないのだと。
では、「ファシズム」とは何か?
多くの違った現象をひとくくりにしてレッテル貼りするような粗雑な理解では、20世紀ファシズムの持つ「魅力と危うさ、そしてその犯した過ち」を正確に評価することはできないのだと。
一般的にあまり知られることのない文献をもとに、ファシズムの本質を解き明かしていく。
そして、現代日本においては「中途半端なファシズムのなかに、本来のファシズムとは別種の危機や脅威が存在する」と説く。
併せて、「完全なファシズム国家」といえる北朝鮮への対応について思慮をめぐらせていく。
「同じ内容の話を違った視点から眺めて知識を積み上げていくことは、学びにとって非常に重要です。これまで身につけた知識と関連する話が出た際に、一度振り返ってみることで、学んだ内容が『重ね塗り』されます。ファシズムの内在的論理は非常に複雑なので、『器に何度も漆を重ねて塗る』ように知識を上積みしていかなくては、理解を正しく深めることはできないのです」
正しい知識とバランスある志向こそが、現在と未来を切り開いていく羅針盤となる。
お気に入り度:本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
紙の本
ファシズムとナチス
2019/09/18 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:*iroha* - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファシズムと言えばナチスのナチズムと混同しがちであること。
両者の決定的な違い。
などが丁寧にわかりやすく解説されています。
ファシズムは弱者を守るし、人々の正義感に訴える側面がある。
しかし、正義感を根拠に国のために命を懸けることを尊いとする。
ネットではつい「正義の味方」発言をしてしまう方にもおすすめです。
ファシズムを理解する上では必読の書かもしれません。
紙の本
ファシズム
2021/07/14 08:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファシズムの歴史や本質について、分かりやすく解説されていてよかったです。過去のものでなく、日本も含めて、考える必要性を感じました。
紙の本
タブー視されるナチズム=ファシズム
2019/04/08 21:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人が別のどこかで「ナチズムはファシズムとイコールではない」といったことを言っていた。ファシズム理論がナチズムと大きく異なるということはよくわかる。でもどの程度精緻で知的な産物なのか強調しているわりに、参照している文献が少ないのかあまり納得できなかった。例えば戦前のファシズム論とか、ヴルピッタのムッソリーニ伝程度で、その理論的支えになったジェンティーレについては翻訳がないので2次文献で触れている程度。カルチャースクールの講義を再編したから、と言えばそれまでだが、この問題への導入の役割以上は果たせない。