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紙の本
金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実 (幻冬舎新書)
著者 橋本卓典 (著)
金融機関の本当の問題は何なのか? 「日本型金融」に迫る、かつてない地殻変動とは? 「金融排除」の実態を明らかにしつつ、革新的なビジネスモデルで実績を上げ始めた金融機関の事...
金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実 (幻冬舎新書)
金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実
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商品説明
金融機関の本当の問題は何なのか? 「日本型金融」に迫る、かつてない地殻変動とは? 「金融排除」の実態を明らかにしつつ、革新的なビジネスモデルで実績を上げ始めた金融機関の事例を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
「貸出先がない」「銀行の数が多すぎる」という銀行の常識は正しいのか。「十分な担保・保証がある企業以外には貸し出しをしない」という「金融排除」を銀行自らが疑いもしないのはなぜか。特に人口減少の激しい地域で、この問題を放置すれば、地方の衰退を招くだけでなく、金融機関の自滅にも繋がりかねない。そこで金融庁は、排除の克服を求め「未来の健全性」を重視した銀行検査に着手。本書では「金融排除」の実態を明らかにしつつ、革新的なビジネスモデルで実績を上げ始めた金融機関の事例も紹介。「銀行消滅」に怯える前に、地方金融が活性化する方策はいくらでもある!
【本の内容】
著者紹介
橋本卓典
- 略歴
- 〈橋本卓典〉1975年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。共同通信社経済部記者。金融を中心に取材。著書に「捨てられる銀行」など。
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金融機関
2021/07/09 08:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方銀行や信用金庫のこれからの問題点が、いろいろな角度から分析されていて、よかったです。知らなかったことばかりで、興味深かったです。
紙の本
保証に頼る銀行
2018/04/01 19:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
不良債権で苦しんだ銀行が、その苦しみを再び繰り返さないためには、安全なところへは融資をして信用力のないところには冷たくするという手段をとるのは仕方のないことではあるだろう。しかし信用力のある企業は銀行から高い利率で借りずとも、低金利の社債を発行するなどの手段がとれる。また銀行から借りるにしても低金利競争が起きてしまうのは、これまた仕方のないことだろう。そして銀行は貸出先がないと嘆くのだ。
信用力のない零細企業は、銀行が貸してくれない。しかし銀行が経営に口出ししながら零細企業を育てるのがこれからの銀行の役割ではないだろうか。
本書に登場したIKEUCHIはOEMによるタオル生産をしていたが、主要な卸先の倒産で、民事再生を余儀なくされた。それから銀行からの金融排除が始まった。それでも自身の特徴をしっかりと維持し、環境に優しい、食しても平気なほどに安全なタオルというブランドをしっかり構築した。そして金融排除から脱したのだそうだ。三陽商会が独自ブランドを構築せずにバーバリーのライセンスに頼りすぎていたために現在の衰退があるのとは対照的に、トップクラスの知名度を誇るブランドまでいかなければ、製品の品質が優れていようとも、下請けとなってしまうのだろう。オンワードのように独自ブランドもしっかり作り、小売もできるところがブランドファッション界では強いだろう。
1度でも民事再生などとなってしまうと銀行から前科1犯として扱われるのは、銀行にとって債権回収ができないと死活問題となることからすると、ある意味当たり前ともいえる。しかし立場の弱い地銀や信金信組がそういった危険な先の中から宝を見つける作業をしなければ、規模の大きく海外展開をしているメガバンクの劣化版として世の中から必要とされずに消滅へ向かうのみではないだろうか。物的担保を確保することは必要でも人的担保たる保証に頼るのは金融界を弱くしている。
電子書籍
金融排除について
2020/11/25 16:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Turnbull - この投稿者のレビュー一覧を見る
そもそもバブル崩壊以前に本当企業戦略があったのか、単に人口増加による急速な経済成長の恩恵を被っただけではないかとの声もあり、バブル崩壊後の後始末に係わった者からすると疑問もある。また、金融検査マニュアルを廃止したのは遅すぎるけれど、こうした状況になったのは、不況の都度繰り返される金融支援によって債務者自体もモラルハザードを起こしている存在であることも大きいと思う。