Turnbullさんのレビュー一覧
投稿者:Turnbull
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2020/02/06 14:59
歴史の正しい見方は
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井沢氏の歴史に対する見方を主な史実を取り上げ、分かりやすく自分はこういう解釈をしていると説明してくれる。単に、史料に基づくとこうであるというものではなく、背景を丹念に調べ、人間とはどういうものか、当時の宗教観は、など膨らみのある自説にはさもありなんと思わざるを得ない説得力がある。
2020/02/06 14:38
歴史を幅広い視点から見直す
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井沢氏の歴史は日本の歴史学者から見ると異端なのかもしれない。しかし、現代の感覚で単に資料を読み解き、史実はこうだとするのは余りに底の浅い認識ではないかと思わざるを得ない。この本はとても読みやすく、馴染みのある戦国史を宗教という視点を加え、分かりやすく説明している。特に戦国時代は、欧州が大航海時代を切り開く、グローバルな視点で見ても大きく世界が動いている時代であり、井沢氏の説はとても魅力あるものである。特に、戦国史の始まりから江戸時代に繋がる宗教勢力の変遷も説得力があり、現実に合っており、学校で教わる無味乾燥な歴史ではない、ダイナミズムを感じる。
2019/09/03 14:15
韓国には韓国の理屈がある
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何事も現実を正しく知ろうとすることが大切だと実感する。
日本には理解不能な言動をする韓国であっても、韓国には韓国の理屈がある。それを日米が理解できなくても、韓国には合理的なのである。そうした現実を前提に、日本も米国も考え、行動するべきである。
日本特有の自己に対する誇大評価が政治や軍部、国民に蔓延し、マスメディアの現実を軽視した煽りにより、第二次世界大戦、大東亜戦争に引きずり込まれ、みじめな敗戦を招いた。更に、米国を中心とするGHQを主体とする戦後処理は日本の構造を破壊し、欧米の奇妙なシステムを導入したが、近年になって悉く日本の対応を難しくする障害となっている。最大の戦勝国であったはずの米国は、戦う相手を間違えたことにより、戦後長きにわたって膨大なコストを国防予算と米兵の血という形で払ってきた。
韓国には韓国の理があり、それは日米にとっては合理的なものでないということをよく知って、どう動くべきかを考えるには良書である。
現在の韓国の状況を鑑みると、出版時点でここまで考えられていたことに驚くと共に、漠然と感じていた韓国のカントリーリスクを知ることができた。
2020/11/25 16:53
利益相反について
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金融機関業務に係る利益相反について、よく書かれており、良かった。
しかし、金融機関が提供する資産運用業務は色々知れば知るほど、その提供対象となる人は極めて限定されるのではないかと思わざるを得ない。
2020/11/25 17:08
数字の裏を読む
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計測できない世界をどう読むのか、それはITが進み、AIが導入されつつある現代でも、業務としてできるのであろうか?
考えは理解できるが、寧ろ個人技を感じてしまうのは。。。そもそも大学を卒業して、ずっと銀行員とかでは難しいのでは?という気もしてしまう。
2020/11/25 17:04
事業再生について
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事業再生に際して、債務者格付けから債権単位の評価への転換といったような視点が提供されているのは良いと思う。しかし、事業性評価、ロカベンといったことが本当に銀行の収益を大きく改善させるのだろうか?疑問を抱かざるを得ない。信金信組、地銀、第二地銀、都銀といった区分云々する前に、金融機関としてどう収益を上げていくのかという戦略との結びつきが見えなかった。
事業性評価、ロカベンを融資の柱にとなると、そもそも審査のあり方をドラスティックに変更せよということなのでは???
2020/11/25 16:59
金融排除について
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そもそもバブル崩壊以前に本当企業戦略があったのか、単に人口増加による急速な経済成長の恩恵を被っただけではないかとの声もあり、バブル崩壊後の後始末に係わった者からすると疑問もある。また、金融検査マニュアルを廃止したのは遅すぎるけれど、こうした状況になったのは、不況の都度繰り返される金融支援によって債務者自体もモラルハザードを起こしている存在であることも大きいと思う。
2020/11/25 16:49
地域金融について
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シリーズで最後まで読んだ。
地域密着を指向するのは良いのだが、それは金融機関のダウンサイジングを指向することになるのではないかと考えられたのと、銀行員がどこまで業務範囲としてできるサービスなのか疑問であった。
結局、地方に行くほど既にかなり過疎化しており、ごく僅かな産業に寄りかかっているので、金融機関ができる範囲は限られているのはないかと思われる。
2020/02/06 15:08
分かりやすい
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島津家久はマニアには知られた戦国武将であるが、戦国時代までの武将の中で野戦で最も多くの著名武将を討ち取った武将であり、稀代の戦術家である。
サラッと読めて、一見得るものが少ないように思えるが、歳を重ねた今、読んでみると、中々あの時、この時、ああでったら、こうできればと思うことが思い返され、何気なく読めてしまう中に思うことが沢山あった。時代が変われども、その一瞬で決断できるか、勇気を持てるかは変わらず問われていることを実感させられた。
2020/02/06 14:45
こういう見方も必要
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戦国武将の死因を史料などに基づき分析している。学校で教えられる歴史とは異なり、医師の視点から見るとこうした観点から見えるのか、また単に不運と思われることも、今では治る病であっても昔はそうではなかったこと、医術に詳しくても、奢ってしまってはいけないといったことなど、示唆を受ける良書。
歴史は、気候、宗教や医術など一つの事実を生み出した背景を一つ一つ知っていくことでダイナミックに捉えることができる。その一つの観点を提供してくれるという点では一読の価値がある。
2020/11/25 16:43
銀行の将来について
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粗っぽいが、極論が記載されている。極論部分だけ目を通せば良い。
2020/11/25 16:08
地銀の今後について知りたかったが。。。
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地銀の今後について、特に収益改善の手がかりについてヒントが欲しかったが。。。
具体的な収益改善施策案に乏しいと感じた。一時的なコストカットや既に実施されている事例は多く触れられているが、それでも追い詰められているのが実情ではないのかなと思う。
2020/02/06 15:01
まあまあです
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コンプライアンスに振り回されている企業や経営者は多いと思いますが、そうした方がザっと目を通すには良いです。全部丹念に読む必要はないと思います。最初と最後に要点が書いてあり、それ以外は読まなくても大丈夫です。
仕事柄、弁護士、会計士というだけで社外取締役などの経営者に選ばれている先生方を目の当たりにしてきましたが、役員としての仕事より単に顧問契約や必要に応じての業務委託で十分では。。。と思われる方が殆どです。法律で定めれていることや会計基準等で決まっていることについての能力を保証する肩書を持っているからと言って役員に相応しいとか、なるのは企業、本人にとっても良くない時代になっていると思います。そうしたことまで踏み込んで書いてこそ意味があったのではないかと思います。すなわち、筆者が触れていますが、企業や組織体も人によってつくられ、運用される以上、トップの人格、次いでその次のマネジメント層の人格というように構成員の人格が最大のコンプライアンスです。日本では倫理という曖昧な表現で逃げて、そこに弁護士、会計士、官僚、大学教授などがうまく商売にしている部分があると思いますが、筆者自身も弁護士であるからか、そこまで踏み込んでいません。
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