電子書籍
羽田さんは
2020/06/28 16:18
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
又吉直樹さんと、同時に芥川賞を受賞したことから、もはやタレント小説家なイメージがあるが、こういうアウトローな話も書かれるところが面白い。
私の弟と顔が似ているので、親しみを感じることも多く、これからも作品に注目していきたい。
紙の本
三者三様のランチ
2020/02/21 09:49
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガソリンスタンド店員、殺し屋、週刊誌記者と、職種は違えど過酷な現場は同じです。食べる暇も惜しんで仕事をする、3人の男女を応援したくなりました。
電子書籍
車も奥深い
2018/07/06 21:13
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は血なまぐさいけれど、車に関する知識がおもしろくて、スラスラ頭に入ってきました。計画犯行が緻密で面白かった。
紙の本
車も奥深い
2018/05/30 20:24
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は血なまぐさいけれども、鞍馬に関する知識があってスラスラ読めます。計画的犯行が緻密でゾクッとしました。
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色んな、ちょっとブラックな仕事。
中には、殺し屋という本当のブラックな〝仕事〟まで。
少しずつのっぴきならない事態に追い込まれていく登場人物たち。
ギアが入った時のスピード感はさすが。
一気に読まされる。
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羽田圭介が数年前に書いた連作短編集クライムノベルということで楽しみに読む。
三つのお話がどういう風につながっていくのか。カギを握るのはあいつなのか、最終章ではどういう形で収まるのか。
普通の女の子がいきなりこんな風に暴力的になるのか、と驚いたり、小麦アレルギーの殺し屋の人間臭さにほっとしたり。さぁ最終章、どうなる!と思っていたのだけど…
血なまぐさい二編と軽やかなタイトルの違和感は結構好きだけど…
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さまざまな職業で頑張る人たちの姿を描いたお仕事小説。ガソリンスタンドのアルバイト、殺し屋、雑誌記者、と仕事の内容はそれぞれだけれど。食事の時間も惜しんで仕事に打ち込む様子は、すがすがしいものを感じます。もちろん自分に合った職業だからってのもあるでしょうが。仕事にかけるプロとしての矜持もかっこよくって、真似できないなあ、と(特に殺し屋は真似できませんね)。
お気に入りは「内なる殺人者」。小麦アレルギーの殺し屋。いろいろ大変そうなのですが。妙に親しみのわくキャラクターでした。殺し屋なのに実はいい人っぽいし。スーパーの米粉のエピソードがいいなあ。
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タイトルから「昼飯抜きの忙しい職場を通して描かれる人間ドラマの話かな?」と思ったらゴリゴリのサスペンス。食を単なるアイコンではなくサスペンスを盛り上げる要素に昇華させた『内なる殺人者』が特に面白かった。全3編は共通の世界が舞台のようで、脇役のクロスオーバー出演も楽しいw
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2018/5/13
ガソリンスタンドで働くハタチのアルバイト。
小麦アレルギーの殺し屋。
週刊誌の記者。
事件が、暗闇が交錯して、どうなったんだろう?
小麦で殺されて殺人罪って適用されるのかな?
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ガソリンスタンドのアルバイト、小麦アレルギーの殺し屋、写真週刊誌の女性記者を主人公の3篇。どこかで繋がっている。共通しているのは、仕事熱心なことかしら。少々お仕事紹介みたいな風もありますが。仕事熱心とか犯罪とか他の作家さん作品と比べてしまう。もう一ひねり? 味の濃さ? 欲しいところ。うたい文句とか帯とかイメージ違ったかなあ。
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ガソリンスタンドのアルバイト、アレルギー持ちの殺し屋、写真週刊誌の女性記者。日々過酷な仕事に臨む三人が遭遇した、しびれるほどの“時間外労働”!芥川賞作家・羽田圭介だから書ける、限りなく危険なお仕事&犯罪小説!
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タイトルから、もっとほのぼのとした物語かと思いきや、なんとも過酷なお仕事ものがたりだった。とはいえ、ただのお仕事ものがたりと思ったら大間違い。過重労働、時間外労働、など、危ない仕事の現場がぎっしりと詰まっているのだった。GSを舞台にした『グリーンゾーン』では、著者が三か月くらい実際にバイトでもしたのではないかと思わせるような、詳細な業内容が描かれていて、車のことは全くわからないながら、その忙しさは充分すぎるほど伝わってきた。さらに、『内なる殺人者』と『誰が為の昼食』は全く別の物語かと思ったのだが、緩やかにつながっていて、最後の最後でそういう落ちになるのか、と納得させられる構成になっていて、二度おいしい気分になれる一冊でもある。
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雑誌に掲載されていた書評が興味深く、羽田さんの本は外れがないので借りて読んだ
一話目はちょっとハード過ぎてなんとか読んだ
二話目はこの手の話でよくある展開だったが、小麦アレルギーと生きる理由が少しおもしろかった
三話目が一番おもしろかった(ちょっと最後がうまく行き過ぎだったけれど)
どの話も退屈せずに読めた
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主に茨城(と東京)を舞台にした3遍の短編からなる本書。「グリーンゾーン」、「内なる殺人者」、「誰がための昼食」のそれぞれの短編は「誰がための昼食」を介してリンクする。多忙や職業意識からお昼時にランチを摂ることができない主人公達は、多忙を極めるブラックな仕事の中に自身のアイデンティティーを見出していく。そんなマゾヒスティックな日本人の社畜根性や企業戦士観を讃歌する、ちょっとシニカルでいて愛のある作品なんじゃないでしょうか。けっこう羽田圭介の文書って好きなんだよね。
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短編3編から構成される一冊。
作者羽田圭介さんは、芸人又吉くんが受賞した時に文学賞を受賞してて、メディアに露出する頻度も多く、人柄に興味を持ち読んでみようと。
この作品、特に最初の『グリーン・ゾーン』は、ひりつくような尖った危険が次々と日常のなんでもない仕事の中で飛び出てくる。主人公を取り巻く環境は、それほど特殊ではないのかもしれないが、普通の人も出会う人との巡り合わせが少し違うだけで、同じような危険に遭うことも不思議はないと思わせるからこそ、怖かった。
なんでもないガススタンドに務める主人公の女子がクールでかっこいい。
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この作者、初読。
メディアに登場する作者の雰囲気とはちょっと違っていて意外だった。
三作どれも、ゆっくり楽しんでランチできるような人たちじゃなく
そりゃ5時過ぎになるだろうなという。
ハードな感じの作風なんだな。
二作目の小麦アレルギーの殺し屋の話が良かった。