紙の本
あとがきを読んで
2019/05/10 00:35
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女共同共学センターにあった本!
読みながら、著者の視点が気になった!
あとがきを読んで、
そう、なんだかものすごく役に立つ一冊になってしまった。
これで780円(税別)とは、お得だ。
自分で言うのもなんだが、今までで一番、読者にとってコスパがいい本を書いてしまった。
この3行が、この本の中に流れている著者の視点を現していると思った!
取材を通して、知らなかった生き方、知らなかった事もあったので、読む事は良いと思う。
でも、「失われた世代」の絶望と希望
とあるのだから、希望を抱かせる人物の取材も必要ではと思った。
著者から観て、読者が希望を持つであろう方々の事を取材してかいたのだと思うが、絶望を感じさせない、希望しかない、非正規・単身・アラフォー女性もいるはずなので、そういう方の事も書いて欲しかった。
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世代のせいだけでなく、女性であることや、人を使い捨てにする派遣、非正規労働など、今後もっと多くの人が困窮に陥るんだろうなと思わされた。
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アラフォー単身さらに非正規雇用女子が
どう生きていくか、今までどう生きてきたか
男女ともアラフォー単身って、けっこう居ると思うのに未だにマイノリティな印象
社会制度なんて未だに核家族にすら対応できてない
こんな制度の中で、どうやって生きていくのか
私も知りたい
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まあ、このスペックの人たちはかなり辛いわな。実際。
で、こう言う人たちをなんとかしないと、日本は滅ぶ。確実に。
そりゃ出生率も落ちるでしょうよ。
ただなんか、この手の話読んでると、まあ、こう言うのも多様性?こう言う生き方が認められるようにならないとって言う主張に、イラっとするのも確か。
そりゃ、出生率も落ちるでしょうよ。
「男」と「女」が歯を食いしばって作って来た世界の果実を口にして、私は嫌よといってるわけだもんな。
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https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043537
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読了した本の付箋部分を抜粋します
・年金など各種社会保障制度を見ても明らかなように「単身で生きていく中年女性」はもともと想定されていないのだ(p21)
・昌美さんの中に確固としてある「人に頼ってはいけない」という強い自立心を感じた。が、なんとなく、それが彼女に
損をさせている気もしてしまう(p37)
・甘えたりとかそういうのって、誰にも習わないじゃないですか。誰かに教えてほしかったなって。そういうの
就活とかにも全部通じる(p38)
・こうして「人を切り捨てる」ことが常態化していった社会は、正社員だろうがなんだろうが「今すぐに結果を出せない」
人間を次々と切り捨てていくだろう。そんな社会は、いつ自分が切り捨てられるかわからない社会だ。少なくとも、私は
そんな社会はごめんである(p63)
・下手に会社に忠誠心なんて持ってしまうと過労死しかねない社会である。自分のスキルを生かし、自由な働き方をする。
しかし、そのためにはスキルを常に磨かなければならない。競争に勝ち続けるための努力が不可欠とされる(p80)
・「卵子の老化」という言葉は、じわじわとアラフォー女性を傷つけ、「取り返しのつかなさ」を否応無しに意識させる(p121)
・やっぱり、心の安定って、金銭的安定が絶対なんです(p189)
・「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」という言葉の日本語訳も嫌い。働きがいなんて、人によって
違うじゃないですか。私自身は、特別に活躍したいわけではないし、主婦として男を支えたいわけでもない。でも「窓際の
ダメウーマン」なんて、許されないような空気がありますよね(p203)
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受難の団塊ジュニア。多くが正社員になれずフリーターや派遣、規制緩和の煽りをモロに受けた世代。就職・仕事と余裕なく突っ走ってきて、じゃあ結婚しようかなって思ったら、もう枠ないですよって。社会の様々な制度からは想定外、生きづらさが表面化した第一世代。
状況はわかってきたけれど、改善の動きが見えていないし、至っていないような。
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非正規雇用、派遣、請負、ロスジェネと社会的要因で、取り残された人々の生きづらさや貧困問題を社会に問いてくれる著者の、文章に込められた言葉の力には読むたびに刺さります。
非正規単身アラフォー女性にクローズアップした、本作もさすがと思った。
ぼちぼち一人で暮らしていけるっていう余裕があれば、少しは寛容な社会になれるかもしれない。
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ん~…まあ、☆二つと三つの間というところでしょうかね…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
著者が言うような、生きて行くための術? がこの本に収録されているとは思いませんがねぇ…まあ、でも著者は長いこと貧困運動みたいなのに携わっているから、生活保護とかの知識は豊富かと思います…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ロスジェネ世代? なんかやたらに自分らを社会の被害者! みたいに言いたい感じがしますけれども、もう通り過ぎちゃったものは仕方がないんじゃね? とも思います…。
40代ですしね…あとはもうなるようになるしか(笑) ないと思います…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
↑今更、正社員で新人で…といってもそれは難しいでしょう!!
まあ、時代に翻弄されるのが人間と言うものでして…今回のコロナもそうですけれどもね…コロナが落ち着いた頃、経済的には”焼け野原”になっているんじゃないでしょうか、この国は…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望。間宮処凛先生の著書。生まれてくる時代は選べないし、生まれてくる性別も選べない。不運な時代に生まれて不遇をかこってきた女性を支援するのは国や政治家の使命なのだから、見ないふりをして問題を放置するなんて無責任そのものではないでしょうか。正規社員でも非正規社員でも、結婚していても独身でも、男性でも女性でも、誰もが平等に幸せに暮らせる社会でないと。
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「非正規・単身・アラフォー女性」という属性なので。
正直「おひとりさまのグループホーム」とかは私には向かないかなと思ったけれど、いろいろな過程・境遇の「非正規・単身・アラフォー女性」が取り上げられている点は良かったと思います。
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読みやすかった。難しくないけれど、色々な情報がスッと入ってくるような文章。
様々な人のインタビューが載っていた。
派遣労働、介護、婚活、など、悩み多き年齢であり、生活をする人たちの話は私にとって他人事ではない。
もし、こまったことがあったら、というときのために、読んで損はないと感じた。
あと、皆とてもパワフルで、私も頑張ろうと思った。
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日本社会にある心配事の細部の細部の具体的な姿の一端である。「非正規・単身・アラフォー女性」は、もちろんいつの時代にも存在していた。しかし、かつてはそれが個人の選択の結果としての存在だったものが、現在、彼女たちは社会のひとつのグループと呼べるまでに規模が大きくなり、社会の構造としてそうなるべくしてこのようになったというところがある。こうなることが運命だったのだ、というふうに他人事として見るのではなく、日本社会の行く末について考えなければならない問題である。筆者はその具体的な状況を示し、さらにいくつかの異なるケースとして分類し、問いかけている。
2015年の国勢調査などによると、アラフォー女性(35~44歳)の未婚率は20%を上回り、その半数以上が非正規雇用と言われている。単身で生きていく中年女性というものがもともと想定されずに設計されてきた日本社会にあって、中年パラサイト・シングルとなって老いていく、こんな状態が引き続き放置されている。
安楽死、老後は刑務所へ、絶滅危惧種といった極端なことばとともに、これまでもこれからも「道なき道」の上にあると締めくくられている。
自分の周りにも本当にこうした女性は少なからずいる。日常、普通に見えていて、本当は不安の塊なのである。彼女たちの存在が深刻な社会不安となり、将来の世代がそのコストを負担させられることがないようにと願う。
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今さらだけど女性は国(制度)に分断を強いられてきたんだなと。繋がらないようにされてきた。
女同士だからってわかりあえるとかない。
それまでが違う。
女性のライフスタイルは多様だ。
だから何か一つ法律ができたところでみんなに恩恵はない。
違う立場の女性たちが話をできる関係を作っていくのが大事。
不安は自分に向けるのではなく社会に向けたほうがいい。
タイトル通りに希望を感じさせられる読後。
老後じゃなくてもハネハウス作りたいなぁ。
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レールから外れて苦労?されている人間の社会への愚痴が述べられている。反面教師として、また、他責人間の思考方法について知ると言う意味では有用かもしれない。
こんなクズ人間は滅多にいないとは思いますが。