紙の本
読みたい
2018/07/14 23:28
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:walkalone - この投稿者のレビュー一覧を見る
完治するどころか時に悪化していくのはなぜかということを、やくざな医者が暴露する、精神科・心療内科の実態。
ぜひ、読んでみたい(読んでないが)。
紙の本
どこまで本当の話?
2018/09/05 11:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人でなしのやくざ医者」を自認する医者の内部告発的な内容。
セカンドオピニオン活動する医者の「精神医療の被害や問題点」を世に問う一冊である。
問題となる精神異常が、どういう基準なのか?
薬漬けの現状は、精神医療界だけでなく、一般医療にも通じると思う。
簡単に、「精神異常」と片付けるのでなく、
「どこまで、何が、違っている」のかを、考える必要を感じた。
ちょっぴり過激なところもあるが、再版できたことを歓迎する。
紙の本
気を付けたいです
2021/02/27 10:06
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬漬けや薬の依存症からの脱出・脱却は、決して簡単ではないと思いました。利用者様自身がそれに気が付けばよいのですが、気が付いても簡単に抜け出せないこと、また、もっと依存体質に陥ってしまうような方もいらっしゃるので、虚無感に苛まれます。
紙の本
読み物としては面白い
2019/07/30 14:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルに「医者が教える、過激ながらも大切な話」とあるが、大切ではあるが医者として筆者を見るのは少し違うように思う。(ホメオパシーやサイエントロジーに傾倒しているのは医者がすべきでは無いだろう)
比較評価のためにいくつか表が掲載されているが、いずれもアメリカの事例であり、それをそのまま日本に当てはめるのは違うように思うし、日本の精神医療に対する批判が目的とするなら、日本の情報を列記しないと意味がない。
また、実例と称することについても昔からある時期まで行われていた行為を、まるで現在も行われているような医療行為に記していることに、本当に医療従事者なのかと疑うのだ。
「精神疾患に用いる薬剤」とヘロインやLSD、覚醒剤などの「麻薬」と同一視している点に於ても疑問を抱く。
確かにメガニズムだけを見れば同じかもしれないが、肝心な処方量を無視している点である。これについてはどう説明するのか。
精神医療に於てはカウンセリングを導入している病院やクリニックもあるのは事実であり、認知療法(及び認知行動療法)や精神分析療法など、医師やカウンセラーとの対話に依るものもある。しかし本著では、睡眠療法やスピリチュアルなどという非科学的な療法を行っている医師もいる、といった記載があるが、本当なのか?これは宗教の類いで、医師がすべき事ではないが、事実なら問題である。
うつ病になる(なった)場合に服用する薬は、あくまでも「仮説に基づくもの」でしかない。その危険性は確かに本著で指摘されている通りでもある。だからこそ禁忌事項もあるし、断薬することのリスクもある。飲み続けなければならないことが依存だと、筆者は言いたいのだろう。
しかし「抗うつ剤による治療公衆衛生の影響」などを読むと、治療を受けている身として、不安を煽るだけのようにも読める(処方量を書いてないのが不思議でもある)
一方で「複数の医師にかかること(ドクターショッピング)」を推奨しているが、薬物(処方箋)の多種多剤・大量投与を批判しておきながらその要因にも成りかねない、複数の病院への通院を促すなど、矛盾を感じる。
とはいえ、病院・製薬会社によって病名が増え、更には患者を増やし、通所施設に押し付けて上前を跳ねる。美しい国日本がやるべきことなのだろうか?
この手の読み物は、一見関係のありそうな無関係な事を平気で結びつけ、もっともらしく語るので注意しなければならないが、すべて間違いとも言えないので困る。
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精神科の病いに何となく違和感をズッと感じてた。その疑問に答えてくれた書。
本書の主張の大部分に賛成するもので有る。身近にも詐病の人がいたが、しゃぶれるだけしゃぶって、会社を辞めてった。精神科医の診断一つでえらい迷惑を蒙った。医者は患者と認定した人間からは一生しゃぶるのだろうから、結局は医者と製薬会社が儲かるのだろうけど。
弱者の味方、保護の美名のもと必要以上に守られるのは、よく考えると、患者の真の治療という観点からも正当性がない。著者の様な真っ当な論理主張が当たり前の論理として、社会に受け入れられるのを切に望む。
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今まで何度も精神科を回り、納得のできる治療が出来なかった。
この本を読んで、もう精神科に行くのはやめようと思った。
精神科の薬は、脳を委縮し、依存を促し、人を廃人にする。
それがわかってても、処方をやめない医者は金儲けのための悪でしかない。
精神科の薬を飲んでる人には、ぜひ、断薬の決意をしてほしい。
私もなんとか、断薬出来ています。
どうしてもというときは、作者の言うように頓服で。
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【精神科→製薬会社→某政党】
医師が診断名をつけた時点で「精神疾患」
診断に基準は無い。
長期間又は一生患者を囲い込み。
多くのケミカルを投与しモノを言わせず。
製薬会社ぼろ儲け。
儲けた金は某政党への献金なのでしょう。
精神疾患で「精神障害者」となり「生活保護」や「障害年金」をもらえば、お金の出所は国、行き先は某政党となりますよね。
精神科の入院患者数や薬の使用量が世界一とか。
日本は誇れる国では無い。自分の身は自分で守る、家族で守ることが必要です。
麻薬の様なケミカルが蔓延っているのですから。
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本来医療の範疇で語ることは難しい心の問題を、医療の問題としてとりあげることで利益を得ている人々がいる現代社会に疑問を呈した著作。
筆者の主張はおおむね理解できました。共感するところも多々ありました。
心の問題は、本人の気質の問題。精神疾患の症状とされるものは、本当はとても人間的なもので、それを薬で鎮静することは治療でもなんでもなく、問題を先送りにし、臭いものに蓋をすることと同義。根本的な解決には一切ならない。
本当に治りたいと望むのであれば、患者自身が考え方を変えなければいけない。
薬の減薬の仕方、薬をやめるにはどうしたらいいのかなど、患者さんにとって有用な、具体的な策も示されていてとてもわかりやすかったです。
筆者もご理解のこととは思いますが、意見させていただくなら、精神疾患患者といわれる方の中には、その位置にいることで現実の嫌なことから逃げることに慣れてしまい、本気で治そうという気持ちがない人もいること。
そういう方は本当に聞く耳を持たないため、精神科を本気でなくそうとしてしまうと、それこそ人権侵害だの精神科に対する偏見だのとおっしゃる方がでてくるであろうこと。
また、仮に本気で治そうとしていたとしても、元・精神疾患患者に対する世間の偏見や空白の期間に対するネガティブなイメージなどのために、治った先で受け入れてくれる場が少ない社会であること。もしくは、患者自身がそう思い込んでしまっている、思い込ませている社会であること。
以上のような課題もあるのかな、と思いました。
薬の使用が悪で、薬に頼らないことが善、と言い切ってしまうところは少し危険かな、とも思います。偏った見方しかできなくなってしまうのは、少し避けたいですね。
薬が毒なのは、少し知識がある人ならそもそも自明ですし。何事もバランス。大量に使うことがよくないのであって、少量を適切に服用したら、コントロールもうまくいくのかなと感じました。
本当に、全くの他人に対してなら、逃げるだけでなく立ち向かわなければストレス対処は身につかないんだと言えるんですけどね…ある意味無責任なので…
身内や友人にほど言えないことなので、この本を自分で読んで、自分で気づいてもらいたいです。気づいてくれたら、全力で寄り添いたいと思います。
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精神科には行ってはいけないことがわかった。
精神科にかかって、言葉もちゃんと発声できなくなってしまった子どもを知っている。
躁鬱病で入院したのに、薬の副作用で亡くなってしまった友人がいる。
そもそも精神科に行ったのが間違いだったんだ。
恐ろしい。
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オススメ。なんとなくそんな気がしてた、ってところをズバズバ書いちゃってます。業界全体を詐欺呼ばわりして糞味噌書いてる感じがスッキリします。精神病って何なんだろうと深く考えさせてくれます。とにかく薬を出してくれるが、薬を飲んだら悪くなります。精神科医は病名を付けてくれることと悪くして一生医者通いにしてくれます。実例が多くそれぞれがホラーです。この本が出て数年経つが、世の中が全く変化していないことに恐怖を感じます。
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言いたいことはわかる。ぼくも最近精神科を訪ねる機会が何度かあったので、ほんっとうに、奴らがいい加減で、患者を患者と思ってないかもしれないって実感はある。
本来なら病症という必要のないものに、なんとか症ってレッテル貼って、世間がそれに乗ってくれば、一生薬漬けにして稼げる、こういう言い方をすれば、しゃぶ漬けにして骨の髄まで吸い上げる、某道の人たちと変わらない。
ただ、以前、うつ病九段という本を読んだこともあって、全部そうだと言い切ってしまうことには抵抗がある。
セカンドオピニオンで、問題がある例ばっかりご覧になってるからじゃないかと思うが、そもそも精神科は優生学とか、色々気なるところはあって。
でも、いろんな精神疾患と呼ばれてるものに、その原因も含めて、ほぼ根拠がないということは驚き。
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精神科の診断は客観的な指標がなく、主治医の主観次第です。診断も治療も科学的ではなく、薬で症状の抑え込みを図ります。根本的な治癒を目指していません。薬の副作用は胃が荒れるなんて甘いものではなく、人格を破壊し、薬物依存者にしてしまいます。本書で触れられた認可待ちの薬のその後をネットで調べると、認可後に深刻な副作用が報告されていました。製薬会社は医者と組み、生涯薬漬けの顧客を量産しています。ページをめくるたびに恐ろしいことばかり書いています。精神科の病院は入院日数が長く、治癒率が極めて低いという記事を見ました。むべなるかな。
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何もやる気がしない日々、何のために生きているのかと悩む日々が続くと鬱ではないかと思う。一度心療内科を受診したくて検索したりする。そこで「鬱かもしれないと思う人は鬱ではありません」という文言に出会うとそうなんだ…と引き返す。
そんなことを繰り返していてこの本が目にとまった。
製薬会社と精神科医の深いつながりや数値で表せない心の病の診断法の不可解さなどに納得させられた。
じつは心がしんどいとにと友人からもらった薬を持っている。やりきれないときに飲んだら、気分がすっきりした、ような気がした。帯状疱疹を患ったときに同じ錠剤を処方された。しんどいときに飲もうと取ってある。本能的に常習性があるのではないか、頼りすぎてはいけないと大切に保管してある。鬱陶しいことに対峙する前に予防の意味で飲んで気持ちを安定させている。
この本にはその錠剤も載っていた。
結局、ヘンというのは各自の価値観からはみ出した個性にほかならないとのこと。
しんどい時は試練と受け止めて克服するしかないのだと教えてくれた。そんなことはとうの昔から分かっているのだけれど、それができなくてもだえて救いを精神科医に頼りたくなるのだ。とどのつまり、話を聞いて欲しいだけかもしれない…。
お守りのように仕舞ってある錠剤を捨てようとは思わない。
飲まないでクリアしていく努力が必要。
そんなことをこの本は教えてくれた。
ただ、生きていく意義はどうすれば教えてもらえるのだろうかという疑問は残る。
自分で探せ! それが人生?
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精神医学の不確かさを告発した1冊。
過激な語り口が読み手を敬遠させるかもしれないが、
妄信的にならなければメンタルヘルスの問題に大切な視点をもたらしてくれる良書だと思う。
精神疾患の全てを否定すべきではないが、
仮説に基づく薬物治療だったり、薬害だったり、診断基準の曖昧さだったりは事実であり、
精神科は人を無条件に幸せにしてくれる魔法使いではないということはすべての人が念頭に置いておくべきことだと感じた。
P192の「社会がロボット管理を求めるがゆえの「おかしな行動は許さぬ」という思想」という文にハッとした。
「おかしな行動」と線引きしない寛容な社会を作り上げていきたいものだ。
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個人的な感想です
精神科看護師として働いていた時にモヤモヤしていたことがこれを読んではっきりしました。
大袈裟に書かれているところもあると感じました。
看護師としては、暴力をふるう方を野放しにしておけないのでスタッフ数名で力技で服薬させなければならない場面もありましたが、それに関しては、あくまで患者様のためと、善意でやっていました。
頓服を乱用する患者様に対して、どう言った看護が必要かとても悩みましたが、医者は本人が飲みたいならあげればいいとしか言いませんでした。
やはり自分の利益しか考えてなかったのか、、薬漬けにすることが目的だったのか、、
変な医者しかいなかったのでそれも嫌だったのですが、つまりは自分の儲けしか考えていない医者が多いということなのかな、と思いました。
知人が鬱で悩んでいた時に精神科に勧めたことがあり、とても後悔しています。いま抗うつ薬内服しているみたいなので、その方の両親に、やはり精神薬は絶った方が良いとお話ししました。